観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「保険」「相続」「医者の給与」「国民年金」を考察する予定。

中国との懸案事項

2009-04-29 16:22:41 | 政策関連メモ
ギョーザ問題は、科学的に全世界公平に食の安全確保の視点が大事だと思います。捜査の問題は、協力できることがあれば協力して、待つしかないと思います。残念ながら、必ず結果が伴うわけではないでしょう。

ガス田の問題は、中国の大陸棚に関する主張との関連で、尖閣諸島の問題が絡まざるを得ないので、これだけを解決するのは困難だと思います。そういう訳で、ガス田問題は確かに問題ですが、いたずらにクローズアップしても仕方ないとも思えます。まず泥沼でしょう。

尖閣諸島に関して言えば、法的に日本の島と言え、国際司法裁判所で争うと、まず勝つのではないでしょうか。より問題なのは中国のナショナリズムだと思います。加えて台湾も領有権を主張しているので、泥沼中の泥沼でしょうねぇ・・・。尖閣諸島は私有地(かつて人が住み経済活動していた)だから、日本としては守る以外の選択肢が無いというのもあります。

切り取って書く危険性は分かった上であえて

2009-04-29 14:41:55 | みんなでやろうぜ
MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090428/kor0904281328001-n1.htm
相変わらず北朝鮮の論理はメチャクチャです。

>日本が核武装を進めるなら、世界の平和と安全を守るため、われわれは自衛的核抑止力をさらに強化する

世界の平和と安全を守りたければ、軍縮してください。核やミサイルをやるから、先制攻撃論が出るのであって、話が全く逆です。日本政府は核武装するとは言ってませんし、政党が核論議を含む軍備について検討しておくことは大事なことです。

といいいますか、すでに核開発しているのに、さらに強化する!とか××なんですか?迅速に監視員を追放して再開したのに、今は本気出してないんですか?ここは脅しにすらなっていない。

>報復で応じる

北では(政府ですらない)単なる話し合いに、軍備強化とか過剰反応が報復なんですね。一味違います。

>6カ国協議に核と関係のない問題を持ち出し、協議を妨害したのは日本で、合意を履行しなかったのも日本だ

私個人は当時、北朝鮮が如何に狂っていようとも(間違いない)、こちらは筋を通すべきだと考えて実際言ったことはあるのですが、批難されて引っ込めたことがあります。人質を取り返せるときに取り返すのもも一つの見識、間違ってはいないと思います。

>われわれの対日敵がい心が爆発すればどうなるかを考えるべきだ。これは決して空言ではない

敵がい心を持っている国が強烈な武装をしている時に何もするなと?状況が悪くなっているのに何もしないわけ無いでしょう。我々が怒ったらどうなるかなどと言うのは脅迫以外の何ものでもない。北朝鮮の過去の言動から見て、犯罪と言い切れます。

http://sankei.jp.msn.com/world/america/090428/amr0904280833003-n1.htm
>現時点で制裁により北朝鮮の行動を変えられるとは思わない(米政府の北朝鮮政策を担当するボズワース特別代表)
現時点で話し合いをしても北朝鮮がミサイル開発を止めるとは思えない。むしろ、テロ支援国家指定の原則論から指定できないのではないか。

http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090428/kor0904282158003-n1.htm
さて本題です。日本は北朝鮮の友好国に対して、制裁を働きかけていく必要があります。理由はミサイル開発(及び過剰反応の核開発再開)を止めさせるため。ミサイルがアメリカに届くようになったら、韓国・日本の危険は格段に増すと見るのが当たり前だと思います。経済制裁は当然の処置です。北朝鮮のお友達との付き合いも当然考えなければならない事態です。麻生首相は断固たる決意でやってほしい(もうやってますかね)。また、北朝鮮が核・ミサイルを止めるのであれば、それなりの対応があってもいいと思います。

