観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「多重下請」「保険」「相続」「農業」「医者の給与」「解雇規制」「国民年金」「住宅」を考察する予定。

コンクリート片投げつけは起訴すべき

2012-08-28 19:47:54 | 日記
尖閣上陸映像 専門家“冷静な対処”(NHKオンライン 8月28日 4時17分)

>海上保安庁の現場のトップ、警備救難監を務めた武井立一さん

>武井さんは、「船のかじを取るブリッジの前方に水の幕を張ることで、視界を遮り、船が停船するようしむけるためだ」と話しています。

水の幕を張って視界を遮るという手法だと分っていれば、つっこんでくるのではないか。物理的に進路妨害しないと意味が無いと思う。奴らは少々の危険を冒してでも上陸するつもりだと分かっていたはず。

>停船させることができず上陸されたことについて、武井さんは「風が強く、波も高い悪条件のなかで、香港の船の2倍ほどの大きさの巡視船がこれ以上の対応をした場合、相手の船が転覆するおそれもあった」と分析し、海上保安庁の対応には、一定の限界があったとしています。

威嚇射撃の後、本当に撃つぐらいのことはしてもいいと思う。太平洋の小さな島国パラオでは領海侵犯の中国船を射撃し(流れ弾に当たって一名死亡)、船員25名を逮捕起訴拘留、罰金を支払わせたという(WILL 10月号 山際澄夫氏の記事)。アクロバティックな対応に限界があるのだろうから、もう少しスンタンダードな対処法を検討した方が良い。また、悪条件の時を狙われかねないからだ。無理だ(撃たれる)と分っていれば、近づいてこないものだ。撃たせてそれを口実にというパターンも考えられなくはないが、それも勿論自衛隊法を改正するなどして計算・対応しておくべきだ。撮影され宣伝されることに関しては、こちらの対応をキチンとして逆に発信することで十分反撃できる(中国国内でデマを流されることは対処が難しいが、それは中国国内の問題、世界の悩みの種。じっくり長期戦で改善させていくしかないだろう。とにかく、このままやりたい放題させておけば、尖閣は必ず盗られてしまうだろう。沖縄だって、日本だって危ない。専門家ならば、残念な結果に終わったことを重視して、これからの対策を考えて欲しい。

>活動家らがコンクリート片などを投げつけた行為が、公務執行妨害に当たるかどうかについては、「映像を見るかぎり、乗組員にけがをさせたり船に被害を与えたりして追跡できなくさせるような妨害行為には見えない。密漁の取り締まりなどで巡視船が物を投げられるのは日常茶飯事で、今回の行為を公務執行妨害で立件するのは難しいのではないか」と話しています。

怪我人はいないかもしれないし、船の損害も比較的軽微であったかもしれない。それでも立件は出来たのではないか。怪我させず、物も完全に壊してしまわなければ、コンクリート片を投げていいのだろうか。そんな言い訳が通用するとは思えない。通用するなら、ムカつく奴にコンクリート片を投げつける奴らがのさばって、どうしようもなくなるだろう(勿論これから中国人過激派どもはジャンジャン投げつけてくるに違いない)。密漁のケースとは比較できないと思う。何故なら、密漁はそれ自体普通に逮捕起訴できるからだ。より重い罪がありながら、より軽い罪(怪我などしてなければ)に問うことは無駄だ。領海侵犯の法整備が追いついていないならば、ここは、軽い罪(とは言え、通常の感覚では重度の危険行為に思える)でもキッチリ問題にするケースに当たると思う。また、接舷して逮捕するのは、ハードルが高いかもしれないが、今回は上陸されたところで捕まえていることに注意。わざわざ無理で危険なことをしてまで罪に問うほどのことではないかもしれないが、捕まえた以上は、キッチリ罪に問うべきだ。

安定的な維持管理を求める

2012-08-28 19:46:56 | 日記
“尖閣上陸許可しない方針伝えた”(NHKオンライン 8月27日 17時15分)

