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外木場義郎投手の球速

2010-03-30 20:31:44 | Weblog
公称175cm.78kgと決して大きくない体ながらも、十分な腰の捻りを活かし、スリークォーターよりやや低い位置からの豪速球と、大きく縦に割れるカーブを武器とする正しく本格派投手と言える投手でした。その豪速球は本当に速く、重く、凄みすら感じられるものでした。非常に似たタイプの尾崎行雄投手と比較すると、流石に球速では劣るものの、殆どこれといった変化球を持たない尾崎行雄と異なり、大きな武器となる変化球を持ち、更に制球の面ではかなり凌いでいたと思います。特に好調時の彼は、本当に難攻不落であり2度のノーヒットノーラン、1度の完全試合も十分に肯けるものです。昭和40年代前半の右腕投手での球速比較ですが別格の森安敏明を除き、入団時の堀内恒夫にはやや劣る位の速さを誇っていたと思います。つまりその他の多くの速球投手をも凌いでいたと思います。しかしその彼も昭和50年の日本シリーズであの山口高志と投げあった時の球速に関しては、明らかに劣っていたかと思います。当時の彼は正しく円熟期を迎えていましたが、多少球速には陰りの見えていた時期でもあり、流石に史上有数の快速球投手山口高志投手と比較すると見劣りするものでした。

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1 コメント

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Unknown (オールド昭和)
2010-03-30 21:42:11
もう単純にその頃の野球を見たくなってきますね。
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