じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

ブラックバード千秋楽

2009-08-09 23:09:22 | 観劇記
ブラックバード東京公演 千秋楽

観届けてまいりました、千秋楽公演。いや~~凄かったです 二人とも泣き部分を多く含みながらの熱い会話バトル 特に内野さんがもうね~~ホント 表情や立ち居振る舞いはいつも以上に大振りだったんですけど、そんな風になるのは当然!すっごく感情が高ぶっているのが分かったし、勢いが でしたね~~本日の子役、ゴメンネ~~昨日と同じ子で残念 って感じだったんだけど、それも全て取り込むくらいのオーラを出していました 幕切れ、ウーナに「こらぁ~っ」と叫んで出て行く時の目に釘付け 凄すぎますわ~~完全にいっちゃってる狂気で見開いた目

そうなんですよ~~とにかく今日は頭のてっぺんから足の先までレイに浸らされました。何だか、、、レイの呼吸や脈と完全に同調していました。レイの気持ちが すると、じいもドキドキしてきたし、ちょっと過呼吸寸前になったし、ガタガタ震え始めてきて……あ、これは初日の時に感じたのとは全く違います やっと?初めて??何のフィルターも通さないでストレートにレイを感じたように思いました 辛かったし哀しかったし腹も立って、決して良い気持ちで劇場を後にしたわけではありませんが、ある意味スッキリした気持ちがあって、ほんの少しだけどレイの心が見えてきたんですよね~~そして、、、以下はヘタレな告白です レイを真正面から受け止められるようになって嬉しくて、手を出して困ったな~と思いつつ懸命にレイという人物を作られている(まだ本当の終わりじゃないので敢えて進行形で)内野さんと思いのやり取りができた&闘えたのも嬉しくて、、、そして、そんな内野さんへの がますます 泣きたくなるほど深まる内野愛

本日のお席は6列目下手側。前列との間隔も広いし、前にびっしり客席があるわけではないので、とっても観やすかったです。じい、いつもは内野さんの立ち居地の逆側のお席の方が好みなのですが、今回は終盤のあのシーンのことは除いて、下手の方が好きでした。ウーナの視線を浴びて共感しつつレイに溺れるというのが何とも刺激的で快感で。。。

今回は思う存分レイ語りをさせていただきます。冒頭は相変わらずのちっぽけな男 ウーナの訪問に対する怯えっぷりは情けないというかおバカというか……でもね~~これはずっと思ってたことなんだけど、レイが実際に言っているように「俺はここにいなくてもいい。君の話を聞かなくてもいい。黙って出て行くこともできた」はずなのに拒絶しなかった。これってやっぱりウーナに対する「思い」が残っていることだと思うんですよね~~愛かどうかは別にして。ウーナの方は完璧心残りがあるから、痛々しいほど好きオーラを出している たとえそれがレイを罵倒する言葉だったとしても、そこに切ないまでの純粋で熱い を感じるんです。あと、やっぱり本能の部分 女って強くてずるくて逞しい生き物なんですよね。意識/無意識関係なく……だから、ウーナが投げかける言葉にレイが取り込まれていって……今回は特にそれがよく分かりましたわ。アホだな~と思いつつ、可愛い生き物だな~とも思いつつ

で、この二人のやり取りを見てると、レイとウーナそれぞれに大人の部分と子供の部分があって、“常識的に”考えて大人のレイが持ち合わせているはずのものをウーナが持っていて、反対に大人として似つかわしくない面がレイにあって……その「役割」がレイとウーナの間で交互に行ったり来たりしているように感じました。例えば、、、ウーナが「12歳の体以外にあなたにあげられるものがあった?」と言い、レイは「君は愛というものが分かっていた…(中略)…君に会いたくて、話がしたくて通りの前で君が現れるのを待っていた…」と言う。体の関係ってある意味大人の象徴だし、まっすぐに好きという感情を表せるのは子供…じゃないのよね~~的確な言葉が見つからないんだけど、生活や責任その他諸々のしがらみの中で生きている大人には青すぎるものだと思うわけで。。。ウーナは確かに「あまりにも恋してた」と思います。自分がレイにあげられるもの……その中身云々をどこまで本当に理解していたのかは??だけど、100%嘘だ、分かっていないと否定することはできなくて、やっぱりウーナという女性の持つ「メス」の部分だと思いましたね~~年齢とかは関係なくて自身の中に備わっているもの

