拾得指月図鐔 勝珉
拾得指月図鐔 勝珉
詩人の寒山と拾得、豊干禅師は、禅画として題に採られることが多い。拾得が月を指し示す図も知られている。月を見て何を想うのか…といったような、先に紹介した仲麻呂が題材の鐔とはだいぶ意味合いが異なっている。人は指し示した指先を見てしまうという。見るべきものはこの鐔には描かれていない。拾得の指した指の遥か先には月があるのだ。
拾得指月図鐔 勝珉
詩人の寒山と拾得、豊干禅師は、禅画として題に採られることが多い。拾得が月を指し示す図も知られている。月を見て何を想うのか…といったような、先に紹介した仲麻呂が題材の鐔とはだいぶ意味合いが異なっている。人は指し示した指先を見てしまうという。見るべきものはこの鐔には描かれていない。拾得の指した指の遥か先には月があるのだ。