>藤村官房長官は、記者会見で、沖縄県の尖閣諸島を巡って島の購入を検討している東京都が提出した上陸許可を求める申請書について、政府関係者以外の上陸は、島の平穏かつ安定的な維持管理を損なうおそれがあるとして、都側に対し許可しない方針を伝えたことを明らかにしました。

①政府関係者もロクに上陸していない。要するに単なる野放し状態なのであって、維持管理と言えるようなことは何一つしていない。嘘はつかない方がいい。

②確かに日本人が上陸したら、中国は騒ぎはするだろう。しかし、もう既に騒いでいるのである。平穏な状態を不穏にするというなら、考える余地は(少しは)あるが、既に不穏なら、やるべきことは今の内にやっておいた方がいい。大体、不穏になることを恐れて譲歩するということが分っているなら、犯罪者(間違いなくドロボウ)のすることは一つ。騒げばいいわけだ。海保が手の内を公開したくないと言って、映像をあまり公開したがらない(一理はある)が、日本政府も手の内を公開すべきでない。つまり、騒がれたら引きますよなどという事実上のメッセージを送るべきではない。送るべきは騒ごうが何しようがやるべきことは必ずやるというメッセージ。国は厳正に法の執行者たるべきだ。特に外交安全保障のような大事(以外の何ものでもない)ではそうだ。

③安定的な維持管理のためにこそ、調査が必要。その土地のことをロクに知りもせず、安定的な維持管理など出来ようはずもない。

日韓通貨スワップ

2012-08-28 18:55:33 | 政策関連メモ
日韓通貨スワップ(ウィキペディア)

どう考えても日韓通貨スワップは日本の韓国に対する援助だ。通貨スワップ協定は通貨危機に対応するためのものだが、ウォン安の韓国が通貨危機に陥ることはあっても、円高に悩む日本が通貨危機に陥ることは考えられない。

韓国には通貨危機に陥った実績があるが、今度は崩壊するに任せていいと思う。事大とか何とか言って、お好きな米中に助けてもらって、バランサーを気取って偉そうにしてればいい。助けてもらって、偉そうなことをぬかす反日国家にビタ一文渡してはならないと思う。あの国は最低だ。助けてもらって、助けが遅かったなどと、よくもまあ言えたもの。別に助けたからどうというわけでもないが、ことあるごとに日本に喧嘩を売るような国には極力関わりあいにならないに限る。

鬱陵島近くの確かな島、鬱陵島から遠く離れた幻の島

2012-08-28 01:01:17 | 日記
第34回 事実無根。韓国の「独島の日」について(島根県 実事求是)

竹島問題で韓国は鬱陵島に属すると記載されている石島を竹島のことだと主張するのだが、やはり日本が主張するようにこれは観音島のことでしか有り得ないだろう。島が小さすぎるように思えるかもしれないが、属すると書かれているもう一方の日韓共に異論がない竹嶼も似たような大きさであり、鬱陵島近くに存在する。逆に何故遙か遠方(90キロ以上)の竹島を石島と強弁するのか不思議なくらいだ。

観音島 韓国」(グーグル画像検索)

普通に(石)島のようである。竹嶋も鬱陵島からのポジションは似たようなもの。名前が変っているというなら、独島も同じだ。

この時代、周辺の地理はそれほど確かではなかったのであり、ましてや韓国は海禁政策/空島政策を長らく採っており、ほとんど何も知らない、やってない状態であった(遙か後代に至っても初代大統領が後に有りもしない島を捜し求めたという珍事を思い出して欲しい)。日本は江戸時代でも多少は海への進出はあって、(人の住んでいない)鬱陵島の領有を朝鮮に対して主張する程度(勿論中間点にある竹島の存在を知らぬはずもない)には進んでいた。近代化も勿論先である。ゆえに無主の地であった竹島を先占することができたのである。

