現賠法の解釈だが、自分は(報道を見ている範囲では)免責にならないだろうと思うが、それは官房長官が言うような「大規模な津波が想定されていたから」ではない。いろいろ言われているようだが、自分の見た範囲では今回の津波が想定できた根拠は何処にも無いからだ。津波が言われてきたのは、三陸地方なのであって、福島ではない。記録としても(今回の地震でも)より低い津波しか来ていないことは明らかだ(貞観地震の時の東電の調査が誤りであった場合は話は別だが、自分が見た範囲では東電の調査に対する反証は提示されていない)。
それでもなお津波のせいではないだろう(検証しない限り確定的なことは言えない)というのは、やはり非常用電源が守られていないというのは言い訳にならないと思うからだ。原子炉は厳重に守られているのに、非常用の電源はさほど守られていないというのは、危機管理上の初歩的なミスに思える。だから、東電(及び国)の過失ではないかと言っている。無論、天災/人災の2分法で考えるのは単純に過ぎる。だが、結局のところ、免責されるか否かはそのどちらかでしかない。過失があるなら、免責はおかしいということになるだろう。想定外の大津波が来た(浸水した)としても、大丈夫なように二重三重の防護があって当然ではないか(そんな当然を打ち砕くほどの大地震には見えていないということ)。
まぁ、この辺は調査が確定しないと、何とも言えない部分はあるが、東北は地震常襲地帯だから予想できない方がおかしい的な論調ががあるような気がしたので、三陸じゃないの?福島でそんなに誰か言ってたか?とツッコミたくなった次第。後付だろ。本質的な問題は想定外があっても大丈夫なようにして始めて絶対安全と言い切れるのであり、言葉を変えれば、浸水がないように造ると共に、浸水しても大丈夫なように対策はとっておくべきということ。こういう考えは自分の認識ではリスク管理の基本で、後付の考えではない。何のための非常用電源なんだよ。一緒に壊れてどうする。
それでもなお津波のせいではないだろう(検証しない限り確定的なことは言えない)というのは、やはり非常用電源が守られていないというのは言い訳にならないと思うからだ。原子炉は厳重に守られているのに、非常用の電源はさほど守られていないというのは、危機管理上の初歩的なミスに思える。だから、東電(及び国)の過失ではないかと言っている。無論、天災/人災の2分法で考えるのは単純に過ぎる。だが、結局のところ、免責されるか否かはそのどちらかでしかない。過失があるなら、免責はおかしいということになるだろう。想定外の大津波が来た(浸水した)としても、大丈夫なように二重三重の防護があって当然ではないか(そんな当然を打ち砕くほどの大地震には見えていないということ)。
まぁ、この辺は調査が確定しないと、何とも言えない部分はあるが、東北は地震常襲地帯だから予想できない方がおかしい的な論調ががあるような気がしたので、三陸じゃないの?福島でそんなに誰か言ってたか?とツッコミたくなった次第。後付だろ。本質的な問題は想定外があっても大丈夫なようにして始めて絶対安全と言い切れるのであり、言葉を変えれば、浸水がないように造ると共に、浸水しても大丈夫なように対策はとっておくべきということ。こういう考えは自分の認識ではリスク管理の基本で、後付の考えではない。何のための非常用電源なんだよ。一緒に壊れてどうする。