レイの方も然り これはじいの勝手な想像の範疇の中での話ですが、レイは自分の年相応の女性でも、思いっきり年下の女性でも「できる」男なんだと思うんです。だから、本当に7年前から一緒に生活をして助けてくれた女性がいたとしたら、その人とも“普通に付き合う”ことはできるのかな~って。ただ、一方で彼の中に幼い少女…というか大人と子供の狭間にいる女の子に対して「感じる」部分を持っている。しかも、そういう相手は純粋で恐いもの知らずだから、真実にまっすぐたどり着く力を持っていて、それがレイにはたまらないんじゃないかな~~と。でもね、それが間違いだとはじいには言えない 何歳からの恋が本物?何を以って本当の愛といえる??説明できないものだし、真実はもっともっと深いところに眠っているのかもしれないし、永遠に分からないものかもしれないし。ただ、最後のアノ絡み合い……「大人になりすぎた」ウーナとできなかったこと、これってレイの真実を表すヒントとか???でもね~~そうなるとますます痛いな~~

レイが過去の思い出を語る場面、出会った頃の公園の話の終盤は涙声になっていて思わずウルウル ここで泣いたのは初めてです。時たま言い訳っぽい言葉が出てきてイラッとさせられるんだけど、同時に大人ゆえに戸惑い悩むところ、その中にレイの純粋さが感じられる部分があって、それを手に入れることは簡単なことかもしれないけれど、同時にそれは社会で生きることを否定されることになる。極端な話、レイもウーナも死なない限りは満足することはできないかもしれないし、二人一緒の未来も考えられないし……ラストで部屋を出て行った後の二人、もしかしたら今まで通り「別々に」暮らすのかもしれないけど、それは普通のことだけど幸せって言える???そんなこんなが頭に浮かんできて、この人は何て哀れな人なんだと……責められないんですよ 自分もいちおう(笑)大人だから昔のように自分の気持ちをまっすぐ好きな相手に伝えられないこと、責任等々重くはなくてもいちおう背負っているものがあること、、、背負ったり鎧をつけたりすることで自ら不幸を選んでいないだろうか?でもそれは必要なものだし?!何だかバラバラになりそうですわ。いろ~~んな思いが入り乱れて心が重く重く重~~く沈みました

ウーナの親のこと、育った環境、ウーナの事件からの15年間を聞いているレイの表情、、、今までずっとしっくり来なかったんですよね。じいがどんなに思い図っても分からない視点だから……そのことで年上の魔女サマと熱く語り合って、道標が見えたような気がします。ただね~~これで解決するどころか、ますます深みに嵌った感じ まさに「問題作」ですわ~~この部分は更に遠征での観劇(爆!)に委ねたいと思います。まだまだ掘り下げて観る覚悟ですよぉ~~

千秋楽恒例の 挨拶はなし……これは要らないと思ったのでOK ただし、スペシャルプレゼント???いつもどおり、1回目は少女役の子役ちゃんも含めて3人で挨拶、2・3回目は内野さんと歩ちゃんの二人で出てきてくれたのですが、更に!客席が明るくなっても拍手が鳴り止まなくて、内野さんが子役ちゃんをエスコートして登場。そのすぐ後ろから歩ちゃんが割って入って「私のレイをとらないで」という感じの仕草を で、そのままドアの方にはけていくのかな~と思ったら、内野さんが子役ちゃんだけこそっと連れて上手側にテーブル周辺をぐるっと遠回りしてから部屋を弾んだ足取りで(笑)逃避行 その後を歩ちゃんが慌てて追いかけていって終了でした。じい的には舞台の余韻を打ち破るから微妙かな~と思ったんですけどね ただ、明日から粛々と日常生活を送るためにも いったんBBな世界は抜いてほしかったので、そういう意味では「ありがと」ということで

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終演後はワイワイガヤガヤ賑やかに をしながら楽しい時間を。立ち話や挨拶させていただいただけの方も多くて……失礼いたしました でも、久しぶりにお会いできて嬉しかったです 次の再会……って、フフフ~~来月、ですよね 楽しみにしておりまする。次こそじっくりお喋りいたしましょう

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