割り算の筆算を学習。
第1時は割りきれる数で学習しますが、第2時では割り切れない割り算の筆算の学習になります。
「商」という言葉、「たしかめ算」を新たに学習します。
確かめは、何年になっても分かりにくいので、何度も繰り返して指導します。
問題は
ここに、分かっている言葉、聞いている言葉に線を引き、問題を理解します。
答えは、「1何ふくろ」 「2 何個余る」の、2つのことを聞いています。
式と、筆算はすぐに書けます。
筆算はほぼ全員ができますが、「あれ? 2はどうするの?」と、子どもたちは「あまり」に戸惑います。
そこで、ここで「商」という言葉を教え、24を赤丸で囲みます。
「2」には青丸をつけ、「あまり」であると教えます。
ですから、式と答えは次のようになります。
ここで終われば簡単です。
しかし、「確かめ算」を教えなければなりません。
本来はこのように絵や図で教えるのがいいです。
3個が24袋 袋に入らないあめは2つ
3×24=72 72+2=74
(一つの式にすると 3×24+2=74)
3=割る数 24=商 2=あまり
だから、たしかめ算は 「割る数」×「商」+「あまり」=割られる数
しかし、そこに時間を使えないときは、色で大事な言葉や数字を囲んで注目させ、
これを使って、式と「たしかめ」の関係を教えます。
「商」「あまり」を教えた、色分けを、下図のように式にも加えます。
「これを確かめ算にするとこうなります。」と式を示し、同様に色表示します。
そして、こう聞きます。
同じところはどこ?
色の順番が同じ。
違うところはどこ?
「÷」が「×」になっている。あまりを「+」ている。と気づかせます。
そして、このとき、こことここが同じなら、商は正解ですと告げます。
これとか、こことかでは、他の場合に使えないので言葉の式にします。
まず、割り算がかけざんになります。
74=割られる数 3=割る数 24=商 2=あまりであることを確認します。
この言葉を、「たしかめ算」に代入すると言葉の式ができます。
普通は、ここで終わります。でも、それだと、「たしかめ算」のありがたさや、必要性を感じません。
自分の学習の、「正・誤」を、自分で確認できることが、「確かめ算」のいいところです。
私は、この後、わざと間違えた式をいくつか示し、クラス全員で確かめの練習をします。
そして、たしかめをさせ、間違いだといわせます。確かめ算の必要性を感じてほしいのです。
たとえば、こう書きます。
子どもたちは「間違いだ!」といいます。
「本当に間違いかどうか、『たしかめ算』をしてみよう。」と確かめる指示を出します。
あれっ、割られる数の「76」にならない。だから、この答えは間違いだね。
確かめ算をすると、自分で間違いに気づくね。
ザットでも、こんな図や授業プランを、何かにメモしておくとよい。
当たり前のこと、簡単なことだと思っても、その場で急に説明しようとしても、
簡単だから余計に説明が下手になることが往々にしてある。
当たり前なことでも、用意し、シュミレーションしておくといいと思う。
第32回 | 2013年5月18日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第2会議室 |
第32回 | 2013年6月8日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第2会議室 |
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