観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「タワマン」「保険」「相続」「医者の給与」「国民年金」を考察する予定。

井原巧参議員議員の講義から徳と政治

2017-08-31 22:18:40 | 政治システム・理論
第二期えひめ地域リーダー育成塾、第3講に出てきました。講師は井原巧参議員議員(細田派)です。自由民主党愛媛県連ホームページを見ると第2講の時の写真が・・・。ちょっと恥ずかしい・・・。

内容は井原さんの市長時代の経験中心に現場の話が主。興味深く聞かせてもらいました。現場力がアピールポイントみたいですね。立派な方だと思いました。

ひとつ気になったというか、この記事で取り上げたいのは井原さんがを強調されていたことですね。あ~分かる分かる。やはり自民党、それも保守派のいいところだと思いますね。

筆者が小学生だった頃、先生が徳・体・知のどれが重要だと思う?って児童に聞いたんです。内のクラス(40人学級)の結果は1位が徳、2位が少し離れて体、3位が知で断トツビリ(3人)でした。筆者が何を選んだか黒歴史なので詳細を語りませんが、これは強烈な体験でしたね。筆者は社会科が得意だったことから政治に興味を持ちましたが、この事件以来、知をアピールして人気がとれると思ったことはただの一度もありません(筆者は誇示するほどのものでもないんですが、学歴などアピールしたことはありません。相当誤解されている気がしますが、誤解する側のコンプレックスかなと筆者は思っています。筆者の言動にそれを感じたら自慢する意図ではなく、別に意図があると思っていただいた方が正確でしょう)。学歴は重要だと思いますけどね。豊田真由子(ウィキペディア)議員について井原さんも言及していましたが、東大卒・ハーバード卒といった頭の良さがあるのはそれはそれでいいと思いますが、決定的に徳が欠けているのがバレてしまうと、政治家としては致命的だろうと思います。筆者は特に関心もありませんでしたので、テープとか聞いてないんですが、話を聞くだけでとんでもない打撃だったんだろうなと思いましたね。チラ見聞きかじっただけですが、秘書が悪いことをしたから怒ったではなく、ただの我侭に見えてしまいますよね。相手が悪さして怒ったのを切り取られてフェイクニュースなら擁護もしたくなるんですが。でも豊田議員も清和研だったようで、派閥の教育機能も何もあったもんじゃないな・・・と思います。豊田議員の経歴を見ると厚労省役人から復興関連を担当して民主党政権に疑問をいだき政界に・・・ということらしいですから、まずは立派に見えたのかもしれませんよね。中々人の本性というのも分かりません。福祉をやっているとかいうと立派なイメージもありますが、時折虐待のニュースもありますし、まぁ福祉をやるから立派という訳でもないんでしょう。分かるような気はしますが、人の本性は下のものに対する扱いで分かるのかもしれませんね。多分豊田議員も自民党に応募をした時の外面は良かったんだろうと思います。分かったふうなことを書いていますが、筆者が立派な人物だという訳ではないので、悪しからず。寧ろ逆だと自分で思っていますが。政治に興味があっても政治家になれるともなろうとも思わないのはそこら辺ですよね。まぁ地位も無ければ、的にはならんだろうみたいな(何故か的になっているような気はしますが、それはそれで置いておいて)。井原さんは徳を強調してましたし、政治家はそれでいいんだろうと思います(選挙に勝たなければなりませんし、特に組織を率いるリーダーに徳は必要ですからね)が、外交安全保障だけはちょっと別ですね(井原さんもそこはちょっと違うみたいなことは指摘していました)。どうしても相手のレベルにあわせる必要がありますから。徳だなんだと言っても害人に騙されるリーダーでは日本が困ってしまいますからね。徳が無意味とも思いませんが、魑魅魍魎が跋扈する世界ではある種の狡猾さが重要ですね。

政治の話に戻すと体にもっと可能性はあるのかなって気はしますね。汗をかくとか政治家は結構言うでしょう?今ひとつ伸びない理由は知りませんが、行動する保守とか名乗る方々もいますよね。政治家って朝駅前で演説をよくする人もいますし、ドブ板の重要性も言われますよね。日本人は努力する姿勢を見るのが好きなんだと思います。努力したらやっぱりそれなりの結果は出ますしね。民族性だと思いますが、筆者は美徳と思いますね。

谷垣前総裁は絆を掲げていましたし、結構自民党保守派は道徳とか言いがちなイメージもありますよね。筆者はそれでいいんだろうと思っています。さすがに経験豊富なだけあって、一番美味しいところをもっていきますよね。二大政党とか本気でやるなら、日本の国民性からは保守二大政党でもう一方に体(行動・努力)みたいなものを据えた方が根付きやすいような気はしますね。世界の潮流では全くありませんが。維新とか日本はスネ夫がいいみたいなことを言うあまり立派とも思えないカリスマ政治家がいて若干可能性を感じますよね。公務員叩いてみるとか都構想とかその行動力が人気の秘訣なのかなって見えなくもないですね。まぁ筆者はそっち方面に大して興味を持っていないので、それほどどうこう言うつもりもないんですが。

知をアピールしがちなリベラルというか左翼なみなさんは本当に阿呆だなって筆者はずっと思ってました。そんなものをアピールしたところで有権者の心にHitするはずもないんですが、世間知がないのかそういう奴は幾ら頭が良くても馬鹿だろって思われるんですけどね。筆者も敵陣営にいろいろ教えてやるほどお花畑ではないんで、ずっと黙っていましたが。クイズとかひっかけ問題で知識とか「頭の良さ」をひけらかすのは愚の骨頂だと思うんですけどね。アホノミクス連呼も逆効果でしょ。本当に相手がアホだったら効果もあるかもしれませんが、雇用状況改善・デフレの改善といった実績の前にアホを連呼したところで、自分のアホを晒しているだけでしかない。結局こうして書いてしまいましたが、こういうのも筆者のスタイルですし、井原さんのせいにするつもりも全くありませんが、いい機会ですからもう書いちゃえまぁいいだろって感じですね。自分ではそう思ってないのかもしれませんが、リベラルは頭の良さをひけらかそうとしがちですよね(重ね重ねいいますが、筆者はそう思って行動したことはありません。寧ろアホに見えていいだろぐらいの姿勢でずっとやっています。そういう目でブログを見ていただければ大体分かると思います。少なくとも当人の意識はそうです)。具体例は一々挙げませんが筆者はそう思っています。日本でも知をアピールする政治が有り得なくもないんでしょうが、筆者はわりと無駄な努力をなさる(笑)と冷ややかな見方をしています。道徳と政治について語る以上、この辺に触れないでいることはできないので書きましたが、敵に塩を送るつもりもないんで、これ以上この話題を掘るのは止めておきます。

井原さんは小選挙区(ウィキペディア)制度に疑問を持っているようですが、それはどうかな?って思いますね。中選挙区制度下ほぼ自民党の独裁体制でしたが、中選挙区では(大きい政党は)味方どうしの同士討ちが避けられませんし、モラルを涵養するシステムだと筆者にはどうしても思えないんですよね。実際に談合・利権を自民党はずっと言われてきました。小選挙区だと組織票の力が相対的に弱まりますから、利益団体代表みたいな政治家はより通りにくいシステムで道徳と政治を考えるなら、こちらの方が道徳的だと筆者は思いますね。少数者の意見切捨てガーを言われるでしょうが、分かり易く100人選ぶ選挙区を考えると組織票でどんなトンデモが通るか分からないと思いませんか?申し訳ありませんが、地方議員は質が低いとも言われます(苛めるつもりもありませんが、号泣議員がその象徴ですね)。対して首長の質が低いとはあまり言われませんよね。豊田議員の問題に関して言えば、選び方の問題かもしれませんね。この辺の詳細に関して筆者は知識がないんですが、もしも党本部が100人単位で新人を探すというような話だったら、質の確保も難しいというような気持ちになるのも当然かもしれませんね。まぁ地元の実績のある(定評のある)議員とか首長を引っ張ってくればいいような気はしますが、首長の方が国会議員より面白いかもしれず実際のところ中々難しいんでしょう。タレント議員は減少しているみたいですし(参考:第3極衰退で候補者減、タレント候補10人に(読売 2016年06月23日 09時30分)、やれば落ち着くところに落ち着くと思います。レーガン大統領も俳優出身ですしね。タレント議員も全くダメって訳でもないと思います。まぁ知名度だけのイメージは当たらずとも遠からずとは思いますが(笑)。いずれにせよ自民党は過去を懐古するより割り切って小選挙区制前提で如何にいい候補を探すか教育するかを考えた方が筆者はいいと思います。利益団体代表みたいな古い政治家が有権者に好まれるはずもない(そして中選挙区制は理論上も実態としてもそのような政治家を生む)ということをもっと自覚した方がいいと思います。

