日本経済は勿論全体の底上げがなされるべきなんですが、工業力という強みを活かして日本経済を牽引してもらうことも必要だと思います。その際、必要なのが最先端研究でしょう。今までのところ、それが不足しているという話は無い訳ですが、DX・GXが上手く行ってないことで、人材不足ではないのかという疑いも出てきています。特にDXですが、例えばIot(モノのインターネット)が出来る人材が不足すると、得意の工業力でも後れを取ることになりかねません。理系の人材不足は日本の国力減退に直結しかねない訳ですが、理系の給与は文系と変わりないと言われ、海外ではエンジニアに倍の給与を出すと言います。問題はここではないでしょうか?理系に倍の給与が出ていれば、DX・GXで日本が後れを取ることは無かったのかもしれません。
理研の雇い止めの問題がありましたが、終身雇用が前提の年功序列制が根本問題ではないかと思い当たりました。有期雇用もいいんですが、初任給が安過ぎると、長期雇用して給与を上げるより、ドンドンクビにして、新しい人材に入れ替えた方がコスト安ということになりかねず、実際そうなっているんじゃないでしょうか?本来有期雇用でスキルを上げて、上がったスキルでまたマッチングする次の仕事を探すというサイクルが確立していればいいと思うんですけどね。出来るスター研究者が高給で研究するというシステムも別にあっていいと思うのですが、それとは別に普通の研究者も高い初任給で緩やかな給与上昇で働くべきかと思う訳です。普通の労働者と同じように。それだったら、無駄に雇い止めをする理由もなくなります。わざわざスキルが上がった研究者を切る理由がありませんから。全く成果が無い研究者を抱えろと言いませんが(mRNAとか芽が出ない研究もどう転ぶか分からないというのも一方でありますが、それはそれとして)、一斉に大量雇い止めをするのは、システムの問題としか思えません。理研で安くこき使われた研究者は足元を見られてまた別の研究所や会社で安くこき使われるのでしょう(文系並みの給与では安過ぎる訳です)。技官もそうですが、メリハリをつけて公務員の給与の評価も考えないといけません。
考えて給料を貰う学者の世界でアイディア盗用が横行するようでは、社会を良くするアイディアマンが生まれる訳ありません。アイディアのない学者なるものが何で生まれるのか?学者を育てるのに徒弟制度は向いていないのではないか?アイディアのある人を学者にして権威を与えた方が良いと思います。確立している技術を受け継ぐのが徒弟制度。新しいアイディアを考え出すのが学者。アイディアを生み出す方法論のようなものは教育すればいいと思いますが、一人前になっても徒弟制度で型に嵌めているようでは、無能な学者が量産されるだけのようにしか思えません。徒弟制度に耐えた型に嵌った学者に権威を与えても何も生み出しません。型は基礎として重要なのであれば、型を教える人は教育者になればいい訳です。くどいようですが、新しい型を生み出すのが学者であり、そういう学者が増えないと、最先端研究等進むはずもありません。またメンツも学者の世界に重要と思えません。兄弟子のメンツ、先生のメンツより、進んだ研究ができることが重要で、間違いは間違い、成果は成果と認めないと先に進めません。徒弟制度等、研究の世界で役に立つとは全然思えない訳ですが。
最先端産業であるところの半導体産業が注目されていることはいいことだと思います(世界的な半導体不足が背景にあります)。やはり先端産業は求心力があって、設備投資が活発になること、労働者がお金を落とすこと等、期待できると思います。半導体クラスターの形成が重要ですね。北海道は再エネの期待もあるかもしれませんが、何が重要かです。半導体産業に電力供給が十分であることは必要条件で、まだモノになってない再エネとどちらを優先するべきかは明らかだと思います。どちらもではありません。原発の電力があったら、再エネの電力は要らない訳で、これはトレードオフの関係です。脱炭素の文脈で言えば(需給調整の問題で火力を完全に無くすことは出来ませんが)、別にどちらでもいい訳ですが、どちらが効率的で安定性があるか結果は明らかではないでしょうか?脱炭素エネルギーは再エネの専売特許ではありません。
軍事も最先端の研究が必要ですし、ABC兵器は自制するにしても、研究が活発になって、防衛力が向上しないことはないでしょう。日本学術会議が軍事研究に反対することは誠に遺憾な訳ですが、日本の防衛産業は厳しい環境にあって、日英伊の戦闘機開発とか失敗できないと感じます。日本は対米黒字でしょうし、アメリカの強みである軍事産業を打倒しようとか考えていませんが、日本は技術立国なのであって、持てる力をただ眠らせておくのは損失でしかありません。米製技術にただ依存するだけで、日本の自衛は成るのか、日本の力を活用しなくていいのかはよくよく考えられるべきです。
