対露関係を考える

対露関係だが、冷戦が終わったとはいえ、欧米対ロシアの対立構造が無くなったわけではなく、欧米の価値観で断罪されたくないロシアが中国と組むという基本構造は根強いものがあって、これを変えるのは難しく（日本を攻める中国の牽制にロシアカードを使えないかと思わなくはないが）、目的は平和条約を結んでいない異常事態を終結させることであって、関係改善をすることによって、少しでも事態が良くなればいいというぐらいの気持ちでいいと思う。

ネックになるのが、北方領土問題だが、あえて書くと、ソ蓮は調印していないとはいえ、サンフランシスコ講和条約で日本は千島列島を放棄しているので、北方四島の日本への帰属を確認するというこれまでのラインに固執すると、ロシアは平和条約を結んでこないと思う。

（千島列島ではないとも言える）歯舞・色丹で諦めるか、交渉して国後や択捉を割譲してもらう形にするしかないのでは。こういう考え方が売国奴と言うなら、サンフランシスコ講和条約がありながら、論理的にどう北方四島が日本のものだと言うのか説明してほしいと思う。

ロシアと正面から対峙するNATO諸国は日本に裏口からロシアを牽制してほしいので、北方領土問題が解決しない方が良いと思っているのではないかと思うが、冷戦は終わったのであり、日本は中国の拡大主義や北朝鮮の暴走に直面しているので、いい加減ロシアとは関係を改善していきたいというのが本音である。既に書いたが、価値観の問題で日本は欧米の味方をする（安倍政権は価値観外交を言っている）（ロシアだって、そこまで日本に期待していないだろう）ので、関係改善ぐらいは理解してほしいと思う（アメリカに根回しは必要だろう）。

抗日パレードは好きにすれば？

【歴史戦】抗日行事、今年はなしか　Ｇ２０首脳会合控え（産経ニュース 2016.8.29 23:54更新）

＞中国外務省の華春瑩副報道局長は２９日の定例記者会見で、昨年は軍事パレードを実施した９月３日の「抗日戦争勝利記念日」に関して「今年は昨年のような活動を実施する計画があるとは聞いていない」と述べた。

抗日パレードを盛大にしたければ、好きにすればいいと思う。中国が抗日パレードをしようがしまいが日本は全然気にしていないので。

安倍政権の「G20荒らし（WEDGE）」を恐れているのなら、取引材料として、抗日パレードはあまりにも安すぎるだろう。日本が全然気にしていないことを何で取引材料にしようと思ったのか、不思議でしょうがない。

あえて言っておくが、尖閣からの撤退も全然取引材料にならないので（二度と来ないってのなら話は別だが、殴ってきておいて殴るの止めるから配慮してよもクソもないだろう）。

慰安婦デマを垂れ流す前にストップするなら、考えてもいいのではないかと思うが。

日韓同盟はない

日米同盟はあるし、米韓同盟はあるが、日韓同盟はない。ここが重要だと思う。日本は日米同盟があるので、アメリカには配慮する必要があるが、本来韓国には特別な配慮をする必要はないのだ。そのアメリカが日韓友好を促し仲を取り持ってきたので、実際は日本は韓国に特別な配慮をしてきた（日韓基本条約があるにも関わらず、アジア女性基金・今回の日韓合意をしたことが配慮でなくて何だろう）。だが、韓国はその状況にたかをくくって、反日行為を維持してきた（李承晩の頃から反日である。元々日本が嫌いなのだとしか思えない）。もう限界であろう。ネットも発達し、誤魔化しきれなくなっていると言って良い。