安倍首相の次が育っていない気はしますが、それは小選挙区制とあまり関係ないと筆者は思っています。昔の政治家が優れていたというのも懐古趣味じゃないですか?日本では井原さんによると将来なりたい職業ワースト2が政治家らしいですから、そもそも日本人で優秀な人は政治家を目指さないと思った方がいいと思います(決して政治家の皆さんを貶している訳ではありませんよ?)。政治家というのも重要な職業と思いますが、こればかりは国民性ですからしょうがないですね。何が問題かと言えば地位が安定しないことが問題なんでしょう(将来なりたい職業No.1は公務員だとか。日本人で能力がある(とされる)人ほど公務員になるのも困ったことではありますね)(筆者が公務員叩きに消極的なのも日本で一番優秀とされる人達とわざわざ戦うんかな?って意識からですね。安定+お金はちょっと卑怯だと思いますが)。でもこれは選挙というシステムの宿命だからどうしようもありません。党で一番優秀な人を・・・って発想なら、それこそ中国と同じでキンペーさんみたいな人が選ばれることになるんでしょうね。筆者はそれはないなって思いますが、ある意味羨ましい人もいるんでしょうかね?中国は腐敗の温床ですし、ソ連もとんでもない国でした。今更封建制もないですし(江戸幕府が続いていたら明治維新のようなことが出来ていたかどうか・・・)、日本なりに政治を良くしていけばいいんじゃないだろうかと筆者は思います。筆者はどうモラルと政治を結び付けていくかというようなことも考えてみたいんですよね。

井原さんが出した例で言えば、あまり保育所保育所だとパチンコやりたいがために子供を預ける人もいるのがどうかっていうようなことを仰っていましたが、まぁ無職(ここではパートもしないニート的な専業主婦を指します。家事はしているんでしょうが)の方の子供は無償化しても預からない方がいいかもしれませんね。NPOとか左翼のイメージですが(イメージです。実態は知りません)、そういうボランティア活動をされている方は子供を放って?っていう疑問はありますが、あるいは子供を預かってもいいかもしれません。保育所を建てるのも維持するのもタダではありませんから、祖父母が預かってくれるならやはり優先順位は落ちるでしょう。あるいは子供を預かる祖父母(など親族)に年金上積みとかすれば政府としては保育所を建てて維持するより(無償化の方向性ですから)コストがかからないかもしれませんし、やはり親族が預かる方が安心で温かみもあって人格形成にもプラスじゃなかろうかと思います。とにかく子供を増やすため幾らでも金をかければいいというものでもないんだろうと思いますね。制度を悪用する人ってどうしても出てきますしね。そういう抜け道を極力塞ぐ(パチンコ目的かどうか一々調査はできませんが、仕事がある時間帯は大体決まっていますから、仕事がある時間預かるというシステムならパチンコ目的で子供を預けるのは不可能です)制度設計みたいなものも筆者は考えてはいるんですよね。外交安全保障や経済・政局ばかりのブログですが、何でも屋的なところが政治らしくていいのかなと自分では思っています。

最後にマナーと政治ですが(井原さんが○○○○○さんのマナーを問題にされていたので)、この辺は育ちもあるかもしれませんよね。井原さんの祖父も衆議院議員のようですが、安倍首相や麻生財相は字が綺麗だったり育ちの良さ、教育されていることが明らかですが、そういうのは候補者としてひとつの武器かもしれません。それがどの程度人気と関係あるのか筆者にはピンときませんが・・・。世襲政治家は一時期(自民党が叩かれていた時)不人気だったように記憶していますが(当時世襲禁止の旗がガンガン振られて自民党は追い込まれたいたように記憶していますが、筆者は擁護派でした)、世襲の方が始めから政治家になるという意識ですから、政治家として能力が育ち易い側面はあると思います。またマナーがシッカリしている人ほど筆者のようなノーマナーの人間は気になるんだろうとも思います。筆者の場合は育ちが悪いというより(中流家庭ド真ん中だろうと思います)、異常に不器用なところがありますから(家族で筆者だけですね)、まぁその辺も無くはないんでしょうね。政治家になる訳じゃねーしみたいな。マナーに無能力な筆者にはさぁ・・・?て感じの話題です。それだけで嫌悪感とか感じる人もいるんでしょうね。そういうのも分からないでもないですが、筆者のようなものがいてもいいだろうと自分では思っています。育ちのいい人=保守派の図式はある程度成立すると思いますが、筆者は事実として必ずしも育ちが悪い訳ではありませんし(ノーマナーなのは親族を見渡す限り筆者だけですから個人的な問題だろうと思います)(遺伝的に父方の影響が濃いことは明白ですし、デカく生まれ過ぎて母が死にかけたという逸話もありますから、他所の子という可能性はまず有り得ません。筆者だけが違うところがあるのも人間の不思議でしょう)、保守派と理念や政策が一致するから保守派だという考えですね。少なくとも日本のリベラル・左翼とはほとんど真逆のことしか書いていないと思います。保守のイメージも人それぞれでしょうが、筆者の中では保守系雑誌・新聞が保守のイメージで筆者はそれにずっと共感してきています。最近のネット保守も筆者なりには尊重しているつもりですが、移民反対こそ保守!みたいなところは筆者と全然違うなって感じですね。いろいろ言いたいことはありますが、本題から逸れるのでこの辺にしておきます。保守系雑誌でも月刊日本的な安倍ガー共謀罪ガー安保法制ガーみたいな保守はおまえ民進党の別働隊だろ?(笑)って感じですね。まぁ好きにしたらいいと思いますが、素直に保守派の意見で雑誌をつくればそうはならない、左翼の支援を受ける保守派も大変だねぇ・・・としか思いませんね(たびたび失礼)。話が逸れましたが、筆者的にはマナーはそれほど重要視しているファクターではありませんので、関心のある方がワイワイ言ってくれればって感じですね。マナー=保守みたいな図式で旗をふられるとやや困ってしまいますが筆者にはどうしようもないところです。

複数書くと言いつつ結局長引いて一本だけ。夜も更けましたので(1時40分)ここまでとします。後先週の分は報道1本ですが、多分金曜(深夜含む)中に書きます。それほど量はない予定です。

※追記:筆者は地方政治に対する関心が浅いのに安易に中~大選挙区を否定したのは良くなかったかもしれませんね。筆者は小選挙区制でいいと思っていますが、自民党はどちらかと言えば地方で強い政党ですし、これからなるべく地方政治も見ていきたいとは思っています。あまり期待せず待ってもらえれば。中選挙区時代の派閥政治の良い部分を抽出できないかというようなことも考えたいですね。後、井原さんに逆らうつもりもではないんですが、○○○の魅力発掘とかね。

今週及び来週の予定

2017-08-31 21:26:20 | 日記
愛媛インバウンドを少し書き足したので告知。

本日はこれから何本か記事を書くつもりです。ネタはあるつもりです。

先週の予定を片付けた後、今週の分の予定もちゃんと今週中に片付けるつもり。そんなこと言っといて延び延びになるが常ですが、誰と約束している訳でもありませんしね。ただ日記を公開しているだけですから。

来週あたり金融もやろうかと思っています。意識的に経済をやりたいですからね。「NRI生活者1万人アンケートでわかった!なぜ、日本人の金融行動がこれから大きく変わるのか?」(東洋経済)って本を本屋で見かけて買って来ました。自分ぐらいの知識だと日本経済の実態が良く分かるような気がしました。

後は住宅・IT・トランプの減税・金利と土地・日本美術あたりが今気になっているテーマ。勿論本丸はデフレ脱却です。

当然北チョンがどうでるか中露ど~なってんの?も今大事なことなので、何か言えることがあったらその都度書いていきます。

自民党は茨城県知事選勝てて良かったですね。情勢は全く知りませんでしたが、現職は強いだろうから負けるかなと思ってました。一時はど~なるかと思ってましたが、今は押せ押せですね。過熱し過ぎない程度がちょうどいいんでしょうが。

後はWillで加戸さんの記事を見て、キタムラとかいう人を〆んとな・・・って思ってます。露骨にやると反省してないみたいですが、ヤバかったぜコノヤロウ。覚悟はいいか?って思ってますよ。感染症とかライフサイエンスとか日本もちゃんとやるべきかもしれませんね。でもキタムラとかいう人は相手にせず(笑)。冗談ですよ。冗談。○○○砲恐るべし?

