沈泥池の拡幅で周囲の岸を掘り取っていたらアオガエルが出てきた。現在、煩いほどの大合唱をしているのはシュレーゲルアオガエル。写真の蛙は左右ともサイズは似ているが同種なのかそうでないのか決め手を欠く。どちらも掘り取り中にあらわれた。
右は姿の確認が難しい「シュレーゲルアオガエル」で左も同じと思えるが、図鑑によれば識別のポイントは「黒目の周り」、モリアオガエルは「赤っぽい」のだそうだが、右は金色に見え左はやや赤みを帯びている。モリアオガエルと思ってもサイズが同じで、冬を越した成体がシュレーゲルと同等サイズとは思えない。
このように「若きベルテル」でなくとも迷いは尽きない。それはカエルだけでなくトンボも植物も、はたまた作業の手順や結果にまで及ぶ。