首相「台湾は大事なパートナー」 尖閣漁業協定(MSN産経ニュース 2013.4.13 01:09)
基本的に筆者は安倍政権を支持しているけれども(、考えが違うところも幾らかあって、台湾に関する考えが正にそれに当たる。
>「台湾は大事なパートナーだ。日本と台湾にとって非常に良かった」
以前は筆者も台湾は日本にとって大事なパートナーと思っていたが、今はそうは思っていない。勿論、尖閣の一件が原因で、
台湾はゴロツキの類だと正直思う。台湾が尖閣の領有権を強固に主張している以上、
台湾にとって日本はドロボウでしかなく、日本にとって台湾は無茶な因縁をつけてくるゴロツキ以外の何ものでもない訳で、論理的に言って、生命・財産を守る保守派であるほど、これ以外の答えが無いはずだ。
勿論、尖閣運動家だった馬(反省もしてない)など論外に決まっている。また、李登輝元総統はシカリした考えを持っていると思うが、如何せん台湾における現在の影響力は低過ぎる。
確かに台湾は中国と距離をとっているという意味でそれなりに日本にとって注目すべき相手ではあるものの、尖閣に対する立場は中国と同じで、包囲されないよう中国と共同戦線をはらない姿勢と(中国のように)暴力的手段に訴えない姿勢は評価できるが、
明らかに日本のものである土地を自分の土地と強弁し続ける姿勢は間違いなく不信に値する。そんなに自分の土地と思うなら、さっさと日本を訴えればいいと思う(形式的に国かどうか曖昧な台湾が訴えられるかは知らないが)。日本をドロボウ扱いしながら、日本に頼ろうとしたって駄目だ(気色ワル過ぎる)。日本を味方にしたいなら、さっさと領土問題にケジメをつけろと言いたい。厚かまし過ぎるだろう。
つまり
台湾は日本にとって大事なパートナーではない(土地がらみで問題がある相手を大事なパートナーと思う人がどれほどいるだろうか?安倍首相の言う事はこの点に関して、全然説得力が無いし、正論でもない)。台湾にとっても日本は大事なパートナーではないだろうが、台湾は中国に飲まれたくなければ、後背の日本に気を使わなければならないだろう。その逆は真ではないことに注意する必要があるのだ(日本にとって台湾は中国の侵略に対抗する仲間であるとともに中国と同じく日本の土地を狙う敵でもあって、台湾と違うのは台湾が敵に回ったところで、日本にとって大した痛手もないうことだ)。
すると、前提が違ってくるので、日本と台湾にとって非常に良かったとはとても言えなくなるということだ。筆者は日本統治時代から台湾の漁業者に尖閣の魚を獲らせていたことをもって、漁業権に関しては、最終的に認めても良いと思うが、
安倍政権は安売りし過ぎと思う。
具体的には、やはり領有権の問題に全く進展がなかったこと(日本の方が明らかに立場は強いに関わらずだ)、台湾の漁業者を日本が取り締まれないらしいことが問題と思う。
>菅義偉官房長官は沖縄の漁業関係者への影響に関し「取り決めによって大きな痛手を受けないようきちんと対応する」
台湾の漁業者は荒っぽいとも言うから、沖縄の漁業者が痛手を被る(縄を切られたりするとか)可能性は高いと思うが、日本がこうした乱暴狼藉を取り締まれないとすれば、
菅氏の言葉は空虚に響く。呪文を唱えても仕方が無いのであって、実際の行動に移せるか甚だ疑問である。
>沖縄県の高良倉吉副知事は12日、杉田和博官房副長官を首相官邸に訪ね、協定調印に抗議した。
正直言って、あまり沖縄を応援する気にもなれない。知事は沖縄を中国に売りかねないことを言っているからだ。あまりにも自分に都合が良過ぎないだろうか?尖閣が属する石垣市長は評価できると思うが、同じ先島地域の与那国町長元左翼とも言い、日本から金を引き出そうとゴネはじめており、正直裏切られた感じもあって、何を信用していいものか困ったものだと思う。いずれにせよ、沖縄の漁業の権利はシッカリ守られるべきで、更に言えば、海は繋がっているので、(台湾近海で)先に魚を根こそぎ獲られたり、海を汚染されたりしないようやれることはやって欲しいとも思う。