拠点下、段々畑跡の下草刈りを行う。今日は二段だけだった。この二段の林床は「フユイチゴ」の群落として維持しているが、テーダ松疎林付近の松の実生苗は保育中だ。
台風で3割ほどが倒され数を減じて、もともとは在来種の松ではないけれど「ハルゼミ」の生息地なので「松林復活」も意図していて、実生の幼樹は保全のため支柱を立てた。
刈りはらった夕刻、自宅に電話があった。フイールド周辺で活動している放課後保育の小学生たちが秘密基地を作ったので承諾を求める電話だった。県有地だから小生が「どうのこう の」言える立場でないけれど、意図をもって手入れをしている以上、当事者には事前に伝えるべき事だと思った次第。長年やっていると、信義則がないがしろにされる事態が結構あるのだ。
「安全に遊べる場所」と「保全に活動する場所」は必ずしも同居しない。