幾ら韓国人が血眼になって「独島」が韓国領であるという歴史的根拠を探しても見つかりはしない。近代以前には近代的な領有の概念は存在しなかったのであり、あのような絶海の孤島を所有する意味も近代以前になかったからである。

醜い韓国サッカー

2012-08-27 23:30:57 | 日記
ロンドン五輪で韓国チームの選手が「独島はわが領土」と書かれたプラカードを持って走り回った事件。スポーツや選手を政治的に悪用することに反対するのがIOCの使命と役割。明確なオリンピック憲章違反である。反省していないらしい。

東日本大震災後にサッカー日韓戦で「大地震をお祝いします」などと韓国サポーターが横断幕を出した件(ネットの検索で画像を見ることができる/スポニチでも報じられた)。あまりの酷さに一応反省はしたらしい(「日本の旭日旗応援」を言い訳にする人が出たらしいが、これは後に誤報と判明。しかも、その誤報の元となったのはモンキーパフォマンス(日本人差別)を批判された韓国人選手の言い訳)。

日韓ワールドカップでの韓国サッカーの酷さが世界に知れ渡ったような気もするが、あいも変らずのようである。

理屈は通る

2012-08-26 00:40:32 | 日記
中国外務省「強い不満表明」…首相の尖閣発言に(2012年8月25日14時28分 読売新聞

>洪副局長は、明朝時代の1403年の文献に尖閣諸島についての記載があることなどを挙げ、「釣魚島(尖閣諸島の中国名)は中国人が最も早く発見、命名、利用した。日本固有の領土とする主張は理屈が通らない」と反論した。

記載があるだけでは領土とは言えない。実際には、台湾すら領土化していない(歴史的事実)時期に更に遠くの無人島を領土化することは有り得ないのであって、尖閣が中国の領土であった時期は一度もないというのが歴史的事実だ。、また、利用に関しては圧倒的に日本(琉球)の方が昔から多いというのも歴史的事実だ。中国は海禁政策であり、琉球は中継貿易国家であったことからも、それは分る。歴史書を見て数を数えれば、直ぐに分ることである。

固有の領土というのは、日本の尖閣編入後以来、固有の領土という意味だと思う。中国は戦争による不法占拠と言うが、戦争では奪っておらず(日清戦争/下関条約では得てない)、元々中国の領土とは全く認められない土地(無主の地)を日本が最初に領土としたということである。尖閣が中国の領土ではないというのは、中国の歴史地理書の台湾のところに尖閣が含まれていない(属島というには遠すぎる)ということで明らかだ。当時の調査は正確だったと思う。

法的には全く日本の領土(中国政府自身が幾度と無く公的文書で日本の領土と認めている)だと思うが、歴史的にも日本(琉球)の方が縁が深いと思う。それは歴史書を見れば明らかだ(日本が領土化するまでいずれの国も領土化した形跡がない上、日本(近代)/琉球(近世)の方が島を利用してきたからだ。特に近代に至っては、ほぼ日本のみの利用と言い切ってもいいようである。

多分中国は漁船体当たり事件のように一度嘘をつくと何が何でも嘘を吐き通す国なのだと思う。事実よりメンツの方が大事なのだろう。国内問題はそれで押し切れるのかもしれないが、国際問題では嘘の吐き通し作戦が通じるわけではない。中国国内で嘘を吐きまくられること自体は、多少厄介な部分はあるかもしれないのだが。中国人も日本の主張を知れば(漁船体当たり事件にみるように知っているはずもない)、自分達が無茶苦茶言っている側だということが分りそうなものだと思う。

続くのは無策

2012-08-24 00:07:01 | 注目情報
尖閣諸島 都の上陸申請許可しない方向(NHKオンライン 8月23日 4時42分)