核拡散を止める国際的なスキーム作り

2009-04-26 13:37:19 | みんなでやろうぜ
現状を打破する為にも、核拡散を止める国際的なスキーム作りに取り組んでみては如何でしょうか。NPTとか現行の枠組みは機能が不十分なのは明白でしょう。アメリカにテロ支援国家指定という枠組みがあって、経済制裁等行えるようになっていますけど、それの核不拡散・国際版です。安保理の今度の北への制裁は大きな前進だと思いますけど、(中・露が動かない限り)あの国の目は覚めないようですので。

勿論、核拡散を止めるための枠組みなので、対象は北朝鮮だけには止まりません。各国が合意できる客観的な基準作りも大事です。総論として、核開発国以外、反対する国はいないと期待できるのではないでしょうか。中国・ロシアも含めて、名指しで村八分にすることが大事です。(そんなに核抑止力が欲しいのなら、中・露にお願いしては?)

北朝鮮は核開発を止めないという声もあるようですが、拠り所がなくなってまで、そう出来るかはやってみなければ分かりません。核開発されたところで、後で放棄させればいいんです。もうここは徹底的にシメていくべきです。武力で脅迫する国とは話し合いは出来ません。過剰な反応をすることなく、ただ付き合いを止める・止める国を増やしていくのみです。

寝言

2009-04-24 16:00:36 | 政策関連メモ
MSN産経ニュースより
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090424/kor0904241252002-n1.htm
また件の国が寝言をほざいているようです。分不相応な軍備をするから、緊張が高まると言うのに。軍備なんかしなくても、どこも攻めたりしないよ。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090423/plc0904230253000-n1.htm
恐喝外交とは言い得て妙ですね。こういうことをする国があるから、軍備が必要になるのです。日本はなんだかんだ言ってもお金を持っていますから、この点からも適正規模の軍備は必要でしょう。ソマリア海賊対策も同じです。また、政府には技術流出についても考えて欲しいですね。

やはり連中に無法を止める方向に持っていくには、これまでとルールが変わったことを理解させる必要があると思います。鍵はやはり中国でしょう。(北京が近い)中国もあんな国(ノドンもあります)に核を持たれて良いことは何もないはずですが・・・。ロシアにとっても、核・テポドンは潜在的には脅威のはず。脅威をバラまかなければ体制保障など妥協してもいいと思うんですけどね。無法(さんざん露骨に脅迫していたり)が仕事じゃ妥協のしようも無いよ。

拉致に関して言えば、罪は既に認めているので、客観的に見て、解決にむかう可能性はより高いと思えます。

安保理議長声明を受けて

2009-04-14 11:07:47 | みんなでやろうぜ
韓国はやはり割合しっかり対応していると思う。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090414/kor0904140738002-n1.htm(MSN産経ニュース)
北に変事が起きれば最も危ないのは韓国。韓国の意向を無視して北を直接攻撃すると見られるのは良くないことだと思う。日本としては韓国から何らかの要請があったときのことを検討すべき(素人考えだが、集団的自衛権を地域限定で検討するとか。勿論、可能性を確保するということであり、約束すると言うことではない。かつ、現状であれば最前線にたつことは想定できないと思う)。日本としては韓国との間に看過出来ない問題も存在していることは承知しているが、日本の安全保障を最重要視するべきではないか。防衛ラインが近ければ近いほど、日本は危険になることも考えるべきだと思う。李明博政権は支援に値するように見える。

他にやるべきことは核とミサイルに関して最悪の事態も想定して、可能な手段を検討すべき。これは必ずしも核保有を目指すことを意味しない。問題を見なければ問題が無くなるわけではないというだけの話である。これも集団的安全保障の問題に密接に絡む。有事法制の問題でもある。

集団的安全保障はこれまでの経緯もあって、特に中東で泥沼にはまることを警戒されているのだと思うが、そこは現状十分配慮すべきだと思う(自衛の範囲で協力できるようにして、攻勢作戦は明確にパス、派遣地域も選ばざるを得ない)。中国・台湾がらみも残念ながら、踏み込んで検討するのに良い客観情勢に無いかもしれない。

