観測にまつわる問題

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物品税という歴史

2018-05-09 19:08:57 | 日記
物品税(weblio辞書)

>流通用語辞典

>物品税

>間接消費税のひとつであり、主に自動車や貴金属などの高級ぜいたく品を課税対象として、メーカーの出荷時に課税される税金。物品税は所得税などと異なり間接税であるだけに、対象品目を拡大すると大衆課税になりやすい短所を持っている。昭和59年度予算では政府予算の歳入不足を補う目的で、物品税の課税対象が大幅に拡大された。また、物品税はそのまま価格に上乗せされるだけに、消費者には値上げと映り、売行き鈍化の要因ともなる。

自分ぐらいの年代だと消費税をつくるつくらないで揉めた子供の頃にあった訳ですが(この時誰に教えられるでもなく社会党を中心とした消費税反対勢力に違和感を感じて、そのまま自民党支持層になっていったところがあります)、贅沢品にかける税金がかつてはあったんですよね。消費税に賛成したというと、消費課税に賛成なのか左翼なのかと今の子は勘違いするかもしれませんが、全く180度全然違います(白を黒と言い張るぐらいの誤りですが、日本には何故かそういう人がしばしば登場します)。消費税の前に物品税があって物品税が贅沢課税でしたから、消費税創設はそもそも富裕層に対する重税という逆差別を解消する目的があった訳です。ですから、社会党を中心とする勢力が大反対した訳です。左翼はマルクス=レーニン主義の影響を強く受けた人たちで結果の平等を重んじる人達です。筆者は物心ついた時から実力で差が出るのは仕方がない派なので(親がそうだった訳ではなく、何故か最初からそうだった訳です。社会科系統が得意だったからかもしれませんが、これは自分でも良く分かりません)、左右対立があるなら完全に右であった訳です。また左は伝統的に革新を名乗ってきました。これは旧来の保守勢力に対して革命が必要という考え方からです。今では保守の方が通りが良いのか、猫も杓子も保守を名乗りたがりますが、社会党の流れを汲みマルクス=レーニン主義の影響を強く受けた方々は、左であり革新であることを自覚しろ、嘘をつくなと言いたい訳です。自分達が何者であるか隠し嘘をつく姿勢は卑怯そのものだと言えます。労組と自ら組みながら保守と名乗れる国があるとすれば、中国だけではないでしょうか?あの国ではより左が保守を名乗ります。共産党以外存在しないも同然ですが。嘘しか言わないようなあの連中が保守を名乗って捕まらないのですから、日本は言論の自由があると言えます。

話は逸れましたが、消費税は何もないところから出来た訳ではありません。物品税という名の贅沢品だけにかける一種の消費税の代替物として創設された訳です。消費税の創設をもって、日本における消費に対する税制が始まったかのようなことを言う人は、嘘つきであるか勉強不足であると断定して構いません。税金が無ければいいなとは思いますし、他の条件が全くなければ経済はその方が伸びるでしょうが、税率がゼロなら確実に国の収入はゼロで、よって国が何かすることは出来ません。経済発展させようと税金ゼロに日本がしたとすれば自衛隊は廃止になって、きっと明日には外国軍が攻めてくるので、日本という国は消えてなくなるということになります。つまり税金は少ない方がいいでしょうが、無くなることはありません。税金にもいろいろ種類があって議論が存在することは承知していますが、税金そのものを否定する人は日本を転覆させる気なのかなという気がしないでもありません。消費税ゼロなどとのたまう人は、社会保障が伸びる中、膨大に政府の支出が削れると勘違いしているのか(民主党政権の事業仕分けとやらで如何ほど無駄が削れたでしょうか?)、法人税・所得税の激増を企んでいるのか(確か社民党は所得税を上げろと言ってましたし、共産党は内部留保云々で企業に厳しいことを言ってましたから、賛同しませんがその意味で論理は一貫しています)、はたまたテキトーなことを言って日本を路頭に迷わす無能なのかということになります。社会を動かそうという人がいい加減なことを言うのは噴飯モノですが、俗耳に入り易い意見は時に日本を動かしてしまいかねないので要注意です。夢みたいなことを語る法螺吹きを警戒するのが保守派の知恵でしょう。

別に消費税を上げれば万事OKと主張している訳ではありませんよ。消費税ゼロで万事OKというような法螺吹きが鬱陶しいので(確実に存在します。特に消費税上げる話になったら何処からともなく湧いてきます)、ちょっと歴史を語ってみようかと思ったまでです。そういう連中がじゃあ何税をとるのか何の支出が削れるのか語ることはありません。卑怯が服来て歩いているようなものです。筆者は経験上、そういう連中は左翼か左翼同然の保守(元左翼?騙されている?)に違いないと即時に推定し、後者だったら面倒くさいな、やめてくれないかなと思ってしまいます。左翼は左翼どうし仲良く団結してほしいものです。

最低賃金上げは左翼的な政策とは思っていますが、左翼的な政策がひとつあれば左翼では勿論ありませんし、日本経済を復活させていくのに右も左もない訳ですから、左翼的な政策を主張したと認識されるのは構いませんが、その部分のみ取り上げて人が左翼だと断定して言いふらすデマゴギーが存在していて、それに対して当然イライラしているので、こうした記事を書いた次第です。


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