疲れたなぁと思った時に、みりんをいただく事があります。
甘酒も良いですが、甘露なみりんがスッと心地よく喉を通るので、寝酒に少し。
もち米を9割、うるち米を1割の割合で作った、熟成した味醂はそのまま飲んでもとても美味しいものです。
みりんは、甘酒と同様に、飲む点滴とも言われるほど滋養が高いのです。
みりんは昔は砂糖より入手しやすく甘口の高価なお酒として飲まれていました。
実は、お正月にいただくお屠蘇(おとそ)は、みりんや日本酒に数種の薬草をブレンドした屠蘇散(とそさん)を漬けたものです。
「密醂」「美醂」とも書かれるみりんは、時代を経ていつしかコクのある調味料になり、お料理に使われることに。
上質なみりんはさっと煮詰めるだけで、品のよいシロップにもなります。
手間暇かけて丁寧に作られる日本の伝統調味料は技の巧み、身体にも優しいので使わないのはもったいないですね。
卵焼きに加えればふんわり仕上がり、肉や魚にみりんベースのタレを煮からめれば、つやつやの照りが出て、なんとも食をそそります。
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