トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

シュレーゲルアオガエルとモリアオガエル

2014-05-15 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

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 沈泥池の拡幅で周囲の岸を掘り取っていたらアオガエルが出てきた。現在、煩いほどの大合唱をしているのはシュレーゲルアオガエル。写真の蛙は左右ともサイズは似ているが同種なのかそうでないのか決め手を欠く。どちらも掘り取り中にあらわれた。

 右は姿の確認が難しい「シュレーゲルアオガエル」で左も同じと思えるが、図鑑によれば識別のポイントは「黒目の周り」、モリアオガエルは「赤っぽい」のだそうだが、右は金色に見え左はやや赤みを帯びている。モリアオガエルと思ってもサイズが同じで、冬を越した成体がシュレーゲルと同等サイズとは思えない。

 このように「若きベルテル」でなくとも迷いは尽きない。それはカエルだけでなくトンボも植物も、はたまた作業の手順や結果にまで及ぶ。


環境改善の移植

2014-05-15 | 水辺環境の保全

Photo_2  泥浚いをし泥を盛り上げた堤の喫水線にカサスゲやセリの移植を行った。

 堤はむき出し裸土のままだし、それでも表土には一夏を経て植生が復活するが、それでは不足なのが泥水池の生物だ。特にトンボは羽化台になる植物が欲しいし、水中の小生物も隠れ場所が必要だ。

 日光が降り注ぐ浅い水深の水辺だけでは落着けない。掘り取り一輪車で運び、適宜植えつけた。それだけでも見た目が随分良くなった。