10月31日 夕食は二人だけ
朝方娘が夕食はぢぢちゃんとばばちゃんだけと言います。孫たちは勤め先や学校でイベントがあるようでして、娘も仕事で遅くなるといったわけであります。かみさんは昼前から友だちとフリーマーケットに行くことに前日に決っています。それでかみさん、夕ご飯に何か買ってくる?と聞くので、その前に昼飯の心配しなくてはならないでしょう。今から夕食の心配なんか出来ませんよ。と対応します。そんなわけで昼飯は一人でして、かみさんが出かけたあと、いろいろ考えます。
買い置きの食パンもあるし、即席ラーメンも、越後製菓のお餅もあります。手間を惜しまなければ乾麺もあります。まあ、昼になったら腹の空き具合を測って決めることにしました。
所在なく手枕でテレビをあちこち廻しては、消したり点けたりと相も変わらずといった状態で半日過ごします。
結局昼飯は超簡単なお餅に決めました。4個レンジでチンし、砂糖をたっぷりまぶして醤油をかけて食します。
午後かみさん割と早く帰宅です。マーケットで山菜の混ぜご飯を美味しそうなので買ってきたわ。夕ご飯これで済ましましょうといいます。夕食も超簡単なものになりました。
当地ではすっかり陽気が寒くなりました。朝晩寒い、さむいを連発です。もっともそれは小生だけでして、家族の皆はまだそんな寒い、さむいなんて言うほどではないわよと、不思議がります。しかし寒いことには変わりはないので、自分らの部屋だけでもとストーブを出しました。持越しの灯油を注入します。持越しの灯油は使用しないことと、ストーブの注意書きにあり、真っ正直にそれを守ってきたのですが、去年ですかそのことをブログに書いたところ、そんなことはありませんよといったコメントを頂いたりしました。それで今年はためらいなく、持越しの灯油を使用であります。
毎年春が近づいてまいりますと、灯油の購入をぎりぎりまで控えて、かなり神経を使ったものなのですが、そんな気遣い無用で、今年は持越しの灯油が5缶ほどガレージの隅に鎮座しています。何となく心豊かであります。それより今冬は電力事情も冬の時代でして、節電をと早くから新聞テレビ等で言われてきています。
家電店では、電気を使わない昔ながらの石油ストーブが売れているそうであります。でもわが家ではその予定はありません。改めての出費は叶いません。精々節約に心がけることと致しました。
とは言うものの夏のクーラーではありませんが、お年寄りが倹約からか、クーラーを使用せず熱中症に罹ったりして命を落としたりしています。その伝から言えば、ストーブの電力消費を気にして寒さを我慢する気なんて毛頭ありません。
命あっての物種、上手に要領よくストーブに親しむつもりでおります。
10月29日 10月もいよいよ終わりです
それもやっとと言いたいほどです。10月の後半一日一日の長いこと、毎日カレンダーを睨んでは呆れておりました。こうも日の過ぎるのが遅く感じるのは齢のせいでもあるのか、そんな気もしないでもありません。仕事もせず、この場合お給料を頂いてのお仕事ですが、それで、こうものんべんだらりとした生活の滓が溜まり溜まって、挙句の果てが一日が長いのかも知れません。と言っても仕事があるわけでもなし、結局は「どうしようもねえ」と深い溜息をついたりします。
小説読んでも昔のように興奮もしなければ感激も薄く、本を手に取ることもしなくなりました。こんなことではならぬといった気持ちは幾分はあるのですが、いかんせん直ぐに投げ出してしまいます。今のところNHKの古い映画を観ては、無聊をあやしているような始末であります。しかし懐かしく当時を偲ぶのはいいのですが、度が過ぎて古傷に塩を擦りつけるような結果になったりして、後悔にくれて暗然となったりするのです。
しかしこうして一日にを過ごすのも、これみな加齢のなせる業と諦観し、齢をとるということはこういうことかと、開き直ってこれまた諦めの境地に佇むといったことになるわけです。最近こうした日々繰り返しであります。
結局一言でいえば、迷いばかりでどうしようもない年寄りということでありますか……。
10月28日 水戸の泌尿器科へ
26日に奇妙な題名「ツレがうつになりました」なる映画を観ての帰り、寿司屋に寄りました。一杯やり、それが二杯となって、おまけにかみさんを拝み倒して家の近所の田んぼの中のスナックに梯子。カラオケを二曲ほど唱って帰りました。それが祟ってか昨日は昼ごろまで起きられずにいました。後悔先に立たずでして、かみさんに同行してもらってのお医者通いであります。
きっちり一時間待って診察を終え、既に辺りは暗くなっています。5時45分のバスにうまく間に合って帰還できました。車中でのかみさんとの会話であります。
「患者さん、お年寄りばっかりね。それも男の人ばっかり。女の人は付添いの奥さん
か娘さん。それかお嫁さんのようね」
「うん、見渡したところオトウサンが一番若いでしょう」
「そのようね、みなさんヨチヨチ歩きで付き添う人も大変だわ」