愛媛3区の補選も気になるし、憲法改正もそろそろ案でも・・・という気もしてます。まぁあまり期待せず待っていただければ。政治家になろうと思っている訳ではありませんが、ブログを細々書くだけでなく、実際の政治活動にもボチボチ興味が湧いてきました。何事もとりあえずやってみることが重要なのでしょう。自民党入党効果ですね。まぁまだ開催された講義に2回行っただけですが。何故か予定がズレて延び延びになっており、若干困っています。

後、日本の過激派を知るため、本日「わかりやすい 極左・右翼・日本共産党用語集」(警備研究会著 立花書房)を買って来ました。パラっと見て、ホ~ン、なるほどな。連中はこんなこと考えているのか・・・って思いましたが、いずれ何かの機会に取り上げるかもしれません。使う機会ないといいですね。

最後に今気になっているキーワードをメモっておきますと、原油価格・サイバー戦争・パキスタン・ウクライナあたり。何処までできるかは知りません。

部活動でテロを防ぐ?

2017-08-31 14:30:25 | 日記
「世界はなぜ過激化するのか?」(藤原書店)ファラッド・コスロカヴァール著からイスラムテロネタの続きですが、氏が日本語版特別インタビューで日本について関心を示しているのは、なぜ日本社会から過激ジハード主義者に合流するものが出てこないのか、日本から暴力的な過激主義が消えたのはなぜか(日本でも60~70年代、極左の赤軍派がパレスチナ連帯の一環としてイスラエル・ロッド空港乱射事件をおこした)というところだそうです。欧州の若者がシリアに向かう理由のひとつは社会に反抗し戦場で濃密に過ごしたい願望があるからだそうですが、日本が若者の思春期の苦悩に向き合い、若者の過激志向を何処かで吸収しているのであれば、フランスや欧州が日本から学ぶべき教訓があるかもしれないだそうです。

現代日本で過激ジハード主義に合流するものが出てこないのは、そもそも中東に関心がないから(外国にもそれほど興味は無さそう)だと思います。中東の隣にある欧州とは関心の高さが違いますからね。赤軍派がイスラエルまでいった理由は筆者には分かりませんが、当時の空気を知るものに聞けば分かるのかもしれません。左翼から暴力主義が退潮した理由も筆者の知るところではありませんが、日本の新左翼(ウィキペディア)>1960年代以降に欧米などの先進国と同様に、日本でも従来の日本共産党や日本社会党などを「既成左翼」と呼んで批判し、より急進的な革命や暴力革命を掲げて、直接行動や実力闘争を重視した運動を展開した諸勢力が、特に大学生などを中心に台頭した。特に安保闘争やベトナム反戦運動などに大きな影響を与えたが、70年安保以降は内部の内ゲバや爆弾闘争などのテロリズムもあり、大衆の支持を失い影響力は低下した。・・・穏健化のひとつの理由は高齢化ではないでしょうか?(高齢化し数も減少 若者から見限られる中核派・革マル派の現状 NEWSポストセブン)それでは何故高齢化したかですが、大衆の支持を失って影響力が低下したから(何故支持を失ったか当時の空気は筆者には良く分かりません)でしょうが、ひとつ考えられるのは就職に響くからじゃないかと思います。日本ではなりたくない職業No1はフリーターだそうですが、中産階層出身者がフリーターに憧れるというのは考えにくいですね。筆者は若い時に左翼志向はなかったので経験からは何とも言えませんが、観察から日本が過激志向を何処で吸収しているかという問いでひとつ考えを述べてみますと、部活動・・・?って思いますね(運動をすると「ポジティブ」になるのは本当だった NAVER まとめ)(運動部活動は日本独特の文化である――諸外国との比較から 中澤篤史 / 身体教育学 SYNODOS)欧米は地域でクラブ活動をやっているらしいですが、サッカーとかのユースを見る限り(欧米の地域のクラブ活動の実態は良く分かりませんが)、才能のある人だけ集めてやっていないか疑問があります。大体が学校行って地域のクラブ活動をやって家に帰るぐらいだったら、効率だけで言えば、学校で運動して帰る方が時間に無駄がないとも考えられます。筆者は部活動をほとんどやっていませんが、やるのが当たり前な空気もありました。体格で分かり難くなっているかもしれませんが、欧米より日本の方がひょっとして若者の運動量が多いってことはないでしょうか?少なくともアジアでは多い方らしいです(外国人「日本の体育凄すぎwww」中学生の体力がアジアで一番高いと判明!海外の反応 Tamenal)。自分がやってりゃ体力(男らしさのひとつの象徴でしょう)コンプはないはずなんですよね。

以上ですが、こんな感じで分かる人がいれば教えてあげればホームグロウンテロに悩む欧州が喜ぶかもしれませんね。代わりにアジアで日本の言うことを聞いて変な口出しを止めてくれるかもしれません。

※追記:以前、オックスフォードからの警鐘 - グローバル化時代の大学論 (中公新書ラクレ) を取り上げましたが、日本の経験を~的なことは書いていましたね。何かただのボランティアみたいですが、そうやって普段からコミュニティに入っておくことがイザという時、重要なのでは?日本一国で何もかもできる訳じゃないんですから

ロシアが北朝鮮を裏切った?

2017-08-30 14:27:32 | 注目情報
安保理、北朝鮮非難の議長声明 日韓「強い決議を」(日経新聞 2017/8/30 9:42)

>国連安全保障理事会は29日夕(日本時間30日朝)緊急会合を開き、北朝鮮による日本上空を通過した弾道ミサイル発射を非難し、発射の即時停止を求める議長声明を全会一致で採択した。議長声明の形をとり北朝鮮の行動を受け入れない国際社会の総意を強調した。一方、安倍晋三首相は30日午前、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と電話で協議。日本側の説明によると、さらに強い決議が必要との認識で一致した。

意外とロシアはゴネなかったですね。今のところ中国の方が文句を言っているようです。

中国の王毅外相「安保理で対応」 各国の独自制裁には反対(産経ニュース 2017.8.30 13:03)

いずれにせよ、さっさと北朝鮮批判で一致したのは重要な一歩でしょう。独自制裁に反対する中国の発言を見る限り、日本の独自制裁が進むことを恐れているのかなって感じです。北海道沖に撃たれてJアラートが鳴ったなら日本も独自制裁を考えるしかないですもんね。あまりゴネてると日本が目覚めるかもって中国は警戒したんだと筆者は思います。

今後ですが、北朝鮮が核実験したら更なる制裁を招くことが予想されます。北朝鮮は苦しい立場に立つでしょう。北朝鮮が素直に核放棄すればいいんですけどね。元帥ドノも体面を考えたら(先軍政治でこれまでやってきたのだから)中々決断できないんでしょう。さりとてこのままでは首が絞まる。いずれはクーデターがおこって全てがパーになるかもしれない。そんな元帥ドノに悪魔の囁き。核放棄(及び拉致解決)は条件ですが、そんなにオラつきたかったら北に向かってどうぞ。世界一のアメリカと対話すれば核放棄してもメンツは保てますし、ワーワー噛み付くのも北向きなら、これまでロシアや中国がそうやってきたように生暖かい目で見られます。手土産はICBMの流出経路の情報です。ムン大統領も北朝鮮が核放棄を決断するなら受け入れ支援してくれるんじゃないですか?知らんけど。

閔妃(ウィキペディア)

>閔妃(びんひ、ミンビ、1851年10月19日 - 1895年10月8日)は、李氏朝鮮の第26代王・高宗の妃。

>国王の正妃として強い権力を持ったが、縁故主義と汚職、そして義父興宣大院君との20年以上にわたる権力闘争により政局は混乱し、巫堂に国庫の6倍以上の国費を浪費するなど腐敗していため乙未事変で朝鮮親衛隊、朝鮮訓練隊、朝鮮警務使、日本軍守備隊、領事館警察官、日本人壮士(大陸浪人)らの怒りを買って暗殺された。死後、大院君によって平民に降格された。

>光緒11年(1885年)になると、ロシアの南下政策を警戒しだしたイギリスなどを牽制するために親露政策もとりはじめる。光緒20年(1894年)に甲午農民戦争(東学党の乱)が起きると清軍と日本軍の介入を招き、日清戦争の原因と戦場になった。

>日清戦争後、勝者である日本側の推す大院君派の勢力が強くなり、後ろ盾となっていた清が大きな打撃を受けた閔妃の勢力は衰退していく。そのため閔妃は清への事大主義に代わり親露政策を更に推し進め、今度は7月6日にロシア軍の助力を得て権力奪還に成功する。この一件後の反閔妃派の不穏な動きを察し、反対勢力(訓練隊等)の武装解除等を行った。

