14番目のイタリアワインは、コッラヴィーニ社のコッリオ フリウラーノ 2012です。フリウリ-ヴェネツィア ジュリア州は重複を含め8つの原産地呼称があります。ブドウ品種はほぼ同じような構成になっています。その中にあって、コッリオ ゴリツィアーノ(もしくはコッリオ)が一番恵まれた原産地と言われています。
フリウリのワインリストを作りにあったっては、生産者の知名度を優先し試飲している段階で満足したために、コッリオをろくに見もせずに作りました。そのような経緯があり、改めて真正面に向かい合うと、しみじみと美味しいワインだな、と思いましいた。
輪郭のくっきりした白桃、琵琶、白い花の香りに、隠れるようにハーブの香り。張りのあるふっくらした果実味に、ライムやマンダリンのような酸が寄り添うように余韻まで心地よく続きます。
もう少し売れるようになったら、コッリオ ゴリツィアーノのトカイ フリウラーノを加えたいと思います。