6番目のイタリアワインは、ボルゴーニョ社のドルチェット ダルバ 2011です。私はこのワインをチェリー系に分類しています。今までは、ドリアーニかディアーノ ダルバを扱っていたので、久しぶりに試飲することになります。しかし、手元の資料には何も残っていないので、何とも書けませんが。「ディアーノ ダルバでいいか。」くらいの軽い気持ちでリストアップした記憶があります。
さて、このワインはディアーノ ダルバと比べて若干苦みが太いかなと感じました。この苦みに伴う、ナツメグ、甘草、ユウカリのような、としか言いようのない、はっきりと云い切れない香りを特定できれば、ドルチェットを見分けることがで切るかもしれません。チェリー系とはいってもダーク チェリーの香りや味わいが主体であると思っています。酸やタンニンは控えめで、きれいで滑らか。特徴を掴みにくい味わいは、日常使いのワインの宿命みたいなところがありますが。しかし、決して主張が無い訳ではありません。数値化できない、ボキャブラリーのなさを嘆くしかありません。そこで今回も「こんな感じ。」と覚えるしかありません。