>親日開化主義から親清事大を経て親ロシアへと次々に方針を転換したかのように見える閔妃の政策は、まさに大院君への怨念ともいえる姿勢で貫かれており、これらが原因で大院君に代表される反対派勢力による反感を買うことになる。閔妃の動きは閔妃に不満を持つ大院君や開化派勢力、日本などの諸外国から警戒され、開国504年(1895年)10月8日早朝、景福宮に日本軍守備隊、領事館警察官、日本人壮士(大陸浪人)、朝鮮親衛隊、朝鮮訓練隊、朝鮮警務使らが侵入する事件が発生、その混乱の中で殺害された(乙未事変)。

過去の歴史を紐解くと李氏朝鮮は長らく中国の支配下にありましたが、ロシアに近づいた時期もあります。日本は日清戦争で半島から中国を追い払いましたが、朝鮮(閔妃)は結局ロシアに近づいたので、閔妃は死ぬことになりました。というか日本が殺しました。そして日露戦争で日本は勝った後、韓国併合が成ります。韓国併合の是非は言いませんが、日本が併合しなかったらロシアが併合した可能性が高い。そういう時代です。

北朝鮮は何処までロシアを信じるべきなのか?中国を信じるべきなのか?よくよく考えてみるべきですね。

敵基地攻撃能力が無い日本は舐められてしょうがないかもしれませんが、北朝鮮は米軍を舐めるべきではない。

米、北の計画妨害でサイバー攻撃か、トランプ政権前高官示唆(産経ニュース 2017.8.30 09:05)

>ゴルカ氏は、トランプ政権が北朝鮮の弾道ミサイルから米本土を守る方策について聞かれた際、「秘密の選択肢もたくさんある」と述べた上で、「(北朝鮮の)ミサイル発射実験は失敗が多い。中には北朝鮮に技術力がないこと以外の理由で失敗していることもある」と述べ、裏には米国のサイバー攻撃があったことを強くにおわせた。

>ゴルカ氏の発言が事実とすれば、トランプ政権も前政権から北朝鮮に対するサイバー攻撃作戦を引き継いでいることになる。北朝鮮が日本時間29日に行った弾道ミサイル発射は、ミサイルが落下直前に分解したとみられているが、ゴルカ氏は、これがサイバー攻撃によるものかどうかについては言及しなかった。

米衛星、北の発射兆候「捉えていた」 東倉里でと韓国紙(産経ニュース 2017.8.30 11:31)

北朝鮮は日本の対応がやたら早かったこと、国連の北朝鮮非難の決議がやたら早かったことに不審を感じないんですかね?もうそろそろ観念してもいい頃合では?

Donald J. Trump Twitter 8月16日

>Kim Jong Un of North Korea made a very wise and well reasoned decision. The alternative would have been both catastrophic and unacceptable!

敵基地攻撃能力の整備あるいは朝鮮総連の制裁を

2017-08-30 07:52:56 | 政策関連メモ
安倍首相のフェイスブック見ましたけど、安倍首相と麻生財相が何やら検討している様子でしたよね。この二人がキーマンなんでしょうが、筆者は敵基地攻撃能力の整備あるいは朝鮮総連の制裁を望みます。安倍政権は危機管理の対応は何時も早いですが、敵基地攻撃能力がない現状では北朝鮮に対する抑止力が決定的に欠けていることは明白だと思います。だから元帥ドノは日本をターゲットにした挑発を続けるんでしょう。結果的に北朝鮮包囲網の穴が日本になってしまっています。敵基地攻撃能力を整備するべきでしょう。事情があってそれができないなら、朝鮮総連の制裁です。日本は中国の北朝鮮取引企業も制裁するみたいですが、それは前々から出ている話なので、サプライズがない。

日本政府対北朝鮮制裁で追加措置 中国とナミビア企業に(毎日新聞 2017年8月25日 10時45分)

北朝鮮的にはこの措置に対する報復としての今回のミサイル発射だったと思います。前々から出ていた話だと思いますが、形にしたからやったのでしょう。こういう時は、「北チョンは分かってないな?」で更に強くブン殴る、これが安全保障の流儀だと思います。弱小国にはできないやり方ですが、日本は弱小国ではありません。それを北朝鮮に分からせる必要があります。アメリカっぽいですが、あれだけワーワー喚いた北チョンもビビってグアム向けを止めたでしょう?その前には核実験も止めました。勿論核実験をやったら更に強く殴るべきです。

ミサイル対応が早いことはいいことと思います。しかし人が死んだ訳でもなし、能力もないから戦争できる訳でもありません。日本が緊急にできることは限られています(災害対応の指揮をとるなら一刻の猶予もないと思いますが)。サプライズの制裁で日本の意志を知らしめていくべきでしょう。敵基地攻撃能力の整備は厳密には制裁じゃないですけどね。でも、日本をおこさないようターゲットを外してきた北朝鮮には痛手のはずです。

愛媛インバウンド

2017-08-29 00:27:24 | 政策関連メモ
予告していた愛媛インバウンドですが、とりあえず常識的に考えて海外の集客を考えるなら道後温泉と松山城しかないなって感じですね。ミシュラン観光版で道後温泉が三ツ星、松山城が二ツ星ですね(Travel Guide Shikoku - The Michelin Green Guide)。四国では他に栗林公園が三ツ星、金刀比羅宮が二ツ星、足摺岬が二ツ星、アートハウスプロジェクト(直島)が二ツ星でプッシュされているようです。愛媛で他に取り上げられている地域は今治、内子、大洲、宇和島です。ミシュラン、城が好きですね。なお四国の(観光)情報はこちら(四国大陸)が検索で見つかって見栄えがいいなと思いました。運営事務所は公知にあるようです。

松山城 (伊予国)(ウィキペディア)

>現在は、城跡の主要部分が公園として整備され、大天守(現存12天守の1つ)を含む21棟の現存建造物が国の重要文化財に、城郭遺構が国の史跡に指定されている。そのほか、昭和初期の1933年に大天守を残して焼失した、連立式天守群の小天守以下5棟をはじめとする22棟(塀を含む)が木造で復元されている。

>幕末に再建された大天守ほか、日本で現存数の少ない望楼型二重櫓である野原櫓(騎馬櫓)や、深さ44メートルにおよぶ本丸の井戸などが保存されている。

アジア人が城が好きなら(大阪の記事で取り上げました)松山城はどうです?エレベーターで鉄筋の大阪城(失礼)よりよほど本物ですよ。壮大さでは劣りますが。平城よりは平山城の方が戦向きですしね。道後温泉も近いですからセットでいけます。ふもとには今治タオルや砥部焼きその他特産品を扱うショップ伊織があります(ホームページに今のところ英語・中国語・韓国語対応はありません)(道後温泉付近にも2店舗あるようです)。今治タオルは著名デザイナー(Creative Director/Art Director)佐藤可士和さんのブランド戦略でも知られます(参考:今治タオル 奇跡の復活 起死回生のブランド戦略 2014)。やれば海外戦略もあるいはと思わなくもありません。

道後温泉について(道後温泉物語 道後温泉旅館協同組合)

