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自由が丘駅前のイタリアン、マダムのひとりごと

内藤先生のブラインドテ―スティング

2016年07月23日 | マダムのひとりごと
昨日の続きです。日欧商事さんの講習会で、イタリアワイン概要はジャーナリストの宮嶋先生より。午後はvino della paceという西麻布でオステリアをしてらっしゃるイタリアワインの偉大なソムリエ、内藤先生からブラインドテ―スティングのトレーニング。

白4種、うち私の正解は2種。

イタリアはヴィンテージの差があまりないとは言いますが、そんなことございませんでした。2014年のシチリアエトナビアンコ。めちゃくちゃ美味しかったです。標高が高いところの水晶をイメージさせるカリカンテ。本当に線が細く、酸が持続し美味しい。一方、北のフリウリの2014年ピノグリ。フリウリの2014年は悪かったんですね~。平坦で凡庸。
やっぱりヴィンテージって大切だな~と思わせるテ―スティングでした。

赤は5種。品種は全部正解しました。えっへん。
ネッロダ―ヴォラ(シチリア)。モンテプルチアーノ(アブルッツォ)、アリアーニコ(カンパーニャ)、サンジョヴェーゼ(モンタルチーノ)& ネッビオーロ(ガッティナーラ)

特徴ある品種でしたので、場所はともかく品種が分かって良かったです。
頂いてみるとイタリアのワインというのは食事向けであることが分かります。勿論単独でもかなり良いワインばかりでしたので、美味しかったんですけど、
南イタリアの品種も持つ植物香はケッパーや🍅にめちゃくちゃ合うのだろうな~なんて想像できましたし、実際内藤先生はアリアーニコを餃子や野菜炒めという普段の食事に抜群に合うとおっしゃってました。野菜系にはもってこいなのですね。

またサンジョヴェーゼやネッビオーロなど酸味のあるスパイシーな品種は食事の油をすっきりと流す効果絶大だと思います。

傾向としてはカリフォルニアやスーパータスカンなど単独でも美味しく甘いワインから世の中食事向きのワインに目を向けられています。
またリッチに新樽を効かせて醸造していた時代は終焉をむかえ、今は品種や土地のお味がよくわかる醸造へ。
勿論、ネッロダ―ヴォラやシャルドネといった品種は個性乏しく、樽との相性は絶妙ですので、こういった品種は今後も樽のニュアンスを利用しながら
うまく付き合って醸造をしていくのだろうと想像出来ました。

今や醸造テクニックはどこの世界でも上がり、どのワインも非常に美味くなってます。世界の流行りや今人が求めている食事との相性、そんなことを勉強させていただくに
この講習会は非常に役に立ちました。さて、また研究しながらワイン戦略も頑張らねばです。

昨日の賄い:烏賊といんげんの煮もの、卵焼き、梅キュウリ

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