昔のこと、畑作農家の地域に暮らした時のことだ。 情報は天気だったが雨が降り出した時「嫌な雨が降ってきてうんざりだなー。」と、うっかりして顰蹙(ひんしゅく)をかう言葉を、自然相手に農業経営をしている人々に向かって言う寸前で気が付いたことがあった。
その時以来、天気を喜ぶ人々だけではなく、雨を待っている人々も存在することを痛感し、誰でも同じように自然現象相手に暮らしているのだから、多角的視野では利害関係がそれぞれ異なっていることを意識するようになった。
自然現象だから、雨も雪も程々に降るになら、特に問題にすることはないが、今回のような猛烈な風雪には嫌悪感だけが残るけれど、スキー場・スポーツ店・冬物衣料品店などは、雪を待ちこがれていたのだ。
近所のスキー場は、例年12月初旬がオープンなのだが、雪不足のためオープンを延期していたが、昨夕ゲート前を通過したら、ナイターからオープンとなっていた。
照明で輝いたゲートは緑色にリニューアルされて、電光標示のいよいよオープン
今日17:00頃散歩がてらにスキー場視察?。駐車場には10台くらいなので、短いセンターペアリフトだけが動いているスカスカのゲレンデは、照明だけが目立っていた。
多分、オープンを待っていた勤務あけのスキーヤーやボーダーが、21:00までオープンのゲレンデにやって来て初滑りを楽しむことだろう。
来年2月25日~3月1日までスノーボードワールドカップ旭川大会が開催される。(2月4日8日は選考レース)
早朝の気温はマイナス10℃以下で、豪雪ではないが毎日雪が降る日が続いている。
スキーがウインタースポーツの華だった頃、スポーツ店の店主は冗談で「待っていた雪が降り出すと、お札がヒラヒラ降ってくように見える。」と言っていたことを思い出す。雪が降り出すと急にスキーが飛ぶように売れ出したからだ。