前回触れました中西太の前半7年の成績と、残り11年の成績を比較して見ます。先ず本塁打ですが、190本塁打と54本塁打です。次に打点ですが610打点と175打点です。つまり生涯成績の内、殆ど8割近くを前半の7年間で挙げています。この数字は彼の前半7年間の打者としての凄まじさを物語ると共に、後半11年間での出場が如何に少なかったかを如実に現しているかと思います。彼は首位打者2回、本塁打王5回、打点王3回と数多くタイトルを獲得していますが、当然の如く全て昭和27年から33年の間の数字です。つまりその7年間の間、主要タイトル打率、本塁打、打点のほぼ半分を彼が獲得し、前回も触れました様に、惜しくも逃したタイトルも数多くありました。確かに残した数字そのものを自体は、彼の自己ベストでも打率0.332,本塁打36本、打点100と正直驚くべきものではありません。しかし間違いなく、その時代において、他を圧倒する様な打撃をしていた事は疑う余地は全くないかと思います。
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