じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

内野さんメモ

7/5 5:20~ TBS「THETIME,」
   10:25~ TBS「ひるおび」
   13:55~ TBS「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」
   15:50~ TBS「Nスタ」
   18:30~ TBS「『二宮孝太郎』✕『それSnow Manにやらせて下さい』合体SP」
7/6 9:30~ TBS「王様のブランチ」午前の部
7/7 13:30 TBS「今夜初回!日劇「ブラックペアン2」&明後日初回火ドラ「西園寺さん」開幕超直前SP」
   19:00 TBS 「バナナマンのせっかくグルメ」
   21:00 TBS「ブラックペアン」放送開始
10月 芭蕉通夜舟 東京公演
    映画「八犬伝」公開
    芭蕉通夜舟 地方公演(群馬)
11月 芭蕉通夜舟 地方公演(宮城・岩手・兵庫・愛知・大阪)
    映画「アングリースクワッド」公開

幻蝶 初日

2012-03-16 23:52:42 | 観劇記
3月12日、初日の観劇記です。
ネタバレありで書きますので、これから観劇される方は要注意!


~あらすじ~

現代。二人の男が、とある森の中、古新聞が散らかる廃屋で共同生活を送っている。名前は戸塚保(内野聖陽)と内海真一(田中圭)。共にどんな過去があるか定かではないが、何らかの理由で社会からはみ出してしまったダメ男二人である。戸塚は剛胆で自信家、人たらしのイケイケオヤジ。一方、真一は他人に心を開けないひきこもりの青年。そんな全く逆のキャラクターの二人を繋ぐ唯一の糸は「ある幻の蝶【シロギフチョウ】の存在を信じている」ということ。2人の目的は一つ。シロギフチョウを見つけることだ。彼らこそ「チョウ屋」であり、筋金入りの蝶オタクである。蝶の捕獲では業界にその名を轟かせた戸塚は、蝶を飼育・撮影しては一人楽しんできた真一の引きこもりの殻を破ろうと熱く奮闘するも、いつも空回り…。まるでボケとツッコミのような男同士の滑稽なやり取りは続いていく。

2人の蝶探しに図らずも巻き込まれていくのが、不動産会社のOL・安藤(七瀬なつみ)と旅回りのストリッパー・ユカ(中別府葵)だ。廃屋に不法滞在をする2人に対し退去命令を下しに来た安藤と、戸塚から出張サービスを頼まれたユカは廃屋で出会い、翌日には4人で蝶探しに出かけることになる。社会と上手く関われずに蝶だけを追い続ける男2人に、自分たちとどこか似たものを感じる安藤とユカ。仕事も忘れて蝶探しにのめり込んでいく彼女たちにとって、廃屋で過ごす4人の空間と時間はいつしかかけがえのないものになっていく。戸塚の過去の栄光とその挫折を知る昆虫ブローカー・吉永(大谷亮介)と、戸塚から借金を取り立てる、田舎町のボランティアと名乗る男・村木(細見大輔)。彼らの登場と思惑は、信じるものだけを追い求める4人の特別な楽園に、ゆっくりと影を落としていく。それぞれの想いは交錯してぶつかり、かかわってはすれ違い、やがて結末へと向かっていく。

彼らは「幻の蝶」に出会うことができるのか?そして、彼らが本当に信じたいものとは何なのか…?

(公式サイトより)

開幕しました~~幻蝶 上演時間2時間20分、休憩なしで一気に古沢ワールドに没入できる作品。一歩間違えると……的な危うい作りや流れを感じましたが、微妙なところでつまらなくさせない、それどころか深いところに持っていく面白味 そういう意味での“ギリギリ感”を感じるような舞台だったな~と思いました。

今回のお席は12列下手側の壁間際 キャストの皆さんの細かい表情までは見えませんでしたが……って初日で未知のものを観るわけなので、物語を追うのに必死でそれどころじゃなかったんだけど(苦笑)でも初日なので全体像を堪能できたので良かったですね~~げきぴあに書かれていた通り「舞台全体が巨大な標本箱にも見えるような仕組み」になっているんですわ。黒いフレームで縁取りされた舞台、奥には森の木々が標本箱の背景のように並べられている、その箱の中で展開される人間ドラマ……登場人物は必死に生きているのに、その姿はまるで標本にされた蝶のようで、眺められたり愛でられたり遊ばれたり そこが切なくて滑稽で愛おしくて哀しく感じましたね~~この世界観や雰囲気、、、近くから観ても遠くから観ても楽しめるので、どちらも経験されるのをオススメしま~す あ、でもちょっと気になったのが場面転換。上手&下手それぞれから病院のセットだったり廃屋のセットだったりストリップ小屋のセットだったりが出てくるのですが、何だか80年代のコント舞台?を彷彿させるような昭和な感じ。一歩間違うと平面的でダサく見えてくるのですが、まぁギリギリのところで に思わせないのは作り手側の実力なのかも