多言語過ぎますね(笑)。何処を目指している(笑)。商店街(道後ハイカラ通り)(英語対応)も近いですし周辺には観光名所が多いところです。

松山城-道後温泉間の移動は観光客なら坊ちゃん列車(伊予鉄)(英語・中国語・韓国語対応)もありますね。

その他観光地は松山市観光ウェブサイト(英語・韓国語・中国語対応)も参照。推奨されているのは(松山を楽しむ4つのポイント)、①名城・名湯の他に②俳句(※インバウンドの目玉としてはやや苦しいと思います。子規記念博物館も英語対応のみです)③コンパクトシティ(坊ちゃん列車の他にレンタサイクルも推奨されています)④瀬戸内松山です。>松山と広島・京都を周遊する「新ゴールデンルート」は、世界遺産や絶景の瀬戸内海、そして日本最古といわれる道後温泉など、魅力が溢れる旅のルートとして、様々なメディアに取り上げられています。特に、多島美が織りなす美しい瀬戸内海を象徴する「しまなみ海道」は、サイクリングや潮流体験を楽しめる観光スポットとして人気があり、松山市内から車で約1時間と、アクセスも良好です。瀬戸内海をテーマにした広域観光ルートは今、国内外から注目を集めています。・・・瀬戸内の海産物をプッシュして外国人が日本旅行に期待する食もあるいはアピールできるかもしれませんね。肉料理で言えば伊予牛(全農)。「インバウンドを考える(茨城鹿島・日光・大阪)」で取り上げた中国人に受けているらしいお好み焼きは松山焼き・三津浜焼き(何故かAsahiビールがプッシュしていますね)があります。松山は「寿司、天ぷら、お好み焼き、おにぎり、たこ焼き、流しそうめん、鍋、焼き鳥、焼き肉」どれもいけると思いますが、そうめんと言えば五色そうめんですね。(中国人)観光客が喜ぶなら流せばいいと思います(今現在の流しそうめんスポットとしてこんなページがあります:愛媛県の流しそうめんスポットまとめ!平家谷・観音水・権現山・薬師谷 おでかけいんふぉ.com)。言いたいことはターゲットの観光客の好みを調べて対応すれば満足度を上げられ観光客をもっと誘引できるのではないかということです。ラーメンなら海外で知名度のある一風堂が松山城近くの大街道付近にあります。しまなみ海道に関しては、本日は時間もありませんので、今度広島の記事を書く時に尾道とセットでやろうかと思います(南予はCルートで高知と一緒に)(今治除く東予は愛媛3区で補選とあわせていずれ近い内に)(松山以外の中予は今回はインバウンドということで勘弁してください)。体験観光もアピールされています(四国遍路は世界遺産を目指してますね(筆者は52番札所太山寺がある太山寺町の出身で小学校区には53番札所円明寺もあります。小学校だったか中学校だったか学校で遍路道の資料をもらって歩いたりした記憶があります。でも実際は結構バスで回っちゃったりするんですよね)。へんろ道文化を地道に守る活動をされている方々もいらっしゃるようです。「四国へんろ道文化」世界遺産化の会 | 愛媛県)。松山の絶品グルメは必ずしも(外国語対応してますが)インバウンド狙いではないかもしれませんね。松山ラーメンも美味しいですが、プロダクトアウトの発想に見えます。

もうひとつあえて挙げるなら可能性を感じるのは坂の上雲ミュージアムですね。ホームページは多言語対応していないようですが、パンフレットは英語・中国語・韓国語でつくっているようです。司馬遼太郎は日本の国民的作家ですから(筆者も子供の頃「坂の上の雲」「菜の花の沖」「項羽と劉邦」「街道をゆく」あたりを読みました。影響はあるでしょう)、司馬遼太郎記念館(英語対応)と連携するのもいいと思いますが、インバウンドの視点からは(司馬遼太郎は坂の上の雲も含め作品があまり翻訳されていないようです)、日露戦争資料館としての性格を強めたら面白いのではないかと思いますね(松山にはロシア人墓地も残ります)(筆者がロシアより的なところがあるのも(?)、出身に拠るかもしれません)。中国には旅順日露戦争陳列館(ウィキペディア)があるようです。>日露両将の写真や日露戦争の旅順の立体模型、当時の銃弾や砲弾などが展示されている。「旅順口区国防教育基地」ともされ、中国国民に対する愛国教育の場ともなっており、年間約100万人の中国人が訪れる。・・・日露戦争で中国の愛国教育の場となり100万人集めているとか筆者的には意味不明ですが、興味深いですね。日本がロシアを追い払ったのを認めてくれるんでしょうか?Category:軍事・戦争博物館に可能性があるのかないのか分かりませんが、日本には大規模なものはないようですね。大体が大学で軍事を教えませんし。坂の上の雲ミュージアムは狭いでしょうが、郊外で大規模施設を建ててもいいかもしれませんね。御殿場でチャレンジしているようですが(世界の軍事博物館 - NPO法人防衛技術博物館を創る会)。呉の大和ミュージアム・てつのくじら艦は広島の記事(大本営の件で日清戦争にも絡めるかもしれません)で触れますから、この辺で。

レトロ(ぼっちゃん列車など)のイメージをインバウンドにより繋げられないか考えたのですが、こんな記事もありますね(着物姿で湯の街散歩♪松山の道後温泉とアート散策【愛媛】 じゃらんニュース)。コスプレ(ウィキペディア)はわりと日本文化ですよね。カラオケも日本発祥と言いますが、なりきり文化は結構強いかもしれませんね。ものまねグランプリもテレビでやりますし。織田信長も敦盛(ウィキペディア)を舞うのを好んでいたとも言います。こんなの(【楽天市場】着物 コスプレの通販)もありますね。品格?ですが、好きな人も多いようで市場が成立しています。何が言いたいかと言うと、なりきりレトロで観光開発ができないかということですね。「レトロ 観光」の検索で具体的地名として第一に出てくるのは門司レトロ(英語・中国語・韓国語対応)みたいですが、今のところはそれほどインバウンドを獲得できていないようです。良く分かせんが見るだけでしたら舞台はあるのですから、なりきりの楽しみをプラスしてはどうですかね?

アクセスですが成田や関空との連携はそれはそれでいいと思うのですが、今年8月25日にソウル便就航が決定したみたいですね(松山-ソウル線 チェジュ航空就航について)(欧州だとソウル経由の方が安い?)。ただ、アシアナ航空は慰安婦問題とかで揉めたせいか(姉妹都市フライブルグの慰安婦像建設にストップをかけました)、運休になっていますよね。筆者も慰安婦像建設にストップをかけたことは良かったと思いますし、反省はしてないんですが(別に筆者がやった訳じゃありませんが)、せっかく就航したのだから、続くといいですね。ツートラックが何時まで続くか(笑)。あえて言及しておきますが、松山にある四国唯一の朝鮮学校は小中併せて在校生は20人ほどだそうです。筆者も高校卒業まで18年間朝鮮人を見たことも聞いたこともなかったですからね・・・。従来は上海便が出ていますが、親日度を考えると(インバウンド獲得を考えると)、香港・シンガポールも出来たらいいなと思わなくもないですね。台湾は松山空港(台北)との間でチャーター便が出ているようです。中国なら日露戦争との絡みで大連にワンチャンか?大連は結構親日みたいですし、人口も多い(600万とか)ですから、やってみれば可能性はあるかもしれませんね(大連市に決して反日デモが起こらない本当の理由 BLOGOS)。何ら軍事博物館に関して教えてもらうことも考えられるかも?

※追記:外国人が日本旅行で期待するのがショッピングならロープウェー街~大街道~銀天街~タカシマ屋のルートはまずまずかもしれませんね。大都市と比べるべくもないかもしれませんが。中でも東急ハンズは外国人が物珍しがるみたいです(忍術の道場に東急ハンズ!外国人が訪れる人気の「日本の名所10選」Spotlight)。松山にもタカシマ屋にありますね。東急ハンズもインバウンドは意識しているみたいです。東急ハンズ、春節に向けインバウンド来店促進・購買促進施策を実施 2016/02/05(マイナビニュース)

インフレはおこすし年金も破綻しない

2017-08-28 21:26:26 | 政策関連メモ
夕方から時間があるとか言いつつここまで(9時過ぎまで)書けず申し訳ない。ちょっと頭痛でダウンしておりました。頭痛でも書くこと決まってる奴は書けるんですけどね。意地でも経済やってやろうと色々考えている内に寝ておりました。睡眠不足かな?ここから速射砲で巻き返す予定です。

デフレマインドの払拭ですが、官民ファンドの投資が進まない原因は何やろ・・・とまず考えましたが、失敗は許されないからだろうし、素人には分からんなって感じです。ついで経団連は何考えてるんやろ・・・で政策とか見ていたら、消費喚起を含めていろいろやっていますね。昨日の段階では具体的に政策を見ず検索をかけた印象で物事を語ってしまいましたが、「それほどインフレ政策に確信を持っていない」を訂正しておきます。まぁプロの皆さんがいろいろ考えても効果は出ていても中々思うようにはいってないが実際のところなのでしょう。

で、素人に何が言えるかですが、本日はターゲットを安倍政権支持が多い若者の消費行動に絞りますが(参考:若者の消費行動に見る日本社会の未来形)、やはり将来不安で若者が消費を絞っているは事実のようです。ということは将来不安が無くなれば消費は増えると考えられます。

この将来不安の主因は常識的に考えて少子化(少ない人数で多数を支える社会保障システム)が原因と思います。出生率が向上すれば不安も緩和するとも考えられますが、即効性がありませんし、出生率2以上にするのも至難ですから、これだけで十分でないのも事実です。

