totoroの小道

「挑戦することで、きっといいことがある」  http://www.geocities.jp/totoroguide/ 

長縄を目線でコントロール

2009-01-12 18:34:18 | 教師・職員室

長縄大会に向け、各学年の練習が始まりました。

5年生は、渡辺先生が悩んでいます。平野先生のクラスはどんどん指導が進んでいるのに、なかなかうまくいかないのです。

つまり、渡辺先生は「長縄」という教材を切って細かいステップに分けられないのです。だから、「がんばって」「綱をよく見て」「前の人がとんだら続けて入ろう」などと観念的な指示しか出せません。

そこで、先輩に聞いてみます。

「平野先生、どう指導したらいいのですか?」

うん、片足で跳ぶんだ。両足で跳んでいる時間が無いから、縄から遠い足で「トントン」っていうリズムで跳ぶんだ。
ほら、こんな感じ。

やってごらんよ。

う~ん、何か違うなあ。

 

跳んだときに、さらにこっちを向くんだよ。回しての肩の辺りをみると、うまく体が速い回転のなわから抜けるんだ。

渡辺「..............???し、し、視線ですか??」

うん、視線が大事なんだ。跳んだときに体をこう回転するんだけど、空中で体をコントロールするって難しいだろ。ほら、前転でも、まず首をこう立てて体を止めて体重をかけ、次にこうやって首を胸に付けることによって回転を始めるだろう。視線を使って体をコントロールするんだよ。


こうやって、視線をあんまり下に落としちゃうと、この視線を中心に体が回転して回転しすぎぎゃうんだ。

やってごらん。


あっ、本当だ。体がくるって簡単に回り過ぎちゃいますね。

そうだろ。そうすると、体が返ってぐらぐらして固定しないから縄にかかりやすいんだ。

そこで、こうやって視線を回しての肩の辺りに固定するんだ。そうすると、体が固定されて、その回しての肩を中心にして緩やかに回転するんだ。

やってごらん。


こんな、感じですか? 本当だ。体がこう、うまく抜けていく感じがしますね。

 

うん、それができたら、あとは縄から離れずに縄のすぐ横を抜けていくんだ。これぐらいのところね。ぼくは、よく先生が立って余計な方へ行かないように通せんぼしたり、カラーコーンを置いたりするよ。

それを見ていた、教頭先生も話しに入ります。

平野先生は語ります。

「今日ね、6年生の出入り授業で、おれが教えるからには、自分のクラスの子ども達に教えるぐらい熱心に教えるけれど、付いてくるか?」って言ったんです。ぼくのクラスも6年生と対決するわけだから、敵に塩は送りたくないけれど、本当に真剣に練習するんなら、とことん教えてやろうじゃないかと....

6年の担任も、その話題に入ってきます。ぜひ、鍛えてください。

うん。○○くんは真剣に聞いていたから本気かもしれない。あのぐらい本気になってくれたら.....

にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ 光明小学校のページへ 藍色と空色と緑のページ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