トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

採らぬ生姜の皮算用

2014-05-23 | 何よりの楽しみ

Photo  生姜を植えた。昨年は2kg植えたのだが8月に猪に掘り起こされ、回収せざるを得なかった。回収できたのは1k半で種生姜の重さにもならない。

 今年もどうなるか判らないが、腐植質を極力排除した植え床にしたから収穫を期待している。耕起して慣らし、耕起して慣らしを行い、その間に猪が掘り起こすかどうか確認してきた。隣接する畝は掘り侵されたが小生の畝は大丈夫だった。腐葉土、牛糞、化成肥料等々、何も投入していないのが小生の畝なのだ。

 ショウガシロップ、ショウガジャムと収穫が10キロになれば大いに堪能できるから「ウシシ!」である。


ようやくキアゲハ一枚

2014-05-23 | 小父のお隣さん

Photo_4  今満開のハルジオンに吸蜜に来たキアゲハを撮影出来た。時折、風が強まる状況だったので、その時ばかりはしっかりと花にしがみつく。それで撮影出来たようなものだ。

 普段、シャッターチャンスに風が出て「くそっ、マーフィーの法則だ!」とやッきりする事も多いのだが、今回は味方してくれた。心配はブレていないかどうかだったが、ケータイとしては合格、翅の先端を切らしたのは不合格。


今日のトンボ「ショウジョウトンボ」初見

2014-05-22 | 小父のお隣さん

Photo  ショウジョウトンボ初見日となった。あいにくケータイを忘れたから昨年の写真だが、新たに撮影出来たら差し替える。

 全体が赤いから「ショウジョウトンボ」と素直に思っただけなのだが、昨年に教えてもらった「ネキトンボ」はショウジョウと同一視していた。

 発生時期からネキトンボではなくショウジョウトンボに間違いないだろう。たいていの場合、カメラを忘れると撮影すべき事柄が展開する…。


段々畑跡の刈り払い

2014-05-22 | 今日は真面目に

Photo_5  段々畑跡の最上段を刈りはらった。一帯はヌスビトハギが大繁殖し、種が実る秋には入り込めない様になってしまう。2

 ヌスビトハギやススキを衰退させたいがための刈り払いなのだが、残したいトラノオやホトトギス、クサイチゴなども地際から刈り払わなくてはならない。これらを残すように刈り払うと結果的にヌスビトハギも残してしまう。

 入り込んで利用する場所ではないものの、ヌスビトハギの繁殖力には呆れる。日向も日蔭もお構いなしなのだ。ヌスビトハギに限らず盗人は昼も夜も出没するから、こう言う類は同じ生態なのかも…。「世にヌスビトの種は尽きまじ」である。


**過ぎゆく季節

2014-05-22 | 感じるままの回り道

 不如帰サンコウチョウもキビタキも谷地の田なれば田植え囃子よ

 沢水に暑き頭を突っ込めばキーンと痛きアイス後味

 林道の落ち葉巻き上げつむじ風われ招くよう先に進めり

 東南に彗星見ゆる薄明に凍えて独り稜線で待つ


産卵環境

2014-05-21 | 小父のお隣さん

Photo_6  付け替えた翌朝、落ち口の様子を見に行ったら新たに掘り下げた落ち口の斜面に卵塊があった。シュレーゲルアオガエルの卵塊である。

 落ち口の水路は鍬で掘り下げたからゴルフボール大の窪みなど無かったように記憶しているが、横に開いた窪み、と言うよりカマクラ風の穴に卵塊が詰まっていた。

 土の硬さから言って、シュレーゲルアオガエルが掘れたとは思えないけれど、流れに届かず、かといって遠くもない直ぐ脇の産卵である。 

 既に孵化している場所でオタマジャクシは確認できなかった。水に入れたのかどうか…、気になるところではある。この頃はカエルの合唱も勢いがなくなってきた。産卵期も終盤である。


落ち口の付け替え

2014-05-21 | 水辺環境の保全

Photo_5   隣接するグループが担当する棚田の落ち口を付け替えた。当方には既得権は無いものの「棚田に仕上げるから…」と申し入れして昨年構築復元した棚田である。

 上段の棚との落差を減ずるための中間池なのだが、造成してから再び拡幅したので落ち口の位置が堤の中央になってしまい、水の循環が悪くなった。Photo_2

 そのため落ち口の位置を流入口の反対側まで移動させたのだ。ここは上棚面の下部でもあり、流下させる傾斜を緩く形成できる。今までは木材で落ち口を固めて落水させていた。出水時には棚田を洗掘させるし、中央部の水流も激しくなる。小生等が使用していなくても「見かねて」手を出した次第。まあ「余計なお世話」、「要らぬお節介」の口であるが…。構造は大切なのだ。

 右の写真が従来の落ち口で、上の写真の右上が埋め戻した部分に当たる。影で判明しにくいが上の写真、左側の傾斜路が新しい落ち口だ。これで上段も下段も水が端から端に動くようになった。まあ、密かな自己満足に過ぎないのだ。誰も気にしていない。


庭のジャコウアゲハ

2014-05-20 | 感じるままの回り道

Photo  庭には毎日のようにジャコウアゲハが飛来する。吸蜜より産卵のために来る。食草のウマノスズクサは、花姿が変わっているから10年ほど前に一株を移植し、その年は開花結実した。

 その種子の末裔が10数株蔓を伸ばす。そんなことで産卵する「お決まりの場所」のようになってしまった。だから飛来・産卵する姿は日常茶飯事なのだが、撮影となると話は別物だ。Photo_2

 この個体、産卵行動の後に地上近くに降りて飛び立たない。覘きに寄ったら左の尾状突起は欠けているし、翅の縁も傷みが見える。この春の第一世代なのだろう。もう本当にご苦労様である。

