獣医師の卵さんから次の投稿をいただきました。
初めまして。
いつも興味深く拝見しております。
早速ですが、質問です。
口蹄疫ワクチンの効果は、どのように評価されているのでしょうか?
ご教授よろしくお願いいたします。
獣医師の卵
BSEや口蹄疫対策に対する問題を追及しても、
国は情報を隠ぺい、ねつ造して真実は明らかにされません。
そこで、我が国の畜産の存在意義を含めてあり方について情報発信をしていきたいと思い、
これまでのブログやホームページを1本にまとめて、
「自然とデザイン(里山と牛)」 http://www.satousi.com/index2.html
を初期画面とする更新作業をしています。
このOCNプログも何故か閉鎖されますので、スマホからもMACからも読めるように大改造をしたいと思っています。その作業に熱中していて、投稿に気がつきませんで失礼しました。
日本では備蓄しているワクチンが今発生している口蹄疫ウイルスに効果があるかどうか判らないと説明されてきましたが、世界に設置されているワクチンバンクには世界の口蹄疫の抗原が保存されていますので、発生している口蹄疫ウイルスに最適なワクチンを迅速に生産し供給できることは世界の常識です。しかも殺処分しなくても、ワクチン接種で口蹄疫の感染拡大を完全に阻止できたことを、2010年の韓国の事例は明らかにしてくれました。
口蹄疫のワクチン対策と遺伝子検査
http://blog.goo.ne.jp/usi-tazunete/d/20110908
日本でも英国から緊急輸入したワクチンを接種した結果、感染拡大は阻止できました。殺処分の必要はなかったのです。しかし、その説明は全くされず、むしろ宮崎ではワクチンを接種したら殺処分しなくてはいけないと生産者を納得させるために時間を要し、早期発見の確認とワクチン接種を遅らせただけでなく、ワクチン接種をしたにもかかわらず、口蹄疫の初発農場と感染経路を隠ぺいするために、30万頭の牛、豚を殺処分してしまいました。これは国や県の重大な犯罪ですが、犯罪だからこそ真実は明らかにされず、今後の対策も放置されたままとなるでしょう。そして、口蹄疫の発生から5年経過した来年には証拠資料は破棄されるでしょう。
でも、久しぶりに投稿していただいた「獣医師の卵」さんに元気をいただきました。
権限を持ち、証拠資料を隠ぺい、ねつ造する国や県に対して、
情報開示請求して公開された黒塗りの資料から、
http://www.miyazaki-ombuds2.org/kouteieki_doueiken.php
可能な限り真実を明らかにしていきたいと思います。
2014年7月5日公開,2014年7月11日一部修正更新
ところが、農水省は、これを回避した。ワクチン接種開始時には口蹄疫がまん延していたのであり、農水省の不作為は、自明である。
ワクチン接種開始時(ワクチン接種は、平成22年5月26日にほぼ終了したとされている。)である平成22年5月22日の感染農場は、190例目を超えて、口蹄疫の全発生事例とされている292例の65パーセントの農場に及んでいた。なお、190例目というのは、あくまで発症した事例に過ぎず、
口蹄疫は、潜伏期(症状の無い状態)を経て発症し、潜伏期間中にすでにウイルスを排出し感染源になるとされていることに留意しなければならないので、潜伏期間を算入すれば、ワクチン接種開始時期には全発生事例のうち約90パーセントは、感染農場となっていたと言える。(潜伏期は、通常2~8日(1~21日の範囲)とされ、「口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針に基づく発生予防及びまん延防止措置
の迅速かつ円滑な実施にあたっての留意事項」に規定されていた。)
正直毎日ではないのですが、思い付いた時に読ませて頂いております。
早速ですが、韓国がワクチン接種清浄国にOIEから認められたわずか数ヶ月後に、再度の発生に見舞われた事例に関するご意見をお聞かせ下さい。
よろしくお願いいたします。
OIEのWebページに掲載されているマニュアルによりますと、ワクチンの効果(PD50)は、症状発現の防御のみで判定されており、唾液や鼻汁等へのウイルス排泄は全く考慮されておりません。
この点に関しても、ご意見をお聞かせ願えれば幸いです。