じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

ベガーズ・オペラ 11回目

2006-01-28 21:39:10 | 観劇記
金曜日のソワレ、今回は後ろの席で静かに(?)観劇しました。が、いつも以上に熱気ムンムン蒸れ蒸れ(by トム)な公演でした。いろ~んな小道具が飛んでたし^^; 1幕はポリーが密告の懸賞金ノートをトランクの上に投げつける場面で床に落としちゃうし、2幕はマクヒースが投げた帽子をかき指ジャックがキャッチするところで別の方向に飛んでいくし、ピーチャムがジェニーにマクヒースの逮捕に加担した謝礼を渡した時に床に落としちゃうし。

ベガーの皆さん、ちょいと声がお疲れの様子の方が多かったような……ただ、音が取れなくて地声になったり、息が長く続かなくて途中でブレスの音が入ったりするのも、その役の感情が出ているように感じるので悪くはないと思います セリフの方も公演を重ねるにつれて、役者さんの中に染みついてきたみたい。余裕がある感じになってきましたけど、もう少し丁寧に喋ってほしいなぁ~と思うこともちょいとあったりして^^; そうそう、内野さんも珍しくセリフをかんでいらっしゃいました。さすがにお疲れ??ただ、ふと思ったんですけど、ポリーに「お前が結婚結婚って騒いでる時に、俺は縛り首のことを考えてるんだぞ」って言うところ、公演によって縛り首or首吊りの2種類の言い方があるみたい

今回はある程度の距離があったせいか、内野さんの醸し出す役のオーラに魅了されてしまいました。娼館や賭博場のシーンでは遊び人の危険な、でもお色気ビーム満載の罪な男の顔なんですけど、追いはぎの隠れ家のシーンやマットやベン・バッチと歌うところは男同士で屈託のない顔。そして最後はこちらが苦しくなるほど追いつめられた雰囲気を出してて……一人の人間が演じているとは思えない 素晴らしすぎるよぉぉ~~~

第1幕のポリーとのラブラブシーンは、ポリーの年齢のせいもあるんですけど、大人の男の雰囲気がた~~っぷり なんですよね~~頼っちゃいけない危険な男っていうのは分かるけど、でも惹かれちゃうみたいな感じ。それに対して第2幕のルーシーとのやり取りは、同じ土台でラブラブしてるし、むしろ男の幼さや弱さを武器にしてルーシーの母性本能をくすぐってるみたいなところがあるんですよ。ただ、ルーシーに「頼む、お前を愛せるようにしてくれ」って言うところはマクヒースの心の叫びだと思いました。ジゴロな最低男だけど、所々見せる本音がかわいいというか、切ないというか……

第2幕でルーシーがマクヒースを逃がすところで「あんたは私を愛してないけど、感謝はして」って言うんですけど、公演によっては笑いが起こることがあるんですよね。今回もクスッとしていた人がいましたけど、じいはこのセリフ、心が痛くなるんですよ。「感謝はして」という前の“間”にルーシーの思いが凝縮されてるんですよね、きっと。で、それを聞いてるマクヒースの表情が、これまた涙腺を刺激。脱獄の助けをしてくれることを喜んでるけど、ルーシーのことが気になってるのか、切ない表情をしてるんだけど、どこか本気じゃないところもあるようで……もう、こんなダメ男のどこがいいの~~って思うんですけど、ルーシーの気持ちも理解できるような……二度と会えなくても、私のこと忘れても、愛が導く、約束の地へ……あぁぁ~~じいのもう一人のマクヒースを思い出しちゃいますよ 恋した女はバカになる(by ルーシー)らしいので(笑)

第3幕、今回はとうとう泣いちゃいました マクヒースが絞首刑を目前にして酒で勇気を奮い立たせて「覚悟を決めろ」と歌うところは、男としてのプライドがあってカッコイイ でもその後、女性たちとの蜜月の日々を思い出して涙するところは、ここまできても女かい と思いつつも人としての本音が表れているようで可哀想 で、その後の「吊るされるのは誰だ」……最初の内野さんのソロ、これが泣かせるんですよ 平等な法律があるのになぜ自分たちだけが裁かれるのか、自分も決して善人ではないけど、このままでいいのかって……最近、生きることの意味を考えている私の心を貫きました そして慰められました。「生きてていいんだよ~」って

今日のカテコ、内野さんの挨拶で「今日は今までの中で一番熱い公演」とおっしゃってました。確かにすっごく盛り上がってた!!で、2回目の挨拶 最近はトム&マッコリのカテコが定番化してます。内野さん、またまた「トムが1曲では満足してないので歌いま~す」 そしたら橋本さんが「どうしたポリ~」って\(*^▽^*)/ 内野さんは「それ、俺の歌」って

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