今回、抜栓したイタリアワインはロエーロ プリンティ(Roero Printi)です。ロエーロのエリアのネッビオーロは軽妙で滑らかなタンニンが特徴だと思っていましたが。決して硬いタンニンではなく、これが、威風堂々としたタンニンには驚かされました。バローロと比べても質感の違いはあります。しかし、ロエーロで造られるネッビオーロが、これくらい構造が大きいと、ワインの案内の仕方を変えなければいけないと考えています。このことが、間違った方向に向かっている訳ではないので、心配はしていません。それにしても、前々回抜栓したマルネ ブルーネの立ち位置の違いを、どのようにしようかと考えあぐねています。
ラズベリーやイチゴの特徴的な香りはバローロには見つけ難いと思います。ふっくらした酸には笑みを浮かべたくなるような愛らしさがあります。ゆったりとした弾力のある果実味に、張りのあるしっかしたボデイ。調和の良い味わいに、ミネラリーなアフターテイストが心地よく感じられます。余韻が「ジーン」と内側に向かってフェードアウトしているように感じられました。
飲んでいて楽しくなるようなワインでした。10年を過ぎた1997年の熟成感がどのようになっているか、とても気になります。しかし、在庫が少ないので飲んでしまうのが、どうかと思っています。
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