日本は今円安で、デフレ脱却の途上ですから、(アメリカの景気過熱と日本の景気低調の対照で)ファンダメンタルズ的には円高にならないでしょう。一方的に円安が進行していいのかは疑問であるにせよ。計算できる安定的な円安が現状で望ましい気がしますが、まぁ輸出のチャンス、インバウンド獲得のチャンスと言えなくもありません。最先端産業には当面追い風でしょう。海外投資が割高な今こそ国内投資のチャンスです。円安進行予想なる美人投票を許してはなりません。
理研の雇い止めの問題がありましたが、終身雇用が前提の年功序列制が根本問題ではないかと思い当たりました。有期雇用もいいんですが、初任給が安過ぎると、長期雇用して給与を上げるより、ドンドンクビにして、新しい人材に入れ替えた方がコスト安ということになりかねず、実際そうなっているんじゃないでしょうか?本来有期雇用でスキルを上げて、上がったスキルでまたマッチングする次の仕事を探すというサイクルが確立していればいいと思うんですけどね。出来るスター研究者が高給で研究するというシステムも別にあっていいと思うのですが、それとは別に普通の研究者も高い初任給で緩やかな給与上昇で働くべきかと思う訳です。普通の労働者と同じように。それだったら、無駄に雇い止めをする理由もなくなります。わざわざスキルが上がった研究者を切る理由がありませんから。全く成果が無い研究者を抱えろと言いませんが(mRNAとか芽が出ない研究もどう転ぶか分からないというのも一方でありますが、それはそれとして)、一斉に大量雇い止めをするのは、システムの問題としか思えません。理研で安くこき使われた研究者は足元を見られてまた別の研究所や会社で安くこき使われるのでしょう(文系並みの給与では安過ぎる訳です)。技官もそうですが、メリハリをつけて公務員の給与の評価も考えないといけません。
考えて給料を貰う学者の世界でアイディア盗用が横行するようでは、社会を良くするアイディアマンが生まれる訳ありません。アイディアのない学者なるものが何で生まれるのか?学者を育てるのに徒弟制度は向いていないのではないか?アイディアのある人を学者にして権威を与えた方が良いと思います。確立している技術を受け継ぐのが徒弟制度。新しいアイディアを考え出すのが学者。アイディアを生み出す方法論のようなものは教育すればいいと思いますが、一人前になっても徒弟制度で型に嵌めているようでは、無能な学者が量産されるだけのようにしか思えません。徒弟制度に耐えた型に嵌った学者に権威を与えても何も生み出しません。型は基礎として重要なのであれば、型を教える人は教育者になればいい訳です。くどいようですが、新しい型を生み出すのが学者であり、そういう学者が増えないと、最先端研究等進むはずもありません。またメンツも学者の世界に重要と思えません。兄弟子のメンツ、先生のメンツより、進んだ研究ができることが重要で、間違いは間違い、成果は成果と認めないと先に進めません。徒弟制度等、研究の世界で役に立つとは全然思えない訳ですが。
最先端産業であるところの半導体産業が注目されていることはいいことだと思います(世界的な半導体不足が背景にあります)。やはり先端産業は求心力があって、設備投資が活発になること、労働者がお金を落とすこと等、期待できると思います。半導体クラスターの形成が重要ですね。北海道は再エネの期待もあるかもしれませんが、何が重要かです。半導体産業に電力供給が十分であることは必要条件で、まだモノになってない再エネとどちらを優先するべきかは明らかだと思います。どちらもではありません。原発の電力があったら、再エネの電力は要らない訳で、これはトレードオフの関係です。脱炭素の文脈で言えば(需給調整の問題で火力を完全に無くすことは出来ませんが)、別にどちらでもいい訳ですが、どちらが効率的で安定性があるか結果は明らかではないでしょうか?脱炭素エネルギーは再エネの専売特許ではありません。
軍事も最先端の研究が必要ですし、ABC兵器は自制するにしても、研究が活発になって、防衛力が向上しないことはないでしょう。日本学術会議が軍事研究に反対することは誠に遺憾な訳ですが、日本の防衛産業は厳しい環境にあって、日英伊の戦闘機開発とか失敗できないと感じます。日本は対米黒字でしょうし、アメリカの強みである軍事産業を打倒しようとか考えていませんが、日本は技術立国なのであって、持てる力をただ眠らせておくのは損失でしかありません。米製技術にただ依存するだけで、日本の自衛は成るのか、日本の力を活用しなくていいのかはよくよく考えられるべきです。
日本は今円安で、デフレ脱却の途上ですから、(アメリカの景気過熱と日本の景気低調の対照で)ファンダメンタルズ的には円高にならないでしょう。一方的に円安が進行していいのかは疑問であるにせよ。計算できる安定的な円安が現状で望ましい気がしますが、まぁ輸出のチャンス、インバウンド獲得のチャンスと言えなくもありません。最先端産業には当面追い風でしょう。海外投資が割高な今こそ国内投資のチャンスです。円安進行予想なる美人投票を許してはなりません。