何年前のことか忘れたが、大雪山の愛別岳の麓にアンガス牧場とかの名で人気の出た場所に、山や森の絵を描きに数回行ったことがある。
近年大々的にリニューアルされて「大雪森のガーデン」となって人気上昇中と聞いて関心高く思っていた。
大気不安定のため大雪山連峰がの姿が霞んだり、雲に覆われて見えなかったが、天候回復と聞いたので、その「大雪森のガーデン」に行って見た。
そこからは、尖った峰の愛別岳を中央に配した大雪山連峰の山容風景が眺望できた。
これまでに、ここで出会った内で最高の景色に感動した。
「大雪森のガーデン」の人気はすごく、奥の臨時駐車場まで車で埋まっていた。
入り口の坂道の両脇の法面いっぱいに咲くコウリンタンポポに出迎えられたが、こんなに群生しているコウリンタンポポに出会えるとは想像外だったので驚いた。
コウリンタンポポ(紅輪蒲公英)の別名はエフデギク絵筆菊/エフデタンポポ絵筆蒲公英だが、正式名はヒラシウム(Hieracium auran tiacum )で、ヨーロッパ原産の帰化植物だ。
明治時代に観賞用として持ち込まれ野生化したそうだが、70年前の戦後にサハリンから侵入したものと言われているのは、特に北海道の北部に多いことからだろうか。
コウリンタンポポが在来種植物への影響が懸念されているのは、耐寒性の多年草で繁殖力が強いため、北海道ではブルーリストでA2「本道の生態系等へ大きな影響を及ぼしており、防除対策の必要性について検討する外来種」に指定している。
葉や茎に白い毛が散生し、花茎はヒョロヒョロと30cmくらい立ち上がり、たんぽぽ類に花姿がよく似た1~複数個の花を咲かせる。
鮮やかな赤に近いオレンジ色の花(花径は20~30ミリくらい)がよく目立ち、けばけばしい感じがする。
市街地や道端に生えているのが普通によく見かけるので雑草扱いだが、密生すれば素晴らしいカーペットを敷いたように豪華に見えるから面白い。
防除対策の必要性について検討する外来種のことや、花言葉の「目ざとい」とか「眼力」というコウリンタンポポに出迎えられたのも又面白い。
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