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Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

好きだから絵を描く

2017-06-29 23:07:55 | 展覧会

歌でも踊りや文章を書くことや絵を描くことなど、何らかの表現活動は、誰でも心が豊かになるものだ。

美術団体の公簿展に出品することを意識しないで、思いのまま自由に絵を描きたいという人々に楽しみながら絵を描いてもらいたい。

個人的でもサークル活動でも、周りを気にしないで個性的な作品を創ることは、日頃の仕事の疲れを癒してくれる。

絵を描くことが好きだから絵を描いている時間が好きな人の望みを叶えるためのサポートをすう活動を続けてきた。

自主的運営のサークル活動の場や、個人で創作した作品つくりの指導・助言に関わったり、過去に関わった方々とViridianというグループをつくり、主体的に年間1回の展覧会を開いている。

13回目になる展覧会を6月19日から開いている。 

     

今回も似た作品が並ぶことはなく、水彩画・木版画・銅版画(エッチング・ドライポイント)イラストなど、初心者を含め個性的作品ばかり27点の展示となった。 

    

   

 気軽に作品を発表して、仲間ではない他人に鑑賞してもって感想を聞くことは、自分の作品を客観的な観点からも見直す機会になり、意欲を増し励みにもなっているのだ。

沢山の方々に観てもらえることを願っている。

旭川市の「ギャラリー リーフ」で7月14日まで開催中。


十勝岳の噴煙が見える風景画の展覧会

2016-07-21 00:00:35 | 展覧会

1985(昭和60年)から1989年(昭和64年)の間、中富良野町の前富良野岳山麓に在住していたので、十勝岳の噴煙の見える風景を描き、版画作品を創った。

1926年(大正15年)に大噴火があってから90年目に当たるので、十勝岳噴火に注目して十勝岳の噴煙の見える風景を展示するささやかな展覧会を開いている。

            

           

1926年(大正15年)の十勝岳大噴火上富良野町に甚大な被害をもたらした。

好んで十勝岳登山をした頃は、噴火がおこるはずがないと信じていたが、気軽に十勝岳登山を楽しんでいた1962(昭和37年)に爆発がおこった。

1926年(大正15年)の十勝岳大噴火から36年後のことだった。

火口付近の硫黄鉱山宿舎の岩石が落下し5人の死者を出し、山麓の白金温泉帯は立ち入り禁止になった。

爆発のあった6月29日は金曜日で、翌30日の土曜日に十勝岳登山を予定していたが、当然中止にした。

それでも30日の土曜日には、山麓近くまで行けないことを承知で、友人の車に便乗して立ち入り禁止地点まで行ってみた。

恐ろしいほどに黒々とした噴煙が、空高く勢いよく噴き上がって、噴煙はもくもくと空一面を覆いつくしたいた。(後に噴煙の高さは、約12,000mにも達していたことを知った。)

警官が行く手を制止し警戒する目前で、持参したスケッチブックに緊張しながら素早く10枚近く描いた。

そのスケッチは、1枚を残した他は他人の手に渡ってしまった。手元に保存した大事な1枚はどこかにしまい込んでしまい、今のところ見当たらないので展示できず残念だ。

1985年〜1989年の間、中富良野町在住になったころは、山麓沿いで間近に見える噴煙の絵を描く機会が増えた。

              噴火活動が活発になってきたころ

1988年(昭和63年)12月10日から翌年3月5日までに断続的だが28回の小爆発があった。1962(昭和37年)から26年後のことだ。    

                     1989年1月制作

どうやら30年前後の周期で噴火していることになるので、噴火の兆しが噴煙から予知できるかもしれない。

噴火前のボコボコとした噴煙が見え出すころが予兆だと、勝手に信じている。旭川市内からでも遠望できる噴煙が多量に増える様子に注意深く観察することになるだろ。

十勝岳の噴煙が見える風景画の展覧会には、小品を含め25点の木版画等の作品が展示されている。旭川市神居7条13丁目「はぎわらギャラリー」で7月24日(日)まで。


森づくしの個展

2016-06-11 00:13:58 | 展覧会

旭川市での3月と4月の個展に加えて、上海市での個展が続きました。

3月個展のテーマは「ふるさと旭川」として風景を、4月はがらっと分野を変えて、「立体造形」作品で遊び心をテーマとしました。

上海での作品披露は、木版画による北海道風景でした。

今度は、旭川市のヒラマ画廊で6月14日から個展を開くことになり、気の抜けない準備期間は続き、しばらくはブログとは離れてしまいました。

6月14日からの個展「萩原常良展」は、近年シリーズで山麓の森をテーマにして、空想表現の人と森の関係を、木版画作品を中心に、森‥森・森の森づくしの展覧会にすることにしました。

