物語や説明文の教材研究をすることは多いが、その他の教材は、あまりしっかり研究をしてこなかった。
しかし、現在の教科書は、このその他の部分の学習内容が多い。
どう、教えよう?
4年生で漢字辞典の使い方について学ぶ。
まず、「漢字の組み立て」を学ぶ。
最初の部分に、
「5つの漢字をそれぞれ二つの部分に分け・・・」
と書かれている。
「それぞれ二つ」はどういうことだろう?
二つの部首を組み合わせると、一つの漢字になると暗にいっていると考えられる。
するとできる漢字は次の五つになる。
宿 道 間 悪 広
この5つの板書順はどうしたらいいか?
その後の展開を考えると、
①宿 ②悪 ③道 ④広 ⑤間としたい。
教科書では最初に「かんむり」を扱っているからだ。『宿』の上半分を『うかんむり』といいます。教科書のどこにあるか調べなさい。他には、どんなかんむりがありますか。ノートに写しなさいと授業を流せるかな。
次は、悪の「心」を・・・・・・
国語辞典の使い方の学習が続く。
これに、ちょっと「赤」や「青」を入れると、良いのかなと思う。
この6つのことがわかればいいのかな?
すると、それはどこにあるのかな?
こんなふうに、赤や青で線を引かせるだけでも、大事なところがわかってくれるかな?と、思う。
できれば、大事なところを見付けて、線を引かせられるといいのかな?
索引の調べ方についても
こんなふうに、色を付けるだけで、多少はその違いがわかるかな?
などと、考えます。
第32回 | 2013年5月18日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第2会議室 |
第32回 | 2013年6月8日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第2会議室 |
そうならないように、資料を用意します。自分の実践もできれば用意しますが、全部が全部そうした都合のよい資料がそろうわけではありません。
そこで基礎研修の内容は伝えることに徹し、手際よく終わろうと思います。余った時間に実際の教材を、一緒にに読んでみたいと考えています。ただ、とっさにその場で教材を読んでも、「私なら、こう指導する。」とはいえません。「どんなふうに、授業したらいいかね~」と一緒に考え込みます。なかなか初任者の先生の期待に応えられず、心苦しく思います。
いっそ、指導案を一緒に作ってみようかとも思っています。
基礎研修で学ぶような大事なことも、おおよそは授業を通して子どもたちに伝えます。よい授業がコンスタントにできていれば、基礎研修は身についたといえるのだと....