今回も日本のワインです。山梨 岩出 ブラック クイーン “レザンファン”2011のレポートです。長い名称を付けましたが、バックラベルを見ると山梨市岩出地区のブラック クイーンで造りましたと記されていたので。イタリアの例に倣い、コムーネ(市町村にあたります)、サブゾーン、ブドウ品種、名称の順に表記しました。このブドウはベーリーとゴールデン・クイーンの交配品種です。
灌木、ヨード、桑の実、スパイスの香り。輪郭のしっかりした柔らかな酸と滑らかなタンニン、素朴な果実味にスパイシーなアフターテイスト。狐臭が気になるのではないかと思っていたのですが。気になるような感じはしませんでした。
最初の印象はプーリア州のティンティリアです。朴訥な感じが似ているような気がしました。拾い集めていくと、サンジョヴェーゼを思わせる醤油のニュアンスを読み取ることが出来ました。それにアフターテイストがフミンやラグレインを思わせる八角などの東洋のスパイスかな、と思いました。よく言えば素朴な味わい、難癖を付けるとすれば複雑さに欠ける。どちらに捉えるか悩ましいワインでした。
ふと、バックラベルに目をやると、料理との相性を「醤油たれやスパイスの効いた料理、赤身の肉」とあり、何か同じニュアンスを感じているかな、と思いました。
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