北朝鮮情勢を大雑把に振り返ると、やはり太陽政策のような無闇な経済交流が癌であったと思う。結果として、核もミサイルも(経済的余裕を与えたことにより)北朝鮮に与えることになり、自分で自分の首を絞めただけではないか。休戦状態の相手と貿易なんて馬鹿げている(一度やると引きにくいのも確かであることも、誤解されないよう書いておく)。東方外交をマネしたとかいう話のようであるが、観念論をふりかざして現状を見ていなかったのではないか。

とにかく北が(具体的に)軍事的に後退しない限り、アメなど絶対にないと繰り返し誤解の無いようメッセージを送るべきである(それとは別に必要な準備は粛々とやる)。議長声明は一定の評価は出来ると思う。ただし、対話そのものは目的では有り得ない(するのが当たり前だ。交渉する目的があるはずである。党首討論をカードにしたどこぞの党首がおかしいのと状況は似ている。話し合い自体を取引条件とした交渉は一切認めるべきではない。目的を達成する見込みが無いのであれば、話し合いなんて無くてもいい)。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090414/kor0904141252004-n1.htm(MSN産経ニュース)
最重要な目的は、ならず者国家に核やミサイルを持たせないことである。そうでない限り、どんどん危険が広がることは止められない(最低限の人道支援は必要かもしれない)。北の言う核抑止は北にとっても必要ないと思う。何故なら、こちらから攻めるつもりは基本的にはないから。むしろこれ以上核をやるなら攻める必要が出てくるかもしれない。逆だと思う。

拉致問題も当然極めて重要な問題である。ただし、核やミサイルなど安全保障の問題と切り離して議論・交渉してもいいと思う。それでも有効な手はあるはずだ(裏でやることが重要なのでは)。

ともかく北トップの容態も良くないようであり、何が起きてもおかしくはない。キッチリ対応していかないと。

ダイナミックな民族移動の証拠

2009-04-12 15:58:48 | 日記
MSN産経ニュースより
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090412/mds0904121001000-n1.htm

私もラジョエリナ氏の顔つきを見て、へぇ・・・と思ったのですが、マレーからの移民が昔にマダガスカルに辿りついていることは知っていました。というより、マダガスカル語自体がマレー系の言葉なんですよね。
http://mainichi.jp/select/world/news/20090323k0000m030040000c.html(毎日jpより)
比較言語学の知識なのですが、どの言語とどの言語が親戚関係か分かるので、案外面白くて・・・。巨大なインド=ヨーロッパ語族、太平洋に拡散したポリネシア民族などなど。沖縄民族も元々は古い日本人から分かれていることもはっきりしています。

外交問題ですので

2009-04-10 10:33:38 | みんなでやろうぜ
今回の北朝鮮のミサイル(でしょう)発射に関する議論(ネットニュースぐらいしか見ていませんが)を見ていて思ったのは、日本がどうするかという議論に偏っているのではないかということですね。という訳で・・・

①北朝鮮の現状を分析し、あらゆる状況を想定する。それに基づき、具体的な対策を検討し、立法面でも行政面でも必要な措置を講じておく。他の困難はとりあえず棚上げしても良いから、最も国民の関心も高く身近な危機から対処していくべきであろう。これまで議論を封殺する勢力が根強く抵抗したせいもあって、こうしたことが残念ながら欠けているように見える。緊急時には、世論調査・議会対策などやっている暇はない。準備が肝要なのである。

②同盟国アメリカ・最も北朝鮮に利害関係を有する韓国と徹底的に意思疎通をしておく。中・露を殊更軽視する必要はないが、いざという時に頼りになるのは、条約であり同盟関係であろう。オバマ大統領にしろ、李明博大統領にしろ、いろいろ意見はあろうが、比較的信頼できると思う。

麻生首相・麻生政権ならやれると思う。もしも民主党政権になったら、どう見ても怪しいと言わざるを得ない。