漁師図小柄 後藤程乗
漁師図小柄 後藤程乗
地引網というのであろうか、浜辺で働く漁師の姿を彫り描いた作。追われて網の中で跳ねる魚を添え描き、大漁の様子としている。先に紹介した二所のような和歌を題に得た美しい海辺の風景ではなく、人物が主題とされていることで、海と人間が直接つながっていること、同じ海で、同じように生き物がいるのだが、見え方が随分と異なることが再認識される。だが、このように漁師が描かれている装剣小道具は少ない。
漁師図小柄 後藤程乗
地引網というのであろうか、浜辺で働く漁師の姿を彫り描いた作。追われて網の中で跳ねる魚を添え描き、大漁の様子としている。先に紹介した二所のような和歌を題に得た美しい海辺の風景ではなく、人物が主題とされていることで、海と人間が直接つながっていること、同じ海で、同じように生き物がいるのだが、見え方が随分と異なることが再認識される。だが、このように漁師が描かれている装剣小道具は少ない。