毒舌で人気を博したタレントで歌手のやしきたかじんさんが亡くなりました。
食道がんで休養中、復帰は叶いませんでした。
関西を中心に、自由自在なトークでテレビを面白くしてくれた人でした。
毒舌ゆえに舌禍も多くありましたが、あそこまで振り切れた人は稀有でした。
言いたい放題の悪口を言われたある在阪放送局の幹部は
「こんなことで降板させては、テレビからタレントがいなくなる」
と寛大に処置したとか。
余人を持って代えがたい個性があったからでしょう。
「東京嫌い」を公言し、大阪のテレビを主戦場とすることを大切にしていました。
「東京嫌い」を公言し、大阪のテレビを主戦場とすることを大切にしていました。
関西のファンは喝采を送っていました。
NPOの活動「大阪あかるクラブ」では、
NPOの活動「大阪あかるクラブ」では、
大阪の潜在パワーを引き出そうと、先頭に立って街を盛り上げました。
「大阪は中心にはならない。
「大阪は中心にはならない。
中心になりたいと思ってもいない。
でも大阪のパワーは、
こんなもんじゃないと思うんです」
東京一極集中で地盤沈下が進む大阪に熱いエールを送りました。
故人への愛情と敬意を込めて。
たかじんさんが亡くなったのは、4日前の1月3日。
ご本人の強い遺志で、すでに密葬で済まされたそうです。
派手な葬儀をせずに、小さく旅立つ。
それもまた、
この人の生き方の表れだったのかもしれません。
たかじんさんのご冥福をお祈りします。
毒舌とは対照的に
「東京」 「やっぱ好きやねん」
良い歌でした。