エノキにヒオドシチョウの幼虫が大発生していた。別の谷で一回だけ見た事があるが、蛾の幼虫程度の認識だった。
周辺に植栽した若いエノキのあちこちに黒い集団となって枝を垂らしている。当然、枝の葉は食べつくされているが羽化すれば綺麗な蝶となるから期待はある。
エノキを植えたのはオオムラサキやゴマダラチョウの繁殖を期待しての事だが、ヒオドシチョウが最初に繁殖するとは想定外だ。
このチョウ、詳しい生態は分かっていないチョウなのだとか…。大発生しても桜や椿を食い荒らすアメリカシラヒトリやドクガの幼虫とは異なり「いらっしゃいませ」の気分だ。こういう姿勢は「差別」になるのだろうか…。