観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「多重下請」「保険」「相続」「農業」「医者の給与」「解雇規制」「国民年金」を考察する予定。

早くもAI敗戦

2023-12-25 05:14:25 | デジタル・AI
[社説]実効性あるAIルール整備を(日経 2023年12月24日)

>文章や画像を作ることができる生成AI(人工知能)が急速に発達するなか、開発や活用に関するルールの整備が欧米で加速してきた。
>日本は企業による生成AIの活用で出遅れており

・・・幾ら官が生成AIの旗を振っても、民間にDXの基盤が無いとどうしようもないんですかねぇ。日本はあまり規制を設けず、利用促進していくはずでしたけど、早くもAI敗戦の様相を呈してきました。外国(欧米)で確立した技術の導入が、日本の成功モデルなのかもしれませんが、それではブルーオーシャンを開拓することは出来ませんし、ルール作りを主導することは出来ません。降ってきたルールに適合することだけで、日本はいいのでしょうか?

EUのAI規制「日本企業も早く備えを」 弁護士に聞く(日経 2023年12月24日)

規制より利用促進・・・。使ってみないことには規制も何もありません。石橋を叩いて渡ろうとするのは何故?事勿れ主義ですか?それが無駄で、生産性が上がらない原因ですよ。日本に足りないのは、問題は起こるだろうけど、まずはやってみるの姿勢なんじゃないでしょうか?

何で問題が起こると分からなかったか?と問題発生時に攻める姿勢こそが問題なんじゃないでしょうか?別に問題を起こしていいとは言いませんが、チャレンジに伴う問題発生は許容すべきというか、寧ろプラスぐらいに考えていいと思います。

ウクライナが迫られる二者選択の様相

2023-12-19 01:24:15 | 外交安全保障
渡河作戦は「自殺任務」米紙報道、ウクライナ兵証言(産経 2023/12/18)

無理があるからこそ、敵の守備が弱かったりするんだろうと思います。(自分も例外ではありませんが)敵の戦力を分散できますし。当面領土奪還しなくていいなら、有利な防御に徹していいのではないでしょうか。(夜襲とか)攻撃も有り得ることを時折示して緊張(消耗)を強いたりも必要でしょうが。

ウクライナは領土奪還か長期戦か選ばなくてはなりません。長期戦の方がキルレシオは有利かもしれませんが、防御に徹すると、当然領土奪還は1ミリも進みません。国民や支援者に戦線が膠着しているのではないか?と言われもするでしょう。これはいいとこどり出来ない話で、戦略の真摯な説明が必要。

防御に徹して仮にウクライナ有利になったら、プーチン大統領は停戦を言うでしょうね。その時、ウクライナは停戦を蹴ることも出来ますが、戦うつもりの国民は兎も角、支援者に何と言うか。宇露の動員できる兵数の問題もありますが、落としどころは考えるべきです。一般に奪還できない領土は帰りません。

ウクライナが出来るだけ高いレベルの支援を要求するのは理解できますが、ヨーロッパ戦線で消耗し過ぎると、アジア等が手薄になるジレンマもあります。漁夫の利という言葉を産み出したのが某超大国です。戦力の逐次投入で消耗も愚かですが、一気に行って倒せる相手かでもあります。