鍔の歴史 貝に蟹図鐔 古金工
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/6a/90dfa38d4f1328c9d91d5784cb41903f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/db/ebfdbd5c26dc9217096a986cbafef633.jpg)
貝に蟹図鐔 古金工
こうして眺めてみると、殊のほか藻貝や水辺の風景に題をえた図が多いことに気付く。色合いが褐色を帯びた赤銅地、あるいは山銅か、魚子地を高彫にして金色絵を加えた手法。一見して時代の上がる風体だが、桃山頃であろう、新趣を加えながらも古風な味わいを残して面白い。元来は耳にも金の色絵が覆輪のように施されていて、拵に装着しては華やかであったと思われる。金の色絵も濃密で鮮やか。
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貝に蟹図鐔 古金工
こうして眺めてみると、殊のほか藻貝や水辺の風景に題をえた図が多いことに気付く。色合いが褐色を帯びた赤銅地、あるいは山銅か、魚子地を高彫にして金色絵を加えた手法。一見して時代の上がる風体だが、桃山頃であろう、新趣を加えながらも古風な味わいを残して面白い。元来は耳にも金の色絵が覆輪のように施されていて、拵に装着しては華やかであったと思われる。金の色絵も濃密で鮮やか。