やはりメッセージは明快にしていくべきでしょうね。まずインフレはおこす。インフレがおこれば名目の収入が伸びるから毎年売り上げが落ちる心配は無い。株価も上がるし持続的な成長も可能。何かトリックのようですが、病は気からとも言いますし、デフレで毎年売り上げが落ちる前提で消費を喚起してもほとんど不可能に近いと思えます。そもそもインフレというのは利率次第でしょうが貯蓄に対するペナルティと言えると思います。少なくともタンス預金キラーになります。安倍政権であなたの大切な金庫のタンス預金は確実に目減りします(笑)。40兆円眠ってるらしいですからね。出て来いタンス預金。アングロサクソンはインフレターゲット(ウィキペディア)が大好きな印象がありますが、金融の魔術師の言い分には耳を傾けてもいいところがあるように思えます。ご老人達も目減りするぐらいなら・・・で何か策を練り始めるかもしれません。デフレが予測されているとこのまま心配だ~とか言って貯め殺してしまうんじゃないでしょうか。バブル期日本人は消費しましたし、日本人が消費しないということはないだろうと思います。大体幾ら貯めても不安は解消できないと思いますね。一時金を幾ら貯めても少子化のせいでカット確実の年金が補えないのは事前に分かり切っています。寿命が分からない訳ですから、毎年の収入の落ち込みに貯蓄で対応できないのは明らかだと思いません?これで不安にならない方が変わっているでしょう。若者の努力も大したものですが、若干無駄な努力のきらいがあるように見えます。

だから若者の将来に関するメッセージはこうです。年金は破綻しない。何故なら体が動く内は働いてもらうから(笑)(筆者はそのつもりですから、何とも思っていません)。今の引退世代みたいに早々に引退して同じだけ貰うように制度設計するなら消費税を30%にするとかしないと無理でしょうね。こうした財務省方式だとデフレマインド固定でタンス預金が益々増えるのはほとんど確実であるように見えます。嫌な話かもしれませんが、誰にでも分かることを誤魔化そうとしてもそんな努力は全くの無駄です。女性は専業主婦の時代が長く続きましたから残念ながら発想が浮世離れしていると思いますね。共働きは覚悟した方が身のためだと思います。年金で専業主婦を十分養えると思っているんですかね?そうであるなら、男性も子育て・家事をするしかないでしょう。長く働いてもらうと言っても、一部を除き60を過ぎたら給与がガクっと減って再雇用前提です。全員上がりすぎた高給維持ならそれこそ持続不能です。高給の間に住宅ローンを払い終え子供を大学から出すのが前提です(無償化とか言ってますが、少子化トレンドで何処からその固定費の原資が出てくるか筆者には良く分かりません)。家賃を払わなくていいなら、年金でもやっていけるでしょう。将来不安の若者には住居という大型投資でもしてもらいましょう。金融リテラシーも学んだ方がいいようですね(マイナス金利下における 住宅ローンについて - 住宅金融支援機構)。大丈夫と予測できれば不安は払拭できるでしょう。国民保険も払わず早々に引退して生活保護で暮らせるとか思わない方がいいでしょうね。そんな方々が増えれば制度破綻必至ですから、体が動くうちは仕事を紹介されることになるんではないでしょうか?体が動かなくなっても国民年金を払ってなかった人の生活保護費は国民年金以下しか貰えないという改革が来て社会はそれを支持し多数決で決定するかもしれませんね。つまり氏ねってことです。まぁあまり国家に養ってもらおうと思わないことです。予測できる近未来にロボットやAIが発達して人間が労働から解放されると思わない方がいいと筆者は思います。筆者の見るところ不安の多い人は不平不満で自分で不安を創り出しているようにも見えます。そんなもんだと思っていたら人間どうってことないところはあると思いますね(それがいいこととも思いませんが昔は見合い結婚も戦争も受け入れられていました)。何をされても言われてもいいってことではありませんが。という訳で年金は破綻しないと思います(制度設計で減額するからではなく(それだと暮らせないから貯めるしかないでしょう)支給を遅らせるから破綻しません。何処までも遅らせるってこともないと思いますから過剰に不安になる必要もないと思います。80・90で働いてもらうってこともないでしょう。出生率が1を切るとかしたら分かりませんけどね。人口集中する東京で出生率1を切ったことはあるみたいですが、最近は持ち直し傾向です。これは郊外ニュータウンの高齢化及び都心回帰の傾向と一致しているようにも見えなくもありません(詳細は知りません。専門家じゃありませんし、あまり一人で調べすぎるのも時間に限界があるので、本日はここまでとします)。いずれにせよ東京の出生率は東京圏で見る必要があると思います。少しデータが古い(2010年)ですが、出生率は西高東低の傾向があるようです(注目される地方の出生率低下 - 第一生命)。女性の就業傾向と出生率に関してはこちら(女性の継続就業の動向と課題 亜細亜大学 権丈英子)。働く女性は子供を生まないは昔の話で今は働く女性の方が子供を生む傾向にあります。県別の女性の就業傾向はこちら(第3節 地域における男女の仕事と暮らし | 内閣府男女共同参画局)。有業率の地域差は大きいですが、就業意欲の地域差はより少ないので、働く意志があるのに働かせていない地域があるようですね。後面白いのは男性が長時間労働する地域ほど女性が働いていないということです。安倍政権の支持率は女性が低いですが、働き方改革に女性は本音で賛成していない人も結構いるのかなって思ってしまいますね。働いて稼げみたいな。家におったら邪魔だみたいな。これは男性のあくまで1意見なので流していただければと思います。いずれにせよ、徹底的に調べれば出生率を増加させる政策傾向を見つけられそうですね。その辺はまたの機会にしますが、諦める必要は無い(改善できるだろう)と思っています。

企業がインフレを支持するべき理由

2017-08-27 14:21:01 | 政策関連メモ
企業はインフレ政策に必ずしも積極的ではないようです。「経団連 インフレ」で検索しても何も出てきませんが「経団連 消費税」では経団連が消費税上げに賛成している記事が出てきますから、明言はしていないものの少なくともそれほどインフレ政策に確信を持ってないように見えます。

麻生財相は内部留保税を言いました(以前に書きました)が、企業は内部留保を結構持っているとも言いますよね。これが投資や給与上げに回っていないのが日本の難点と思いますが、企業の立場から見て内部留保にはどういう意味があるのでしょう?これは確実な市場の縮小(少子化)に備えていると見るべきなんでしょう。しかしここが陥穽です。幾ら一時金を貯めても構造的な収入の減少傾向には耐えられないんですね。ですからインフレにして名目収入を市場の縮小にも関わらず増やしてしまうのが正解だと思います。名目収入が持続的に上がることが分かっていれば株価も持続的にあがりますし、経済の好循環を生むでしょう。インフレになったら内部留保は目減りしますから、税をとらなくても喜んで企業ははきだすでしょう。はきだしても企業は持続可能であることが分かっているからです。勿論倒産する会社は倒産すると思います。競争に敗れた企業は退出することも時には必要です。そうならないよう努力するしかないはずです。

インフレが起きたら公務員天国と揶揄される状況も改善される可能性があります。人事院勧告がそのまま決定ではないんでしょう?この辺の制度に全く詳しくありませんが。筆者としては将来の職業一番人気が公務員なら給与は高過ぎると思っています。倒産がない分(更にクビになりにくい分)もうちょっと待遇を民間優位にすべきでそれでバランスがとれるのではないでしょうか?物価があがっても給与をスライドしなければ穏やかに官民格差は改善されます。それができるかできないかですが。筆者が考えているのはここまでで安倍政権が何を考えているかは全く知りません。筆者は自分では公務員改革に熱心でないと思っていますが(単に他のことに興味があります)、言えるのはここまでです。官民格差が是正されれば優秀な人材が民間に流れ易くなりますよね。その分公務員が手薄になるのは否めませんが、それも止む無しなところはあると思います。車とか次世代の競争に勝ち抜けますかどうか・・・。こういう問題に対処できる人材を教育は育成して企業が採用するような流れになるといいですね。

徳川ミュージアムから地震と保険、文化財の価値創造

2017-08-27 11:09:11 | 政策関連メモ
茨城観光を調べていたのですが、さすがに素人が言えることはあまりないですね(神社とかインバウンドとの絡みで日本文化はまだまだアピールできるとは思いますが。多分、努力してないだけ)。という訳で茨城の著名スポットの紹介は紹介ページにリンクして終了。

水戸ってかなり遊べちゃうんです!茨城・水戸の観光スポット10選(icott)

この中でひとつ調べて気になったのは徳川ミュージアムですね。

>2011年3月11日の東日本大震災では、財団管理下の水戸徳川家墓所(茨城県常陸太田市、国の史跡)の石垣が崩壊、光圀隠居所であった西山荘(同市、茨城県指定史跡)も大きな被害を受け、宝物蔵、博物館の収蔵庫、壊れた展示品の修理など必要となった。復興に要する費用は同年6月30日の時点で約20億円と見込まれ、公的補助を受けてもなお5億円にのぼる負担が必要となった。2015年現在、財団は復興費などの寄付金募集を行っている(同財団は公益法人のため、寄付金は控除対象となる)。

