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Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

雑草の小さな花を愛でる

2018-07-18 23:44:38 | 自然観察

普段は目立つ草花に目を向けているが、雑草と呼ばれる草の小さな花に注目してみた。

新しい気付きがあって興味深いので、敷地内の地面に目をこらして観察する。

この草は、踏みつけて歩く地面に生えているので、雑草として抜かれてしまいそうだが、宵待草の花姿に似ていて美しい花のだ。

       

花径は約1cmで草丈は5cmから最大で15cmだから、見逃してしまいそうな小さな草花だ。

                         

寒い日や暗い日には、花びらを少し閉じ加減なところが可愛い。

名前がわかればもっと親しめるのだが、今のところ調べている最中で、謎の雑草なのだ。

 

これは、カタバミ(片喰)の仲間で、すいば/かがみぐさ/すずめぐさなど多く別名がある。繁殖力が旺盛で根深いので駆除が厄介な雑草だ。

        

花径は約1cmで草丈は3~5cm。3枚のハート型の葉の尖った先端を寄せ合ってクロバーの葉のように見える。日向で開いていた花が日陰や寒い日には閉じて、葉は反り返ってしぼんでいる。

小さな草ながら、日光や気温には敏感に反応する可愛いやつだ。

日本の家紋に葉がデザイン化されている。根付いて絶えることがないので、縁起担ぎで家運隆盛や子孫繁栄として武家の家紋に多いそうだ。

 

ヒメフウロウも美しい小さな花で、繁殖力が旺盛であちこちに開花するが、雑草の仲間なのかどうかわからない。

       

 

その他の雑草の花にも目を向けて観察するのが楽しいし、旺盛な繁殖力から元気をもらっている。

人間にとって邪魔な草が雑草だとしても、その雑草は雑草だと思っていないだろうなー。

 

待宵草の花なのに葉はタンポポ

2018-06-18 00:10:37 | 自然観察

30年以上前に富良野の喫茶店の庭で育っていた不思議な植物を一株入手した。繁殖力が旺盛でこぼれ種で増えている。

花が咲くと待宵草と同じだが、葉がタンポポのような形状で、夕暮れに咲き出すから待宵草の仲間なのだろうが、名前が分からずにいた。

しつこくネットで検索したところやっと「月見タンポポ」別名チャボツキミソウとわかった。

        

朝見ると蕾(ツリフネソウの蕾に似ている)のある花茎が立ち上がり、この花のセンサーが働き、頃良い気温の宵を待っている。 

   

 蕾のある花茎が立ち上がる   タンポポの葉に似た葉ではない 

 

                      花だけ見ると待宵草

 頃良い気温の薄暗くなった夕刻から開花が始まり、蕾の中に折りたたんだようになっていた花びらがスローモーションの動画を見ているようにゆっくりと開くのを観察する時は、ガンバレと声をかけたくなる。

闇夜に近い頃に花びらのシワが消えて満開となる                     

   

翌朝にはしぼんだ花は垂れ下がって、やがて根元に種ができると黒っぽくなってくる。

こんな珍しい月見タンポポの蕾がある朝は、夕暮れが楽しみだ。

 

巣箱の入居鳥はシジュウガラ

2018-05-13 22:44:17 | 自然観察

我が家に訪問する野鳥を窓から近距離で観察できる。

しばらく見えなかったスズメが近年戻ってきたので、スズメの声で賑やかなり、秋から冬の間にミヤマカケス・ヤマゲラ・ヒヨドリ・アカゲラ・ニュウナイスズメ・ゴジュウガラ・コゲラ・シジュウガラなどが飛来し、窓からの観察を楽しんだ。

    

      ミヤマカケス              ヤマゲラ

  

     ヒヨドリ            アカゲラ

  

     ニュウナイスズメ            ゴジュウガ

  

