トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「羽化失敗」

2014-05-03 | 小父のお隣さん

Photo_4  三日月池のスゲを間引いていたら、幾つもの抜け殻がある。スゲを抜き取る泥水の中にもヤゴの姿を多く見た。

 三日月池はアカハライモリの生息数が多く、モリアオガエルのオタマジャクシにしろヤゴにしろ、生息は出来まいと思っていたのが間違いだった。大きなヤゴはクロスジギンヤンマが多いのか…、と思っている。

Photo_5  時間は午前10時を過ぎていたから、小生が落としたのではないと思うのだが、水面に脱皮途中のクロスジギンヤンマが浮いていた。拾い上げて笹に止まらせておいたら、殻を振りほどこうとする。その度に綺麗な緑の体液を溢れさせた。もう飛べることも生きる事も適わぬ状態なのは明白だったが、原因は小生か、それとも別のアクシデントか…。

 それはともかく「美しい!」の一言に尽きる体液の色だ。「生命の輝き」と言って良いだろう。


漏水孔

2014-05-03 | 小人閑居して憮然

Photo_8  泥水地、池№3と№4の堤に漏水孔が顕在化してしまった。

 初冬の頃は指が入るくらいの穴だったのだが、ここにきて握りこぶしが入る大きさにまでなっている。上の水面下1m下にある漏水孔である。

 昨年も、水の入り口を探しては掘り下げ埋め戻してきたが、この漏水だけは止まらなかった。ほとんどが廃田になり葦原になった後の漏水孔なのである。葦の地下茎とサワガニが漏水のトンネルを成長促進してしまう。

 今のところ、上部の水が出払ってしまう状態ではないから放置状態だが、完治させるには、この場所から遡って掘り進め埋め戻しをしないと位置関係もつかめないのだ。かように漏水との戦いは厄介だ。