おいおいおいどうなっとるんや~?貴重な文化財に保険も掛けとらんのか~?って思いますよね。原始的か。筆者は保険大好きイギリスの回し者じゃあありませんが、文化財に保険ぐらい掛けたらどうかと思って調べました。何時何処にどんな規模で地震が来るか分からない以上、個別の博物館で対応できるはずもなく、保険でリスクに備えるのが当たり前でしょう。公的補助もタダじゃありませんので。博物館も自分とこで必死に稼いで自分で保険を掛けて対応するのが筋だと思います。

地震保険(ウィキペディア)

>地震保険は、被災者の生活の安定を目的とする保険であるため、保険の対象は住宅及び生活用動産に限られ、保険事故は地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災・損壊・埋没・流出による全損・半損・一部損である。

>保険料は、所在地(都道府県)と建物の構造により異なる。所在地は、地震の危険度により都道府県別に1等地~4等地までの4つに区分されており(4等地は、東京都・神奈川県・静岡県)、建物の構造は、木造か非木造かの2つに区分されている。また、築年数や耐震等級などの割引制度もある。なお、1回の地震について支払われる保険金の総額の限度が地震保険法施行令で定められており(2008年(平成20年)4月1日時点では5兆5千億円)、支払うべき保険金の総額がその限度額を超える場合には、これに応じて保険金が削減される(関東大震災クラスの地震が発生しても全額支払可能と想定されている)。また、損害保険会社の経営が破綻した場合に契約者保護を行う「損害保険契約者保護機構」でも、地震保険は100%補償されることになっている。

>地震保険は、建物の時価額の30~50%を限度として補償する保険であるため、地震保険だけでは住宅を再建するための費用(再調達価額)に対して保険金が不足することもありうる。

うん、博物館保護にはなりませんね。どうして地震から文化財を保護する保険がないのかの考察は後に回します。生活者に対する地震保険はあるようですが、熊本ではどうなったか調べると・・・熊本地震で2,724億円支払い 今だから学べる地震保険(火災保険レスキュー)>日本損害保険協会が6月6日時点の「平成28年熊本地震に係る地震保険の支払件数と金額」のデータを発表しました。その額は2,724億円、なんと東日本大震災に次いで二番目に高額な保険金支払い額となります。>上記は日本損害保険協会が発表したデータです。対象は九州地方全域ですが2,724億円のうち2,593億円を震源地の熊本県が占めています。この金額は支払い額約783億円の阪神淡路大震災を大きく上回り、約1兆2346億円支払われた東日本大震災の次に高額です。・・・ということで保険に対する日本人の意識は順当に上がっているようです。良いことですね。万一の時は政府は支援するでしょうが、仮設住宅(ウィキペディア)の環境が悪いとか何時まで経っても出て行かないという話を聞くと何とも言えない気持ちになります。また、支払われる額は建物の時価の半分以下であることに注意が必要でしょうが、関東大震災クラスでも全額支払いが想定されているというのは心強いですね。ホントかな?またまた~関東大震災だったら足りなくなって破綻はしないものの給付カットになるんじゃないの~って思ってしまいますが(ホンネ)、検証する能力もないので一応信じることにします。頼みますよ。東京・神奈川・静岡・・・東京・神奈川・静岡・・・レベル死ワロタ。東京・神奈川は何時まで経っても全く来ない予報士狼少年状態の東海地震対応で著名な静岡に並ぶんですね(【地震・津波】静岡県民最強伝説 NAVERまとめ)。都民は心の準備・お金の準備出来てますか~?ヒビがはいりまくったビルとか野放しにしている場合じゃないかもよ~(個人的な体験の話です)。でもあまりビビって無駄に貯め込まないでくださいね~。東京の財布の紐がしまったら地方も大迷惑するんでヨロシク。保険掛けてある程度の貯えを備えたら後は収入に応じて使うんです。地震来た時に備えて金を貯めて価値が下落した土地を買いしめてひと財産築こうとしているそこのあなた!安倍政権がインフレをおこしあなたの大切な財産を目減りさせます(笑)。

美術品補償制度はあります(文化庁)。でもこれは展覧会とかで海外の美術品を借り受けるために創った制度なんですね。海外の美術館の皆様においおいおい~地震対応もしてないのかよ~貸せね~だろ~とか言われて作った制度なんだと思います。フツーにもっともでしょう。それでも日本の美術館は日本の美術品に対応しないのだとしたら相当ですね(日本の美術館が対応しているなら展覧会のための制度が必要でしょうか?)。海外の美術館員の方々は大切な美術品を日本に売れるか?と思っても止む無しですね。競走馬なんかも本当に大切な馬・特に多数に種付けできる牡馬と違って子供の頭数が限られている良血牝馬は日本に売りたがらないともいいますが(最近の事情は知りません)、ちょっと地震対応に関しては馬鹿にされて止む無しなところがあるようにも思えます。

で、何故文化財に保険をかけていないか(多分)ですが・・・日本の美術品に値がついていないからではないかと推測できます(日本の美術品の評価が世界的に低いのはなぜですか? Yahoo知恵袋>日本の美術が世界の美術にひけをとらないと思いますが金額はかなり低いです。十億単位のものがほとんどない。国宝でも難しい。それに引き換え中国美術は順調に伸びています。美的に大したことないと思うのだかなぜか高い。>日本美術は『わかりにくい』ので、相当の日本マニア以外は手をだしません)。値がついていないから、保険がかけられない・・・図星でしょ?まぁ値がついている西洋美術なんかはやってないとしたら早急に保険をかけてほしいですが、日本美術が値がつかないなら日本美術界が惨めでやってられないですからね。でも事実は事実と思います。

価値は創造して高く売るもの――北斎に学ぶイノベーション[2]「印象派」の隠れた起源と価値創造(日経ビジネスオンライン)という記事を検索で見つけました。

>美術品競売で世界のトップ2というべき「ササビーズ」と「クリスティーズ」は、ともにロンドンにある競売会社です。ササビーズの設立が1744年、クリスティーズは1766年、世界最古と世界最大のオークション会社は、共にイギリス人が作ったということに、まず注目しておきましょう。

>イギリス人は株式化とか証券化、あるいはオークションのような競り市など「財」に付加価値をつけていくのが実に巧みです。ゴッホ(オランダ)ピカソ(スペイン)クリムト(オーストリア)など、競売に掛けられる品物は各地から(というより大半はイギリス以外)から持ち込まれるものですが、それをキャッシュに化けさせ、テラ銭を巻き上げるという「胴元」ブランドとして、ロー(というかほとんどノー)リスク、ハイリターンの構造を確立していることに注意せざるを得ません。

>これはまた「格付け会社」の元祖の1つでもあります。「サザビーズに持ち込まれた」「クリスティーズで競売に掛けられた」という事実自体が「信用」=財を産む。知財は間違いなく「情報付加価値」の一形態ですが、それらを生み出す「価値の根源」が、こうしたブランドにある事は、改めて注目しておく価値があると思います。

>しかし、こうした競売会社としても、ただ安穏と利をむさぼっているばかりでは成り立ちません。新しい「価値」を生み出す、この場合は「新商品を発見し続ける」ことが、ディーラーとしてはとても重要な仕事になるわけです。

イギリス人エ・・・。デービッド・アトキンソンさんもイギリス人の本能として(?)、文化財の価値創造に精を出していると考えると合点がいきますね。元金融マンですが、金融の仕事と相性がいいところもあるんでしょう。文化財観光の価値を自ら創造し自ら売り込む・・・こういうスタイルが日本人にも身についた時、日本人の文化財インバウドは相当掘り起こされると思います。文化財自体は残っているのですから。自分で価値創造できないなら、ユネスコとかCNNに評価してもらって逆輸入するしかありませんね。大体が北斎も逆輸入の形で日本人は自分のつくったものの価値に気付かないところがあります(視点・論点 「猫と浮世絵」NHK解説委員室)。

>印象派絵画やピカソ、あるいは戦後のアメリカン・ポップアートに至るまで、美術作品に高値がつくには、それらを支える「神話」ないしは「ストーリー」が存在しています。欧米の画商やキュレーター、あるいは美術評論家といった人々は、そうした価値を価格と共に作り出し、文化や作家の制作を守る人々でした。リトアニア系ユダヤ人の美術評論家、クレメント・グリーンバーグはそうした最右翼の1人といえると思います。

>「印象派絵画に日本の浮世絵が影響を与えた」というお話だけなら、そこそこ世の中でも知られています。クロード・モネの「ラ・ジャポネーズ」など、露骨に日本の意匠が描かれた作品を想起される方もあるでしょう。