      コゲラ                シジュウガラ

春の子育ての時期に、古い巣箱をリニューアルして、4月末に窓から約1.5m離れた玄関脇の壁に設置した。

貸部屋入居者募集の気分で時々巣箱を眺めていると、スズメ・ニュウナイスズメ・ムクドリ・シジュウガラなどが巣箱に近づき、下見しているのが確認できたが、巣箱の穴に合うシジュウガラが入居した。

人間の近くの巣がカラスに襲われないことを知っているのだろう。 

  

現在は頻繁に出入りを繰り返しているが、そのあっという間の素早い飛来は見事で、いつ出入りしているのか見逃すことが多い。

間もなく雛の可愛い鳴き声が聞こえ出す時期の始まるのが楽しみだ。最も感動的なのは巣立ちの瞬間を目撃する刻だが、かって一度だけ偶然にもその瞬間に立ち会うチャンスに巡り会うことができた。

いつが巣立ちなのか予想困難だが、今回もそチャンスに会えることを期待している。


低温に戸惑う桜花にエール

2018-05-08 23:18:19 | 自然観察

桜が開花してから最高気温15~16℃の日が三日続いたが、最低気温は5~8℃だったから1週間近くかかって満開になったのは5月6日。けれども1本のみで、もう1本は8日に満開となった。八重桜はまだ蕾のままで開花のチャンスをうかがっているようだ。

    

曇天と小雨で寒い日が続いたので、せっかくの連休なのに、寒々とした天候での花見となった。

                    

寒さに耐えて咲く桜が愛おしく思うが、開花期が長いだけ楽しみが長いことになる。

 

旭川市の桜の名所の内、神楽岡公園・常磐公園はどうなのかと曇天下に訪れてみた。

     神楽岡公園

4日の神楽岡公園は時々小雨の日で、数グループが焼肉(ジンギスカン?)で花見をしていたが、敷物の上に座るのではなく全員椅子で楽しんでいたが寒そうだった。 

     常磐公園

小雨だった5日の常磐公園には人影はまばらの光景は寂しさ一杯。もう散り始めた花びらの落ちていた通路もあった。 

     神居古潭

                      

     神居古潭

7日は15℃だったが肌寒く、青空が見えるわずかな時間帯もある神居古潭は数人に会っただけで閑散としていた。ちょうど見頃な満開の時期なのに訪れる人が少ないのは何とも寂しい。

 

どこも暖かい春の日差しの中で花見をした頃の昔を懐かしみながら、花見だけのダンゴなしで散策を楽しんだ。

明日の朝は、3℃だから雪が降ってもおかしくない気温なので、低温続きに戸惑いながら咲く桜花に向かってエールをおくりたい。


枝ではなく地面に咲く桜花

2018-05-02 21:07:06 | 自然観察

気温12℃~15℃続きの数日後、24℃が二日続いたので4月30日には桜が開花始めたけれど、開花速度は停滞気味。

急に上昇した気温に慌てたのか、若しかして勇み足だったのかもしれない。開花後3日もすれば満開になるはずなのに、今日2日の小雨で最高気温12℃ではパラパラと開花が進んだものの、僅かな開花で足踏み状態だ。

       

この種の桜の木は、根元の地面浅くに根が張り、ところどころから新芽が出て、煩わしいほど立ち上がるので刈り込むことにしている。ところが近年春になると、その地面に出た根から枝無しで直接桜の花が出現する。

             

      

           地面桜(5月1日撮影)

上を見上げて枝の蕾のみに注目し観察していても、地面の蕾まで気付いていないので、突如花が現れる異様な光景に驚かされる。

これを勝手に「地面桜」と呼んでいるが、その生命力には感服している。

まだ地面に残雪があるところもあり、一桁気温だから雪が降り出すかもと思ってしまう寒さでも咲く地面桜が愛おしい。

 

今日、屋根からの落雪で2.5m程に積もった残雪が、春の風と陽光で間もなく消えそうな雪塊を崩す作業をしたが、この雪崩しが最後の雪と係わる作業となった。

    

          最後の残雪(5月2日撮影)

雪スコップなどの雪退け用具を来冬到来まで感謝の念を込めて格納することにした。