「まさに超高齢者社会の縮図ですよ。あの待合室じゃ79のあたしが一番若手なんだから
凄いよ」
家について、その日は皆の帰りが遅いので風呂にゆっくり使い、娘が作り置きしておいた
おでんに火を入れ夕食を二人で済ませます。
「どうを、気分は治ったの、食欲が出たようだからいいようね。これに懲りて二度と梯子は
しないことね。もう齢なんですから、そこんところをよく考えて」
10年1日のごとき結論であります。
「そうだよな、しかし酒も弱くなったもんだな。あれしきの酒で二日酔いとは。よし、体調が
治ったら墓参りに行くとするか。今年一年の締めくくりだ、ジーパン穿いて、思いっきり掃
除してこよう」
「馬鹿に張り切ってますね」
「そうだ、ジーパン膝が抜けて捨てたまんまだ」
「新調したらどうです。一杯飲むこと考えたら何本も買えますよ」
「そうきますか。じゃ思い切って酒やめるとするか。でも何だよな、酒も飲まずにいじいじし
てて、映画じゃないがストレスが溜まってウツになったら大変ですよ」
「オトゥサンがウツになるわけないでしょう」
「確かに」
至って脳天気な会話でありました。
それは両親による子供に対する虐待です。結果は殺人に発展します。そして必ずと言っていいぐらい同居人が絡みます。母子家庭の母親はよくよくこのことに神経を使って下さい。言い寄る男がいたら、その男凶暴につき警戒して下さい。そうそう世間に母子大事にと、滅法善人な男はいやしません。母子家庭に転がり込んでくるような男の腹なんて見え見えです。断固ガードを固めて近寄らせないことですよ。子供の命が懸っているのです。万が一そんな陥穽に陥ったら、臆することなく助けを早い段階で求めてください。ご近所でもよし、行政でもよし、警察でもよし。世の中悪人百人いれば、それに倍する良き人がいますよ。深間に嵌る前にそこから逃げ出す勇気を持って下さい。
次に流行っているもの、痴漢です。それも教師によるものです。それにある地域に片寄っている傾向もあるようです。それはともかくどうしてこうも教師による痴漢騒動が後を絶たぬのでしょう。教育委員会もお手上げと嘆いています。教師と痴漢は表裏一体で、肉体的性格的に教師という資質には、最初からそんな部分も組み込まれていてどうしようもないことなのでしょうか。
戦後すぐにですが、「青い山脈」の作者で知られる石坂洋次郎が、雑誌に連載した滑稽譚「石中先生行状記」なる小説の中に面白い?一偏があります。石中先生の受け持ちの生徒の中に、風呂屋の子供がいます。その生徒がクラス内に回状を廻すのです。
風呂屋の客の、一物の大小の番付を作ったのであります。大きな声では言えませんが東の大関を張ったのが教師なのです。子供のころそれを読んで何となく納得した憶えがあります。
因みに西の大関はお巡りさんだったような気がします。
保育園に勤め始めて4年になる上の孫娘が、軽自動車を大きい車に買い替えることとなりました。親父殿と妹と3人で出掛けました。車のことは皆目分かりませんが、大きい車となれば、必然的に税金も高くなるし、ガソリンも食うわけで出費が大変だろうと思いますが、やはり大きい車のが見栄えはいいし、娘心として欲しいのだろうと察します。
昼食を済ませてきたらしく、「ばばちゃん、お土産」とマクドナルドのポテトフライを部屋に持ってきます。かみさんの好物であります。車決めてきたのかと聞くと頷き配車は来月になると言います。まあ慌てることはないよと言いますと、妹がお下がりを待っているのと笑います。なるほど、下の孫もあと僅かになった通学に使いたいのであろう。時たま母親や姉の車が空いているときなど利用していたわけであります。来年勤めが始まれば、新しい車が欲しくなる筈です。
当家ではこれで車4台になります。田舎のことですから駐車には困りませんが、一応車の出し入れには、互いに連絡は密にしなければならないでしょう。
あたしら夫婦は我関せずで、これからもせっせとバスを利用致します。
というのも抜歯の跡、入れ歯にするかしないかの問題で、小生の希望を先生があっさり受け入れてくれたことにあります。左の奥歯が一番奥のを残してきれいに無くなってしまっていますが、見た目には分からないし、右での咀嚼に問題ありませんので、このまま様子を見たいのですがと相談したわけであります。先生一言「かまいませんよ」。ホッとします。 部分入れ歯にはどうしてもしたくないのです。そのうち抜いた歯の跡が肉があがり完治すれば、多少の咀嚼は可能なはずと素人判断で思うわけです。先生歯石の掃除をしますから二三回通って下さいと仰って下さり、一件落着であります。
どっちみち命永らえば、最終的には総入れ歯になるといった覚悟はできていますので、一本一本と歯抜け老人になっていく過程を愉しめばいいことと、恰好つけているわけであります。
ところで昨日は町内の子供会が月に一度、運営資金調達の一助として行っている資源ゴミの回収日でありました。8時までに家の前の道路に出して置くわけでして、早朝に雨にならぬか気にしながら新聞段ボールとガレージから表に運びました。ときたま収集報告があるのですが、結構な金額になります。10万単位の収入になり、出す側としてもかなり張り合いがあります。