スワップは経済力のある日本から相対的に経済が弱い韓国に対する援助（日本は欧米とスワップを結んでいるので、韓国とスワップを結ぶ必要がない。韓国は欧米とスワップを結べていないので、日本とのスワップは必要である）なのだが、日韓同盟もない上、反日行為が激しい韓国にスワップをする必要性が本来的にないのは明らかだろう。アメリカは米韓同盟があるし、韓国が潰れたら戦略的に困るのかもしれないが、ならば、アメリカが韓国を守ってやればいい。アメリカから要請があれば、話ぐらいしても良いが、韓国政府が日本の援助を誤魔化して、韓国国民に嘘の説明をするなら、日韓スワップはお断りである。日米同盟はあるが、日本は独立国であり、全てアメリカの要請を呑まなければならない訳では勿論ないのである。

韓国が潰れたら、経済的に影響があるのは否めないが、韓国を潰さないため、韓国に援助するのも全くタダではなく、どちらにせよ、経済的にマイナスなのは一緒だ。韓国の自業自得で、日本に迷惑をかけているのである。韓国を助けるなら、韓国が日本に助けられたという認識が必要で、それがプライドが許さないと言うなら、日本に頼らないよう必死で頑張ってくれというしかない（潰れたとしても欧米に援助を頼めばいい）。「日韓友好」で韓国のメンツを守ってやる必要などまったくないのである。

日本と韓国が仲良くすべきと言うなら、韓国はまず反日行為を止めなければならない。事実を踏まえた先にしか、本当の日韓友好はないと思う。

ちなみに、スワップは安倍政権がやるとしても反対だが、慰安婦合意は仕方ないとするのは、理由があって、スワップが主として日韓の問題であり、アメリカが実際問題直接のカードを持っていないのに対して、慰安婦問題は、韓国が国際問題に発展させる努力をしており、アメリカでの慰安婦決議やユネスコの記憶遺産の問題など、アメリカがその気になれば、日本にとって状況を悪化させる直接のカードを持っているからだ（慰安婦問題は忍耐が必要である）。アメリカが本気になれば、スワップに関係ないカードを無理やり絡めて日本に言うことを聞かせることは可能だろうが、アメリカだって、正当な理由なく無理やり日本に命令するなんてことは出来ないだろう。アメリカは日本に日米同盟を揺るがす意図はないことは認めて、日本が韓国に対してドライな対応をすることを容認してくれれば良いと思う。

スワップの効用は長く持たない

朴槿恵は（今は）親米で頑張っているようだが、次の政権が「バランサー外交」をしようとする可能性は十分あるのでは。特に左派政権なら、北を下手に支援して核ミサイル開発を進めさせてしまう可能性があるだろう。コウモリを守って裏切られるよりは、潰れるにまかせて再生させた方が、首根っこを押さえることができ、アメリカにとっても都合が良いだろう。

日本がスワップをして朴槿恵が幾分大人しくなるとしても、次の政権がその姿勢を維持するとは限らない。貸しを作ってもあまり意味がないのではないか。

「友好」重視の外交からドライな外交へ

これまで「日韓友好」や「日中友好」をキーワードとした外交を日本は行ってきたと思う。両国が反日姿勢をとっても、何処か日本は甘かったのは、迷惑をかけたという意識もあったかもしれない。だが、もういいだろう。いい加減両国の日本をターゲットにした反日外交に嫌気が差してきたのだ。一方的な友好はもう結構である。

これからはドライな外交に徹してほしいと思う。

ジリ貧を避けるための思い切った手段の検討

日銀黒田総裁「マイナス金利、資金需要を刺激」（日経 2016/8/28 9:34）

＞マイナス金利政策によって「（企業や家計の）資金需要が刺激された」と語った。

金融緩和が成果をあげているのは良いことだと思う。そのことは、国民は分かっている（でなければ、安部政権の圧勝はなかっただろう）のではないか。

＞マイナス金利がどんどん進むと、民間の経済主体がマイナス金利の適用を避けるために現金の保有を増やし始めるとの見方が多い。黒田総裁も「中央銀行がいくらでも望み通りのマイナスの水準に金利を引き下げられることを意味しているわけではない」と認めたが、現在の金利はマイナス0.1％で、限界はまだ先との考えを示した。