>しかし、画家達が注目したのは、日本っぽい雰囲気や意匠が中心じゃないんですね、実際のところは。前回(リンク)北斎の「神奈川沖波裏」でお話したように、少ない色がシンプルに重ねられながら、多彩な色彩感を生み出している、その技法全体が、驚異をもって受け止められた。その結果「混色」ではなく色を置いてゆく「光の技法」が生み出されたわけです。

なるほどね。筆者もキュレーターという言葉だけは知っていましたが、こういう感じの文脈だったんですね。デービット・アトキンソンさんが文化財の説明に拘るのもちゃんと意味を分析して何故何が答えられないと価値が創造できないからなのかもしれませんね。インテリ外人が日本文化に興味を持っても疑問に答えられないようでは、ファンも増えていかないでしょうね。それが日本の文化財の低価値に繋がっているのかもしれません。低評価だと気分を悪くされる所有者の方もいらっしゃるかもしれませんが、評価しなかったからと言って、文化財の価値があがる訳ではありません。

キュレーター(ウィキペディア)

>現代美術の世界においては、キュレーターは展覧会の企画者としての業務が重要である。これは、現代美術に携わる現役アーティストと社会との接点が主として展覧会であり、現代美術と社会の橋渡しをする存在としてキュレーターが重要な位置を占めるからでもある。展覧会におけるキュレーターの仕事は、テーマを考え、参加アーティストやアート作品を選択し、しかるべき展示会場に好ましい効果を発揮するようにアート作品を設置し、カタログに文章を執筆することなどである。キュレーターは美術館に所属することが多いが、日本の学芸員とは仕事の権限・内容が大きく異なるので、欧米の美術館に勤めるキュレーターを学芸員と呼ぶことは不適切である。大学などで美術を教えたり美術評論家を兼ねるキュレーターも多い。欧米の現代美術の世界では、美術館やギャラリーや財団などの組織に所属しないフリーランスのキュレーターという職種が成立している。ハラルド・ゼーマン(英語版)は、そのような独立キュレーターの先駆者の一人であった。

インターネットとかでもキュレーターとか言っているようですが、それはさておき、現代美術における欧米のキュレーターは確かに価値を創造し値段をつける役割を担っているようです。こんな記事もあります。

学芸員の仕事 欧米の学芸員との違い(Career Garden)

>欧米のキュレーターと日本の学芸員との大きな違いは仕事の範囲です。基本的に日本の学芸員は博物館の幅広い業務に関わる事が期待されています。

>仕事には学術的な研究調査や収納物の管理保存などさまざまなものがありますが、中にはチケットの売り子や帳簿付けや電話連絡など、学芸員というよりは日常の雑務に近いこともあります。時には「雑芸員」と揶揄されることもあります。

>対して欧米のキュレーターはもっと仕事の範囲が限定的です。専門知識を活かした展示などを立案し、その企画のために中心人物として事務や技術職員などをとりまとめて、仕事を
運営していきます。

>企画のコンセプトを考え、何を展示し、どんな風に仕上げるかを熟考し、そのために周りの人材も上手にマネジメントする専門家としての役割に特化しています。

>もちろん展示の企画と進行などは日本の学芸員も行います。しかし、日本の学芸員はそのための事務的な部分、収集研究などの技術的な部分、一般への説明啓蒙などの広報教育的な部分など、多くの分野に関わることが多いです。

>欧米はそれらの職務が分離してそれぞれ細分化されているのに対して、日本は職務としてカバーされてる範囲が広いのです。

>日本においては博物館や美術館で働く人の多くが「学芸員」を名乗りますが、欧米の「キュレーター」は館内での地位が高い人が名乗る傾向にあります。

>欧米のキュレーターは展示企画者としての識見と能力が重視されるだけでなく、そのための人材を管理し、動かしていくようなマネジメント能力も要求されるからです。

仕事は欧米と日本で似通っていますが、日本はみんなゼネラリストで欧米は専門家が多いようですね。こうした文化的なことに口出ししようとは思ってはいませんが、欧米がキュレーターと名乗っているような人々を創っていかない限り、日本文化の価値創造及びまともな産業化も難しいんだと思います。人口が増えてりゃ何となく維持できるのかもしれませんが、どんどん人は減りどんどん日本文化は消え去るのみなんでしょうね。今のままだと。文化を創って維持をするのにもお金は必要です。政府からの補助金を食い潰す金食い虫のままでいることが心地いいのかもしれませんが(美術館・歴史博物館への支援(文化庁))、筆者などはいっちょ煽ったろうかと思っています。お気をつけを。

鹿島とか出雲大社とかいろいろ神社について書きましたが、神話というテキストもある訳ですし、分析評価して説明できるようになれば価値創造も出来てくる気はしますね。まぁ宗教なんですが、確かに観光としての側面もあります。日本人も格付けというか三大何ちゃらみたいな話は好きだと思いますが、どうしてもみんな平等に評価とかで差をつけない方向性に行きたがるんでしょうか?筆者などは運動会でお手手繋いでみんなでゴールみたいな話(都市伝説ともいう)は臍で茶が沸きますが、単に分析していいものはいいと言うだけですから、そうすればいいんだろうと思います。掲示板とかでも野球でポジションに例えて格付けするスレとかあるようですが、それを本格化させて基準をハッキリさせ議論を深化させるという方向性になるでしょう。

最後に一点茨城観光で言及しますと、やや気になるのは古河公方(ウィキペディア)ですね。

>古河公方(こがくぼう)は、室町時代後期から戦国時代にかけて、下総国古河(茨城県古河市)を本拠とした関東足利氏。享徳4年(1455年)、第5代鎌倉公方・足利成氏が鎌倉から古河に本拠を移し、初代古河公方となった。(享徳の乱)その後も政氏・高基・晴氏・義氏へと約130年間引き継がれる。

>成氏の移座により、古河は第二の鎌倉・新たな東国の都となった。また、鎌倉府から継承された政治・権力・組織を「古河府」とも呼ぶ。

鎌倉なんかもそうだと思いますが、古河も何処まで当時の文化財が残っているか良く分からないところがありますよね。特に価値があるものは古河が東国の都であった頃のものだと思うんですが、その後も歴史はある訳で(水戸なんかは時代が下る分強いですね)。後茨城であっても常陸じゃないみたいな。何故か下総(大体現在の千葉)みたいな。茨城県の古河や結城はどうして下総国だったんですか? 現在の茨城県と千葉県の境...(Yahoo知恵袋)。古河や結城と常陸の間の湿地が邪魔だったようですが、人間は結構土木で地形を変えてきていますね。足立重信(ウィキペディア)を知っているか知らないかで愛媛県人か社会科を多少なりとも勉強したかが判別できると思いますが、関東の工事は大概ですね。利根川も江戸湾(東京湾)に注いでいたらしいですし。それはともかく、筆者などはつい変り種に着目してしまう癖がありますが、差があると何故何いろいろ考えますからね。結構面白いですよ。キンタロー飴じゃつまらん。まぁ考えても何もいいアイディアがでない時もあります。古河の観光も栄えるといいですね(古河市観光協会 こがナビ)。

茨城に学ぶ(霞ヶ浦)

2017-08-27 09:54:23 | 政策関連メモ
茨城開発の一環として霞ヶ浦を見ていたらちょっと面白い情報を見つけました。

霞ヶ浦(ウィキペディア)

>水揚げされたアメリカナマズ、ブルーギル、ブラックバス、ハクレンなどを用い、管理された原料・環境で魚粉が製造され養鶏飼料から始まり魚類の養殖飼料や有機肥料として利用されて地産地消品として有効利用されている。

琵琶湖は無理にブラックバスを食さないでいいような気がします。茨城を見習って魚粉にしてしまえばいいでしょう。ブラックバスを食べる文化とか創ったところで意味分かんないですからね。

>近年、常陸川水門を部分的に開門するなどの措置を行うことにより、近隣水域の湖水が汽水と撹拌・浄化され、シジミやスズキなど日本固有種でかつ漁業価値の高い生息魚貝類の豊化の可能性が考えられている。これはすなわち関連漁業資源の回復を意味するものである。

霞ヶ浦は海になったり(浦の名前の由来)淡水化したり固有種がいるはずもない忙しい海のようです(今は淡水)。最近ではちょっと汽水にしようか・・・などと考えているようです。茨城県ェ・・・。神をも恐れぬ所業(?)。嫌いではないですね。水質汚濁を気にして(地形などの理由でどうしても水質が悪くなり易いようです)浚渫しまくるとか努力をしているようですね。まぁ水瓶を無くす訳にもいかないですからね(水利権は大体茨城で少し隣接する千葉、わずかに東京のようです)。