娘も子供たちが小さいころは、その運動に関わっていたと言います。ちりも積もれば山となるとはよく言ったものであります。
10月23日 地デジ・BSの不思議
今年の7月にテレビはアナログ放送から地デジに移行しました。当時その間際に移行に間に合わぬ所帯や地域が、かなりの数に上っていることが報じられていました。そしてHHKとの契約数が激減しているとの話もありましたが、いわゆる地デジ難民とか言われた人たちの救済はどうなっているのでしょう。低所得者や、老人家庭にチューナーを無償で配るといった話は聞いていましたが、実際のところ皆さん楽しんでいられるのか、ここへきて心配しております。
小生宅では、かなり遅い段階で地デジへり移行しましたが、美しい画面を大いに楽しんでおりますので、テレビと縁を切られた所帯があるのではないかと、気がかりなわけであります。
ところで暇な体で各放送局のBS番組に目を通しているのですが、独自の番組を制作しているとはお世辞にも言えぬ状況です。過去のアナログ放送番組の焼き直しか再放送が大部分を占めています。貴重な電波とか言われて来ていますが、独自性も開拓精神も見当たりません。これでは多少は画面が劣るとはいえ、アナログ放送のままでよかったのではないかと、疑問に思うわけです。それに夜夜中を通してコマーシャル一辺倒であります。昼間の放送でもアナログの時より、コマーシャルが地デジもBSも頻繁なような気もします。
まあ余り文句ばかり垂れていてもなんですから、小生としては再放送の恩恵に浴している面もあると言っておきます。昔テレビどころではない忙しかったとき、見はぐった小生好みの番組にお目にかかっているわけであります。
その番組を敢えて言わせて頂けば、「鬼平犯科帳」「北の国から」そして松本清張原作のサスペンスものであります。
以上何の生産性もない愚痴っ話を終わります。
10月22日 残りの樫の木5本剪定
先日選定した樫の木の枝葉をゴミ集積所に運びます。まあまあの距離にあり、2人して3往復してどうやら片付きました。かみさん今朝はジョキングしなくともいい運動になったと言います。小生はいささか息が上がってしまいました。
朝食を終え、子供たちがそれぞれ出勤通学といなくなってから、準備万端作業にかかります。樫の木は隣家との境に並んでいますので、慎重に隣の庭に枝葉を落とさないように事を進めます。隣の奥さんが庭に出てきます。朝の挨拶を交わします。
「大変ですねえー、植木も大きくならなければいいんですけどね。家じゃあたし一人になったらどうしようもないわ」と笑わせてくれます。隣家の旦那はこまめに植木の手入れにいつも余念がありません。盆栽も何鉢も並べていて、見たところ素人はだしであります。
2時間ほどで作業は終わり、これで良しと胸を撫で下ろします。とにかく素人にしてはまあまあの出来でして、さっぱりとした気分を満喫します。大雨の予報が入っており、一気に作業を終えたことに自画自賛したい満足感に浸りました。それは心地よいものであり、幾分肩腰に違和感を感じますが、原因は分かっていることですし、どうってことはありません。体の疲労痛みより、たいした量の仕事ではありませんが一仕事終えたという達成感の方が大きいです。
これでしばらくの間は、かみさん共々ボケーッと暮らして行けそうであります。
タイの大洪水、首都バンコクも危機に瀕しています。小生テレビの画面を見ていて不思議でなりません。天気はいいのに、水は一体何処から来るのだろうといった疑念であります。タイの地理に別段精しくありませんが、山や川上に大量の雨が降って堤防が決壊し、或いは氾濫して大地を呑み込んでしまう、そこまでは分かりますが、雨は止んでいるようですし、川の水は徐々に減じていくのが普通のことと思うのです。それなのに、まるで水は地から涌いたように陸地を浸食していくのは、どういうわけなのでしょうか。
水は高いところから低いところに流れます。それなら川からはみ出た一定の水は、いい加減なところで貯水池のようになって止まり、高所には水の心配はなくなる筈と推測するのですが、そうでもなさそうです。まるでかってのヨーロッパを、破竹の勢いで攻め込んだドイツの機甲師団のように、執念深く陸地を舐めつくして衰える気配を見せません。
不思議でなりません。
ところでリビアではカダフィ大佐が拘束されたとか、殺害されたとかのニュースが流れましたが、どうやら射殺されてしまったようです。攻めるも守るもお互い激しい国民性とでも言うしか言いようがありません。今後が大変ですよね。イラクのように部族間の利権争いになることは必至です。市民の手に大量の武器が渡っています。気に入らなければズドンです。
砂漠の民の心中は日本人には到底理解できないと思います。今後どんな事態になるか、お先真っ暗といったところではないでしょうか。