 庭にはノアザミの開花大株があるが吸蜜する事も無く、ジャコウアゲハは産卵一辺倒だ。今のところ吸蜜に来るアゲハはキアゲハくらいだが、春型で小ぶりだ。フイールドのノアザミもそうだけれど、今の頃は近寄らせてくれず撮影しにくい。


5月定例会

2014-05-20 | 月例会

2014/05/18(日)9:30~13:00

会員 8名

活動 台地の刈り払い・袖群落、裾群落の選択的刈り払い

Photo_5  年間計画では「棚田の手入れ」だったのだが、予定より早い田植えになって月例会までに終了してしまった。

 急遽、繁茂してきた部分の刈り払いを実施する。ホトトギス、サンコウチョウ、キビタキ、など今年はさえずりが近い。樹木の育ちや景観の変遷と関係があるのかどうか…。小生には不明だ。


今日のトンボ「ようやくダビドを見る」

2014-05-19 | 小父のお隣さん

2  ようやくダビドサナエに出会った。ガサガサの帰路、車道の脇のイタドリに止まっていた。

 サナエトンボの仲間だとは分かったがダビドとは思えなかった。昨年の印象ではもっとたくましい姿だった。これはほっそりスマートだ。

 図鑑対照で前胸と頭で確認したのだが、図鑑の写真は、この写真よりズングリ見える。こんなところで素人の小生はドギマギ迷いが生ずるのである。

 ようやく見れたから少々ホッとしたのだが、今期のトンボの出現はいつもと異なる印象もある。勿論、科学的根拠など皆無の話なのだが…。


クサイチゴ食べ放題

2014-05-19 | 何よりの楽しみ

Photo_3  クサイチゴが熟してきた。野生のイチゴだから園芸種ほどの甘味は無いが、刈り払いの合間に摘まめるので気分転換にはなる。

 繁茂して藪になったところは刈り残すから結構な範囲に広がるのだが、衰退させたい植物と混在している場所は根元から刈り払われてしまう。Photo_4

 我ながら「もったいない」と思うけれど、ヌスビトハギやササ類の再萌芽を許容する訳にはいかない。

 幼児を連れたママさんグループに「食べ放題」の場所を教えたのだが、子ども達は顔をしかめたり吐き出したりしていた。市販の甘いイチゴと同等とでも思って食べたのだろうか。


所在も名前も判らん…

2014-05-18 | 小父のお隣さん

Photo  トンボを探しにヤナギの林に入った。一瞬、ゴミが飛んできて幹にくっついたので、不思議に思い眼を凝らしたら菌糸が見えた。

 「カビか苔か?」と更に良く見たら、それは蛾の様だった。全く幹に付着した菌糸にしか見えない。

 今も昔も「偽装」華やかなりしままで、昨今は内外で国を挙げて堂々と偽装がまかり通る。しかしながら、こういう偽装は微笑ましくも逞しく許される。

 「吾輩は蛾である。名前はまだ判らん」と夏目漱石なら書き出したいはずだ。この文、文法的にはおかしいか…。この名前、S先生に教えてもらったのだが、書き留められなくて、車に戻った頃には失念した。記憶力の衰えには勝てない。


トンボ池の来客

2014-05-18 | 感じるままの回り道

Photo  トンボ池から人の声がしてきた。見通せる尾根の末端から見たら御一行様だった。

 スタッフの話によると「体験会」とのことで、初めての母子だけなのだそうだ。と言われてみても小生に見分けがつく訳でもなく、全員、何時ものグループと同じに見えてしまう。

 トンボ池もトンボやカエルが定着しただけでなく、こういう活動のコースに入ってしまった。二本足の小さい生物で小生の思惑からはやや外れた対象になるのだが、教育的価値を思うと無下にも出来ない。今のところは「小さい生き物」の範疇で見ている。

 しかしながら生息している生物とは異なるから、環境負荷は生じる。目下のところ、ここが微妙なところで「他に変わる場所が無い」事は承知だが、なんと言ったって箱庭サイズの水辺なので、それ故にいつかは限界が来るのだろう。水辺であるけれど「火車」を抱えている思いだ。


漏水した!

2014-05-17 | 水辺環境の保全

Photo_5  水見回りに行った。泥水池3に水が無い。泥水池4には水があるから「漏水」は明白だった。2と3を結ぶ水路のどこかで漏水しているのは判っていたが、具体的個所が判らなかった。Photo_6

 池の底が見えるまで減水した事態だからこそ「漏水孔」が顕在化する。やはり泥水池3へ入る直前の水路脇から漏水していた。今日の作業開始前に処理をして干上がる前に水が戻りほっとする。

 既にトンボは産卵しているし、ヒキガエルの子たちは山に入り、人気?のなくなった中に僅かなオタマジャクシもいる。このオタマジャクシ、種類が不明なのだ。大きさや数からしてシュレーゲルアオガエルではなさそうなのだが、ともかく干上がらなくて良かった。


今日のトンボ「体色で見れば」

2014-05-17 | 小父のお隣さん

Photo_2  トンボが増えてきた。イトトンボ類、カワトンボ類、中型、大型の種が飛び始めている。

 どういう訳か今春は「ダビドサナエ」が全く観察できない。昨年の下草刈り作業の時には林内に結構な数が生息していた。理由があるのだろうが小生には判らない。Photo_3

 何時もの事ながら、種別や名前の判断はお手上げである。このトンボも、体色で判断すれば同じに見えるが、翅の色が異なり、♂♀の相違あるいは個体差、あるいは別種と疑いは次々と湧いてきて、最後は放り投げるのが通例だ。

 漫画「バカボン」のセリフだったか「おそまつ君」のせりふだったか、「それで良いのだ」…小生の場合。