>許可しない方向

上陸申請を許可しないだけならまだしも、この後どうせ国に買われてそのまんま放置。何時か尖閣は盗られることになると思う。

施政権を認めたところで日本政府が何もしないから奪われるという筋書きなら何もしなくていいしノーダメージというシナリオで纏まっているのだろう。竹島も陽動作戦に過ぎない。外務省とか何処に留学して教育されているか、どの辺に力があるか考えたら、まぁそういうことに違いない。

都(石原知事)こそ尖閣利用に熱心なわけで、どう考えてもここで国に買われるということは、今まで通り野放しで今まで通り中国に侵食されることと同義だろう。どうせ「状況が変った」とか言って何もしないつもりが見え見えだから、ここで国という選択肢は有り得ない。香港の活動家の上陸もどうせわざと上陸させたに違いない。「騒ぎになったから、許可は出せない」とかそういう言い訳作りのための狂言だ。その気になれば尖閣は守れるにも関わらず、守ろうともしない。それで得するのは日本などどうでもいい人たちだ。

日本では竹島、韓国では独島という(事実)

2012-08-23 00:40:28 | 日記
韓国 野田首相の親書を返送へ(MSN産経ニュース 8月22日 17時52分)

>韓国政府の関係者はNHKに対し、「親書の内容に事実関係の誤りがある」と述べています。

>韓国メディアは「親書で島の名称が竹島と記され、韓国で使われている『トクト』という名称でないことへの反発がある」と伝えています。

韓国は東アジアナンバー1の抑圧体質に見える。独裁国家の北や中国でもさすがに竹島・尖閣と書いてあったからと言って親書の返送はしないのではないか。少なくとも日本は相手国の親書に独島・釣魚島などと書かれていたからと言って親書を返送するような非礼はしないはずだ。そんなものどうでもいいと思わないのだろうか?

>日本政府は、この親書とは別に、竹島の領有権について国際司法裁判所への共同提訴に応じるよう求める書簡を韓国政府に渡しており、これについては、韓国は拒否することを伝える書簡を出す方向です。

日本の親書は見たくない(見ざる)、日本からの裁判に応じたくない(聞かざる)、ひたすら日本を貶す(言いまくる)、これが韓国の本当の姿。都合の悪いことは見たくない聞きたくない、自分に都合のいい主張はガンガンする。これを最低と言う。

基本的には都が購入して活用すべき

2012-08-21 01:40:20 | 日記
都の尖閣上陸申請を留保 政府対応に苦慮(MSN産経ニュース 2012.8.20 23:55)

>藤村修官房長官は20日の記者会見で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の購入を検討する東京都から17日に上陸申請を受けたものの留保していることを明らかにした。尖閣の国有化には都の協力も必要なため、上陸を許可せざるを得ないとの判断に傾いている

上陸許可は出して欲しい。土地を購入するのに物件の調査をしないというのは有り得ない。国も国有化するなら、活用するために調査団ぐらい送った方が良い。中国に関して言えば、日本の実効支配下にあること自体に文句を言っているのであって、民間から都や国に所有者が変ったところで、何が変るというわけでもない。漁船体当たり事件を受けた日本の防衛強化策を警戒して因縁つけているだけだろう。明々白々な危険行為をしかけてきておいて、謝りもせず、逆に攻撃してきておいて、警戒するなというのも無理も甚だしい話。毅然としたところを見せて欲しい。

都が尖閣上陸時期確定へ、8月下旬-9月上旬目指す(MSN産経ニュース 2012.8.20 18:25)

>地権者から上陸の同意書を得る交渉は、政府の尖閣諸島国有化方針などがあり、難航。石原知事は17日の記者会見で「(地権者との交渉に)バリアーがある。国が勝手なことを言いだしている。地権者と会った上で、次のステップを考える」と話していた。