     

大袈裟に言うと、森を通して関心深い自然環境保全を考えてみる機会になれば、との気持ちを込めています。         

     「Forest zone-3」54×85cm

峠の道を随所に織り込んだ空想の風景を、旧作の版画を部分的にコラージュしたり手彩色したり、新しい試みに挑んでみました。         

     「Forest zone-15」57×77cm

失われて欲しくない北海道の原風景を思い浮かべて、近年は針葉樹と広葉樹(闊葉樹)が混在する森の風景シリーズを続けています。

6月15日(水)には、個展会場で午後6時から個展を記念して来場者招待のささやかな「レセプション」を開きます。

元々レセプションは招待客が主役ですが、同日が節目の誕生日にあたるので、勝手に誕生日パーティーを兼ねて感謝の気持ちを込めようと計画しています。 フルート演奏の応援もあります。 多数の参加者が気軽に歓談している様子を想像します。

「萩原常良展」は、ヒラマ画廊で6月14日(火)から6月20日(月)まで開催。 19日までは午前10:00時から午後6:00時で、20日は午後4:00時まで。


上海の作家と友好的な交流

2016-04-24 10:58:48 | 展覧会

         

上海の150以上のギャラリーがあるM50という所があります。

         

その中にある「風月舎ギャラリー」で4月10日から5月5日まで「萩原常良個人展」が開かれています。

           

              

A室に15点の多色刷り木版画が展示されています。

上海では2度目の個展なので、日本の木版画の愛好家が来場し、浮世絵版画の流れをくむ木版画技法に関心と興味を示してくれることは嬉しいことです。

有名なM50だけあって、中国人以外の多くの外国人の来場もあって、数種の言語が交差しました。

         

        4月10日午後3時からのオープニングイベントのレセプションの準備中          

               

          ギャラリーの一隅に準備した飲み物類。緑のボトルはビール。

オープニングのテープカットもありました。

ギャラリーでのレセプション終了後には、別会場のレストランに移動して、盛大な宴が催されました。

大きなガラス板の円テーブルを囲んで、20数人が30種以上の料理と飲み物を賞味しながらの大宴会は、予想外だったので驚きました。

            

中国スタイルは、食べられる量よりも多量な料理提供が普通です。                少しずつでも全種を賞味できなかったのが、心残りでした。 

        

順番に歌を歌うことになり「北国の春」を日本人のリャラリーオーナーと二人で披露しましたが、中国では「北国の春」がよく知られて愛唱されているらしく、全員で大合唱になりました。

日本人作家を迎えて交流できる事がとても嬉しいとの、中国美術会の上海支部長の挨拶もあり、友好的歓迎を受け、賑やかな歓談で和やかな印象深い宴でした。

美術を通して友好親善の意義深い交流でした。


こしたみさえ絵本原画展

2015-07-21 21:52:44 | 展覧会

旭川市在住の絵本作家こしたみさえさんの個展「こしたみさえ絵本原画展」が、旭川市の「ギャラリー リーフ」(旭川市宮下通24丁目喫茶リーフ)で21日から開かれている。

                

           

感性豊かな表現の絵本「Blue」「ペンタハート」の原画など、独自の描画手法が生かされた温かく表現に癒やされる作品が展示されている。

          

銅版えお腐食して摺ったエッチング作品も展示され、表現の幅と深みを広げる意欲的な試みに挑んでいて好感がもてる。

                      

人形作家の作ったペンタハートのキャラクターのぬいぐるみが展示されている。絵本のイメージを膨らませる微笑ましいぬいぐるみで、関心深く鑑賞されて好評だ。

近年は意欲的に絵本制作を続け、幾度も発表の機会をつくって作家活動に弾みをつけている作家だけあって、興味深い原画鑑賞が楽しめる。

こしたみさえ絵本原画展」は、8月22日まで。

■引き続き9月1日から「ヒラマ画廊」で、こしたみさえ展を開く。