七瀬さんが白い薄手のドレスで登場。幻蝶=シロギフチョウが飛ぶ様子を語るところから始まるのですが、同じセリフを内野さんや田中圭クンが言う場面も後から出てくるのです……が 哀しい哉 そこは力量の差がハッキリ!内野さんや七瀬さんの朗読からは言葉を通してしっかりと情景が伝わってくるのに、田中圭クンの朗読からは全然伝わってこない~~目の前に情景が広がらないっ 思わず残酷だな~と(爆!)ま、圭クンなりに頑張っていたと思いますけどね~~真一役も嵌っていて健闘してました まぁそれはそれは可哀想なほど(笑)甚振られていましたね~~特に戸塚さんに 幕開け早々思いっきり襲われてるし そうなんですよ~~虫の話から手作りドラム缶風呂の話からエロ話までいろんな話を振る戸塚さんと絡もうとしない真一……戸塚さんが「そうか、女にも興味ないのか。それなら仕方ない」とか言って男同士……って、どーしてそういう発想になるんだか とトホホな戸塚さん、上半身裸になるわ、ズボンを脱ぐわ、そして……ヲイヲイ もちろん後ろしか見えませんが(爆!)そのうち公演が進むに連れて絶対にハプニングが起きそうと思うのはじいだけ? まぁ今更ドキドキするも何もねぇ~~じいはブルールームは観ていませんが、それを観た方も多いと思うし、褌姿を目の前で堪能(笑)というのは経験があるし、それに脱がなくても萌えすぎて鼻血出るかと思ったーってのは何度もあるし……でも前列で観劇する時は別の意味でガン見しそうな予感 そうそう、あと途中で戸塚さんのポールダンスが楽しめますよ~~♪この場面、何となく戸塚さんの生き方を表しているようで切なくて胸キュン でした。

そんなこんなで前半は戸塚さんの暑苦しいオヤジっぷりが炸裂!いや~~真一の気持ちがよく分かりますわ いちいち反応して一緒にノリノリ~♪昔語りや夢語りに付き合いウケてあげないと文句タラタラの戸塚さんをスルーしたくなるのは当たり前。こういう父親、親戚、上司、、、いるよね~~と真一に同情でした ただ、戸塚さんのことも理解できるような 頑張れば報われる、諦めなければ夢は手に入れられる、そんなバブリー以前の時代の思考……そう信じないと生きていけないよね~的な刹那さも含んでいると思うんだけど、そういう部分は自分の中にもあるような……白井さんがインタで言っていた世代間のギャップというのがコレなのかな~と舞台を通して実感したような……だからこそ狭間の世代にいる自分は両方の気持ちが分かる、いやどちらかというと戸塚さんの方に近いのかもしれませんが。。。

戸塚さんと真一の蝶探しに加わるのが安藤とユカ。七瀬さん演じる安藤、、、男前なのにヘタレな可愛さのあるキャラクターを好演。こういうキャラ、じいは好きですね~~最初は勤めている不動産会社が管理する廃屋を無断使用している戸塚さんと真一に退去を命じ蝶ヲタっぷりに呆れ果てているのに蝶探しの仲間に入っちゃって 中別府葵ちゃん演じるユカも可愛くて良かったですね~~ 虫取り網の使い方を練習するところで、往年の時代劇スターの名前を言いながら網をクルクルっと その名前が全部分かって笑いについていけるじいって一体 と自己ツッコミしてしまいましたが、何げに一番ツボったのは越後製菓(笑)まさか愛しの君から昔の男(爆!)を聞けるとは~~きゃはっ

でもね~~ここら辺から何だか戸塚さんの背負ったものを感じていたんですよね。やっていることはバカバカしくてウザイし、いいかげんで酒飲みで女好きで自分勝手なんだけど、世間的には負け組の人たちをドドーンと大きく受け止めている。男に負けまいと必死にキャリアを積んできたのに報われなかった安藤の話を聞く場面……最初はイイ感じでそのまま男女の関係に突入と思いきや泣き出した安藤を抱きしめる……いや、働く女的はコレは反則ですけどね~~ズルイけど素敵だな~って 更にずっと思っていたのが真一に対する態度。あれだけ好き勝手に甚振って文句を言って、借金取りに追われて真一に責任を擦り付けてやりたい放題なのに、絶対に真一を見捨てないところがすっごく不思議だったんです。赤の他人、さっさと見限ることだってできるのに何故?ってずっと考えていて……

それが終盤に病院に担ぎ込まれた戸塚さんの秘密が明らかになるところでガッテン じいの勝手語りですが、真一と亡くなった自分の息子の真を重ね合わせていたんですよね~~きっと真一との日々、ストリップや酒盛り、蝶探し、人生語り、それらは真が生きていれば一緒にやりたかったことじゃないのかと。そして、、、真一がどんなにヘタレたことを言っても受け流していた戸塚さんがたった1度だけ本気で叱り飛ばしたこと……蝶探しを諦めようとした時。それって人生を諦めることと同じだと思って許せなかったんじゃないかな~と。更に、、、真一にとっても同じで父親が生きていれば心のどこかで求めていたこと。そしてそんな2人が実は「幻蝶」で繋がっていて……そんなこんなを考えていたら自然と涙が止まらなくなっちゃって 戸塚さんが追いかけていたもの、真一が求めたもの、、、それって必ずしも現実にそうなったとは限らないと思うんですよね。そこがまた「幻蝶」なのかもしれないな~と。いや~~ココ!というツボで泣いたわけじゃなくて、気がついたら号泣状態。凄いわ~~こういう心の動かし方をさせる作品って 以下は思いっきり フィルター炸裂ですが(苦笑)やっぱりこういう間接的に戸塚さんを感じられるのって、その前まで積み重ねられた内野さん演じる戸塚さんの生き様があるからだと思いましたね~~最初の方はついついゴンゾウの黒ちゃんやマクヒース(借りたお金を数える場面とか)を彷彿させるようなところがあってムムムッ!と心配したのですが、ジワジワと知らないところで観る者の心を蝕み(笑)気がついたらドップリ~~これぞ恐ろしくて素晴らしい内野地獄か 戸塚さんのことがもっと知りたい、思いのやり取りをしたい、中毒まっしぐら確実

いや~~次の観劇が楽しみになりました。初日ということで少し堅さがあったのかな それもこれからドンドンこなれてくると思うので、またアレコレ発見しながら感じてきたいですぅ~

↓↓↓はゲネ&初日の動画でっす

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