観測にまつわる問題

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満員電車と痴漢

2023-09-24 06:08:51 | 国土交通・防災
盗撮痴漢私人逮捕系YouTuberですけど、
迷惑防止条例:第5条 何人も、正当な理由なく、人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような行為であつて、次に掲げるものをしてはならない。
(1) 公共の場所又は公共の乗物において、衣服その他の身に着ける物の上から又は直接に人の身体に触れること。

混雑した電車や雑踏で身体が触れてしまうことは正当な理由があるということでいいんじゃないですかね。それでも嫌なら、女性専用車両に乗るとか、混雑を避けるしかなさそうです。件の私人逮捕系YouTuberは「人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような行為」で私人逮捕していたか疑問です。

つまり私人逮捕系YouTuberは該当条文を見る限り、明らかに犯罪でない行為を逮捕していたようにも見えます。まぁ痴漢は万引きと同様、繰り返しする常習者も少なくないと思いますが、万引きと違ってしばしば偶然(故意でない)が有り得るので、慎重な逮捕が必要なように思います。

痴漢冤罪詐欺犯や痴漢虚偽告訴犯も少なくないようです(大抵は混雑した中の勘違いに過ぎないようですが、冤罪が発生していることには変わりありません)。私は痴漢冤罪に巻き込まれないように手を上げる等、自衛していましたが、混雑時に人の体に触れるだけでは犯罪の構成要件に該当しません。揉みしだく等の意図的な行為は明らかに犯罪ですが、偶然に見せかけた迷惑行為か否かも難しいところです。

触り方で故意かどうか判別できるという訳ですが、押し付け等偶然で有り得る触り方に関して言えば、気になるのであれば、事を荒立てず注意するのが良いように思います。明らかに故意のケースでは(第三者を含む)証言が一致するかが重要でしょう。一致しなければ、基本的にどちらかが嘘吐きです。

難しい所ですが、スシ詰めの状態なら、偶然の可能性も高いですが、凡そ「犯人」は隣の人物です。本人が勇気を出せば、拒絶あるいは現行犯逮捕できる可能性が高いはずです。逆に詐欺や虚偽告訴にあわないためには、手を上げておく、女性に近づかない等の自衛手段も必要になってくると思いますが、万一の場合は、相手を訴えるのも一つの手かもしれません。何せ、自分は相手が犯人だ(自分はやっていない)と分かっているのですから。相手が誤認している可能性もありますが、スシ詰めのケースでは被害者の対応次第で誤認の可能性は低いのではないのではないでしょうか(被害者の犯罪立証責任)。

毅然として対応できなさそうな人が狙われる可能性もありますが、冤罪を生む訳にもいきませんし、鉄道警察等第三者が(常習的な)犯人に目星をつけて逮捕する等の手法も考えられるでしょう。ところでスシ詰めでないケースで痴漢がどの程度発生するかですが、これは意外と発生しないようです。

スシ詰めでは手を伸ばす余裕もありませんが、手を伸ばして一瞬触る等の行為では、現行犯逮捕されにくいと思われるものの、目撃者がいる可能性が高い状況下で犯罪は行われにくいということなのでしょう(電車内に視線が集まり易い(広告費が高い)地下鉄で痴漢の発生率は低いとも)。

後、逃げ易い乗車口付近とか、死角になる場所(連結部付近)での痴漢も多いようです。やはり犯罪者も計算しているんですね。防犯カメラの設置は有効のようで、検挙数から鉄道警察の働きも小さくないようです。万引きもそうですが、犯罪の起きにくい環境が大切ということでしょう。

なお痴漢は日本で多いとされますが、満員電車という環境が誘発する犯罪のようで、性犯罪の発生率自体はは日本は低いです。満員電車はあるのですから、痴漢が起こらないようにしていく必要はありますが、冤罪も起こってはなりません。客観証拠や偶然を犯罪としないこと等も重要でしょう。

被害者本人の現行犯逮捕も重要とは思いますが、そもそも犯人は大人しそうな女性を狙うようで、第三者の逮捕も満員電車では難しいかもしれません。鉄道警察もいいと思いますが、第三者もいるのですから、被害者は勇気をもって拒絶した方が良さそうではあって、痴漢は意外と抵抗発覚を恐れています。

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