国が勝手な事を言っているというのが何を指すのか分らないが、都に尖閣活用の意欲があるのはとても良いことだと思う。中国が強引に仕掛けてきた(漁船体当たり事件とその「報復」を指す)以上、実効性のある施策を採らなければ、後はズルズル後退するだけだ。中国は沖縄要求の主張を強めてきているし、南シナ海での東南アジアとの衝突、沖の鳥島に関しての因縁など強引な太平洋進出の動きが目立ってきていることを忘れてはならない。引いたら、更に押してくるだけなのであり、尖閣で必ず踏みとどまらなければならない。

戦後長らく何も主張しなかった件

2012-08-20 22:02:42 | 日記
竹島・尖閣不法上陸 中国メディア、攻撃的トーンに終始…韓国では「冷静」呼びかけも
(MSN産経ニュース 2012.8.20 07:50)

>中国共産党の機関紙、人民日報傘下の環球時報は17日、「保釣(釣魚島の主権を守る)運動の輪を全世界に広げよう」と題する寄稿記事を掲載し、世界各国に居住する華僑や中国人を動員して、各地の日本の大使館、総領事館に抗議することなどを呼びかけた。

釣魚島(尖閣)の主権を守るというが、中国の領土になったことは一度もない。どの歴史書にも尖閣が中国領だと書いてない(勝手にこじつけで解釈したり、捏造したりしているだけだ)し、仮に中国の領土だったと仮定しても(100%全然そのような可能性はないと確信している)、主権の主張とやらが長く途絶えた上、公的文書で尖閣が日本領と認めてしまった以上、終わっている話に違いない。つまり守るべき主権など何処にもないのであって、主権が欲しくなったと正直に言うべきだ。被害を捏造して、抗議をするなど、強請りタカリの類以外の何ものでもない。日本は毅然として対応すべきだ。

>尖閣問題で自衛隊出動の可能性に言及した野田佳彦首相を批判した。「外交交渉問題を武力抗争に昇格させたいと日本が考えるならば、中国はいつでも受けて立つ」と強気な姿勢を示す一方で、「日本との軍事対抗は目的ではなく、いかに釣魚島の主権を早く取り戻すかが重要だ」と読者に冷静な対応を呼びかけた。

野田首相の発言も単純に非常事態(それは漁船体当たり事件に見るように100%間違いなく中国がおこすものだ)を想定して、自衛隊出動が有り得るとしたものなのであって、至極当然な話。実効支配している日本が武力抗争して何の得になる?馬鹿も休み休み言え。武力抗争してでも尖閣が欲しいのは中国なのであって(日本がNOと言い続ける限り、武力抗争でもしない限り、尖閣が中国領になることはないからだ)、全くアベコベの大嘘をつく中国(尖閣が中国領という話からしてそうだ)の面の皮の厚さには驚くより他ない。

軍事対応が目的ではないのは当たり前。尖閣の主権を「取り戻す」と、尖閣の「本当の所有者」が武力衝突も辞さない(守るいあからさまな言い訳しつつ)とする話が危なくてしょうがない。大体、外交交渉問題だと日本政府は認めてない(領有権争いはないとしている)から、日本を見習って提訴の準備をしたらどうなのか。

>尖閣諸島を「戦争によって日本に奪われた中国の領土」と定義し、同諸島に対する日本の実効支配は「違法」と決めつける。

戦争によって奪われたと言うが、(台湾が割譲された)日清戦争(※下関条約/8月26日)以前訂正に日本領としたのだから、戦争によって日本領としたわけではない。仮に日本の尖閣編入を認めない立場にたっても、戦争によって奪った領土は残念ながら合法だ(戦争によって結ばされた条約は有効である/無効と主張できるなら、戦後に結ぶ条約など全く意味が無い)。その上、中台は戦後1970年代石油が見つかるまで領有権の主張を行なっていない。戦争によって奪われたとするなら、戦後直ぐにでも主張すべきで、何十年も放置した後、主張したのでは、石油目的と取られても仕方が無い。実際問題、中国の資源不足(爆食)台湾の資源不足は明らかなのだから(ただし、この海域にそれほどの石油はないと思われる)。

