3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

逆方向への打球(8)

2014-04-28 21:28:34 | Weblog
メジャーリーグで通算本塁打数612本、13.76打数に1本の本塁打、本塁打率7.26%と抜群の本塁打を放つ力量のあったジムトーミ選手は、私の知り得る限りメジャーで最も左中間へ大きく鋭い打球を放つ事の出来る左打者だったと思います。ややアッパースイングの打撃スタイルから放たれる打球は振り遅れや風を巧く利用しての飛距離抜群の打球ではなく、天性のパワーを活かし左中間へも引っ張ったかの如くの美しいアーチを描いてスタンドに飛び込んで行きました。日本で活躍したチャーリーマニエル氏が指導したと言われ、打撃スタイルは似ている感はあるものの、パワーとスイングスピードは矢張りマニエル氏を遥かに凌いでいるものでした。少し前、甲子園にこそ行けなかったものの地方大会では活躍した現在30歳過ぎの元高校球児と野球の議論を交わした際、日本の左打者で左中間へ鋭く強い打球を放てる打者は存在するかどうかの話題になりました。二人の間での結論は存在しないという事になりましたが、その理由の一つに左打者が左中間に長打性の打球を放つ事は右打者程のメリットはないのではないかと言う事になりました。次回続けます。

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