トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

産卵環境

2014-05-21 | 小父のお隣さん

Photo_6  付け替えた翌朝、落ち口の様子を見に行ったら新たに掘り下げた落ち口の斜面に卵塊があった。シュレーゲルアオガエルの卵塊である。

 落ち口の水路は鍬で掘り下げたからゴルフボール大の窪みなど無かったように記憶しているが、横に開いた窪み、と言うよりカマクラ風の穴に卵塊が詰まっていた。

 土の硬さから言って、シュレーゲルアオガエルが掘れたとは思えないけれど、流れに届かず、かといって遠くもない直ぐ脇の産卵である。 

 既に孵化している場所でオタマジャクシは確認できなかった。水に入れたのかどうか…、気になるところではある。この頃はカエルの合唱も勢いがなくなってきた。産卵期も終盤である。


落ち口の付け替え

2014-05-21 | 水辺環境の保全

Photo_5   隣接するグループが担当する棚田の落ち口を付け替えた。当方には既得権は無いものの「棚田に仕上げるから…」と申し入れして昨年構築復元した棚田である。

 上段の棚との落差を減ずるための中間池なのだが、造成してから再び拡幅したので落ち口の位置が堤の中央になってしまい、水の循環が悪くなった。Photo_2

 そのため落ち口の位置を流入口の反対側まで移動させたのだ。ここは上棚面の下部でもあり、流下させる傾斜を緩く形成できる。今までは木材で落ち口を固めて落水させていた。出水時には棚田を洗掘させるし、中央部の水流も激しくなる。小生等が使用していなくても「見かねて」手を出した次第。まあ「余計なお世話」、「要らぬお節介」の口であるが…。構造は大切なのだ。

 右の写真が従来の落ち口で、上の写真の右上が埋め戻した部分に当たる。影で判明しにくいが上の写真、左側の傾斜路が新しい落ち口だ。これで上段も下段も水が端から端に動くようになった。まあ、密かな自己満足に過ぎないのだ。誰も気にしていない。