totoroの小道

「挑戦することで、きっといいことがある」  http://www.geocities.jp/totoroguide/ 

スイミーが呼んでいる...............................

2008-07-03 05:22:30 | 教師・職員室

明日は指導主事訪問があります。放課後、教室をのぞいてみます。

2年生は、2クラスほぼ同じ内容の授業を行います。そこで、二人で授業のおさらいの真っ最中です。

ここで、
「これはどの形を使って作ったと思いますか?」
って聞くよね。そうすると、
「△4つと、○2つと...」
って答えるよね。
それで分からない子のために、ヒントカードをどのタイミングで出すかだけど..
ヒントカートがあるって分かると、すぐに頼ろうとするよね。
そうだね。ヒントカードがあるって臭わせないようにしようか?
こういう形は、ここに△を重ねると分かるけど、意外と子供ってこっち向きに当てて、
「あれっ、ぴったりしない。」
なんて言うよね。
じゅあ、そういうときは
「△の向きはそれだけかなあ?」
とか
「ここが、これだけ開いていると変じゃない?」
なんて声を掛けようね。

そして、机の上に山積みになった具体物の数をチェックします。
「え~と、一人○はいくつあればいいんだっけ。」
「一人2つで、32人だから.....。」
「これで~よしと。」
「それから、△は、一人いくつ用意するんだっけ?」

 

それぞれのクラスで、掲示をする先生、片付けをする先生、作品にコメントを入れる先生、お掃除する先生、そして授業の構想を練る先生.......

ところが、その頃大変なことが起こります。指導案に、不備が見つかります。子ども達の支援について、とても大事なことを記入してありませんでした。それは、分掌上私が気づかなければならないことであるし、何度も指導案をチェックしているのですから、気づかなければならないことです。

すぐにお願いして、指導案の当日案を作成していただきます。そして、文や体裁を比べて手直しして印刷し、綴じ込みます。

あ~あ、自分の不手際で、こんなに忙しそうな先生方に迷惑をかけてしまったなあ....と、ため息がでます。

明日の、話し合いを行う会議室に行き、机を並べて会場作りをします。そこへちょうど内山先生が来てくださいます。そして、一緒に机を動かしたり、いすを並べたりしてくださいます。そこから、職員室まで一緒に歩きながら、内山先生がこうおっしゃいます。

「去年だって、この時期指導課の訪問が何度もあったけど、そんなにあっぷあっぷしてなかったけど、今年はそれほど訪問が多くないのに、なんか忙しいし、後手後手に回るんだよね~。」

「それってさあ、島さんがいなくなったのが大きいと思うな。見えないところで、きっと島さんが埋めてくれていたんだよ。今年は、おれがそれに気づかないからなあ~。」
っと答えます。

..........................

あ~あ..........................................

................

だめだなあ~..........................

しっかりしなくっちゃ.................

...

そのときです。

ずっと上の方から、声がするのです。

「出てこいよ。一緒に遊ぼう!!」

「だめだよ、なかなかうまく仕事ができないよ~。」

「だけど、いつまでも そこに じっとしているわけにはいかないよ。」

.............

う~ん、スイミーって、大人にとっても実は人生を教えているんだって思いました。

「だめだ」っていくら思っていても、だめ。とにかく、その岩陰から出なくっちゃ。そして、とても完全なことができなくて、何をしたらいいのか分からなかったら、先が見えなくてもいいから、
とにかく思いついたことは「ぱっ」とやってみる。
たいしたことでなくていいから、
何もしないよりいいだろう。

そう思って、ガラスマイペットをもって、音楽室に向かいます。


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2 コメント

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でも、組織で動いているよ (Mrヒデ)
2008-07-03 08:07:17
 教材研究を教室や職員室で、学年や学年団でやるところは意外に少ないです。その点光明小はいいですね。一人で教材研究や解釈してもあまりよいもはでてきません。これは、今までの経験で十分承知のことだと思います。
 指導主事の訪問、子どもたちや先生方のご活躍を祈ります。
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「授業研究の会」夏の公開研究会申込み (ゆき)
2008-07-04 23:00:34
今年の夏の公開研究会申込みが近づいてきました。
是非、お早めに申込みをよろしくお願いいたします。
皆様にもよろしくお伝え下さい。

授業研究の会    2008年度・第12回
教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる。
― 斎藤喜博の授業論に学ぶ ―
日時  2008年8月8日(金)13:00~10日(日)12:00 (2泊3日)
場所  あいち健康プラザ(愛知健康の森 『健康宿泊館・健康開発館』)

〒470-2101  愛知県知多郡東浦町大字森岡字源吾山1―1

TEL 0562-82-0211 /FAX 0562-82-0215 

交通〈1〉電車で:東海道本線JR大府駅下車(JR名古屋駅から13分)。

①JR大府駅西口を出て,知多バス「中部公園―森岡台循環」または「げんきの郷」行きに乗車。「あいち健康プラザ」下車。

②タクシーで約5分 ③ 会場へ直通送迎バス(12:00より4便)

〈2〉車で:名古屋高速道路から知多半島道路に入り、東海大府IC下車(20分)。東海大府ICから一般道で「あいち健康プラザ」へ(10分)

会費  30,000円(参加費・資料代・宿泊費・食事代を含む)



主な内容  授業実践・学級づくりの報告、教材解釈、実習、実践サポート他。    

(実践サポートで報告を希望される方は、申し込みの際にその旨ご記入ください。)
参加者定員  80名
申し込み方法 はがき・ファックス・メール  いずれでも受け付けます。
必ず下記事項を明記してお申し込みください。
① 名前  性別  郵便番号  住所 電話・ファックス番号 メールアドレス(ある方は必ず) 

② 勤務校名  担当学年 または 担当教科  

参加回数(初参加 または ○回目)

申し込み先  〒272-0015  市川市鬼高 3-13-6-501

白 銀 一 彦(TEL/FAX047-370-1525)

  e-mail has07850@snow.odn.ne.jp



しめ切り   7月10日(木)(受付は先着順です。早目にお申し込みください)



○ 参加申し込みをいただいたあと、こちらから参加確認のはがきをお送りします。



○ 大会当日は、体育・表現の実習ができる服装、国語辞典をご持参ください。

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