>これまでに中国や香港などで起きた「保釣運動」の盛り上がりは、ほとんどが日本側の挑発を受けたものとの見方を示した

「保釣運動」は沖縄返還に伴って尖閣諸島の施政権が日本に返還されることに対し、アメリカに留学中だった台湾人学生が1971以来、アメリカや台北で抗議デモを始めたことがキッカケという(ウィキペディア及びU.S. FrontLine.)。だが、それでは理屈が通らない。アメリカが国連信託統治制度のもとでアメリカが施政権を持っていた時(日本の潜在主権はこの時から認められていたことに注意/だからこそアメリカは日本に返還したのである)から、台湾は主権を主張すべきであったのだ。大体、尖閣の日本編入以前にも主張してない、日本統治下でも主張してない、戦後になって日本から独立しても長らく主張してない(アメリカが当然の規定通りの判断を下してから/石油が見つかってからの慌てての主張)のに、今更中国・台湾領だという主張には無理がある。

挑発って国旗を燃やしたり、暴動を起こしたり、漁船を衝突させてピースサインをしたり、大統領がこれみよがしに訪れたり、何かそういうものだと思っていたが、中国・台湾では違うのか。

>具体策としては(1)第二次世界大戦で、日本から侵略を受けた韓国や東南アジアなどの被害国に呼びかけ、領土問題でともに日本への批判を強める(2)欧米諸国のメディアに寄稿記事や広告を掲載してもらい、中国の尖閣での主権をアピールする(3)世界中の華僑や中国人を総動員して、各地の日本の在外公館に抗議する-などだ。

(1)東南アジアで日本は領土問題をかかえていない。領土問題をかかえているのは中国である。アホじゃないのか(本当に)。韓国を併合したのは第二次大戦遙か以前であり、竹島編入も戦争とは関係ない。第二次大戦において韓国は残念ながら加害者の立場である(朝鮮人日本兵/ウィキペディア)。アホじゃないのか(○○が)。

(2)マスコミもお金は欲しいだろうから、有効かもしれない。日本も面倒でも一々対応していく必要はあるだろう。

(3)陰謀でも何でもなく、普通に中国が動員している官製デモであるようにも見える。

>記事は「保釣運動の輪を世界中に広げることは、一連の日本の挑発行為に対する最高の反撃になるだろう」と結論づけるなど、攻撃的なトーンに終始した。

日本も宣伝した方がいいかもしれない。法的には決着している話ではあるが、そこを含めてイメージも大切であるので、尖閣を日本に編入したことの正統性を先取だけでなく、歴史的根拠を含めてやればいいのではないか。具体的には明清の海禁政策と琉球の中継貿易国家としての繁栄(資料によれば、中国の船より琉球の船の方が遙かに多い)や琉球が比較的早く開発されたことに対し、台湾の開発は遅れたこと(最初に占拠した文明勢力は中国ではなく、オランダである)。尖閣の日本編入は日本の近代化(明治維新)に伴う当然の帰結であることなどだ。つまり、日本が尖閣を編入したことは普通の歴史的現象なのであって、中国が大国であり歴史が古い(それ自体は事実だ)というイメージを悪用したデマの根拠の薄弱性を知らしめていくのがいいのではないだろうか。アジアの歴史にほとんど関心が無い欧米人を騙そうという試みを挫けるのは同じアジア人であるところの日本人しかいないだろう。中国には悪いが、中国が遅れていたから「小日本」は(日清)戦争に勝ったのだ。尖閣は先祖の不覚(さっさと近代化していたら、先に先取することもできてただろうし、海禁が無ければ、尖閣は中国領となっていただろう※明清以前は大陸が尖閣を支配できるような時代ではない)なのだから、さっさと諦める以外に方法はないはずだ。