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6年生の理科「種類の違う地層の砂や小石がどこから来たか」
地層の砂や粘土や小石が、もともとは陸地にあり、流れる水の働きで一度運ばれてつもったことを学習していきます。その際、課題は子ども達の作った課題で解いていきます。
子ども達は、小石や、砂や、粘土がそれぞれ別の場所にあり、それが別々に積み重なったと考えています。しかし、実際は流れる水の働きによって、岩が小石に、小石が砂や粘土に砕かれて濁流の中に混在して運ばれています。
今回は、理屈ではなく、楽しくおいしい体験を通してそれを体感してもらおうというのがねらいです。
まず、氷砂糖を用意します。子ども達に「山、又は大きな岩のモデルです」と説明します。
これをペットボトルに入れ、20回ずつ振っては観察し、また20回振っては観察を繰り返します。
机間巡視をしながら、「変化は?」と聞きます。「角砂糖の角が取れて丸くなってきた。」「下に、砂糖の粉がたまりだした。」そんな声が聞こえ始めると、一度全ての実験を止め、黒板を使って話し合いをします。
「もともと山、又は大きな岩のモデルが丸くなっりました。」
「去年、流れる水の働きで勉強したように、角が取れた小石のようになりました。」
「つまり、これは、地層に入っている角の取れた丸い石のモデルだと思います。」
「そうすると、下にたまった砂糖の粉は、砂のモデルということになるね。」
「そうかあ、もともと一つのものが、小石や、砂に変わっていくんだね。」
中身を取り出して調べてみます。本当だ。丸くなってる。
甘くて、おいしい!!
こっちの砂のモデルの砂糖は、細かいけれど、やっぱり砂みたいに粒を感じるね。
ぺろり
ここから再度実験を開始します。「今、小石や砂のモデルができました。ここからさらに粘土のモデルができると思うのです。振って振って振って、もっと細かい粒にしてください。」と指示します。
しかし、いくら振っても、これ以上細かくはできません。
そこで「先生が、もっと時間をかけて、事前に細かくしておきました。」
といい、(予め買っておいた)粉糖を各班に渡します。
手触りを確かめます。「小麦粉みたい。」「つぶつぶがない。」「砂糖ってこんなに細かくなるんだあ。」
興味津々です。そのうちにぺろっとなめてみます。「やっぱり甘い。やっぱり砂糖だ!」
「そうかあ、元々岩や山が、流れる水の働きで流されるうちに、小石になったり砂や粘土になったりするんだ。もともとは、同じところから流れてきたんだね。」と納得です。
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