＞日銀の政策手段である量、質、金利のいずれについても「追加緩和の余地は十分にある」と指摘した。

まだ金融緩和の余地があるにしろ、金融緩和の拡大で経済を良くするのには、限界があるのかもしれない。非伝統的な手段には、それまでやってこられなかっただけの理由があるわけだ。

となると、財政拡大策を真剣に検討する必要が出てくる（国民・企業がお金を使ってくれないので、経済が回らず、国が代わりに使うということだ）が、財政再建との絡みで十分コンセンサスが得られていないように見えるのが気になるところだ。

安部政権の経済政策が成果をあげながら、十分に支持されているとはいえないのは、アベノミクスが道半ば（インフレ目標など結果が十分ではない）であることが大きいと思う。財政拡大の古いイメージを払拭し、アベノミクスの成果を十分に出すためには、ローレンス・サマーズ元財務長官のいう「新しい世界観の構築」が必要になってくるのかもしれない。これはこれで問題があるのかもしれないが、ジリ貧を避けるためには、思い切った手段の検討も必要になってくると思う。

築地市場移転問題

築地市場の移転問題だが、オリンピック道路だから早期移転したいということで、内田氏が政治力を発揮していたようだ。小池氏もオリンピックを成功させたいだろうから、実際難しい問題ではないか。

もし築地市場移転にストップをかけるなら、安倍首相に話を通して了解を得た方が良いと思う。

北朝鮮を本気で叩ける体制にしたい

保守新党をやる気があるなら、北朝鮮を本気で叩く準備をする必要があるだろう。

アメリカにミサイルが届くようになったら、日本にとってより厄介になりどんな不測の事態が起きるか分からないので、奴らの開発が進まない内に準備をしていくことが重要だ。

これも北朝鮮は第一に韓国が対応することになっているので、アメリカや韓国はいい顔しないだろうが、対応しないと日本人の生命財産が危ない（北朝鮮が日本だけをターゲットにする可能性は十分ある）のは明らかなので、当然予想される圧力をはねかえしてでもやる意志と能力が必要だ。

中国に関してはアメリカ次第のところもあるので、現政権ぐらいでいいのではないか。突出し過ぎてもハシゴを外されたら危ないので。

親米と嫌韓は両立できる

アメリカが日韓友好をしつこく言ってくるのは事実だが、親米と嫌韓は両立できると思う。何故なら、韓国があまりにも反日し過ぎて、自然に日本人の対韓感情が悪化しているからだ。

小池は国民の嫌韓感情（あまりにも自然だ）が国政に十分反映されていないことを利用してのしあがるつもりがあるのなら、韓国学校の件とユニフォームの件は適切に処理して、その意志表示を分かる人には分かるようにしておいた方が良い。また、民進は勿論維新も自民以上に親韓であることは明らかなので、取り扱いには十分注意した方が良いと思う。

アメリカは正直いい顔しないだろうしいろいろ問題も起こるかもしれないが、「嫌われることをやることが政治に必要」と本当に思っているなら、茨の道を歩んで見せるがいいと思う。

健全な嫌韓意識で行動しよう

どれほど効果があるか分からないけれども、首相官邸ホームページから、日韓スワップ反対（反日国家に援助は反対）で意見を送っておいた。

韓国の掲示板とかで「土下座したのか」とか煽って韓国の方から引っ込めさせるのが一番効果あると思うけれども、韓国語ができないので、残念ながらそれは無理。その辺は、在日・帰化人だけど日本の味方である人（自分は国籍だけでは差別しない）や、韓国が好きで韓国語を勉強しているけれども韓国が（日本から言ってきたなどと）嘘を吐くのは許せないと思う人、仕事の関係で韓国語ができる人、嫌韓だが韓国語を勉強したぜという変態の人達にやってもらいたいなと思っている（自分の周りには韓国語ができる人はいない）。