トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*今日の一苦

2022-05-09 | 温故痴新
            滝の音しぶき涙と散る浪間

             ほろほろと山吹ちるか滝の音   芭蕉

キジョランを緊急搬送救命措置!

2022-05-09 | 小人閑居して憮然
 昨夏8月24日に定植したキジョランの姿だが、それがどういう理由なのか皆目分からないまま次第に衰弱して葉を黄変させつつ落葉が始りこの早春には1枚も無くなってしまった。

 播種し育てた苗鉢を頂いたS先生も原因が判らず困惑の体だったのだから小生に分かるはずも無い。この前後に定植したエノキ林内の近くに小生が育てたキジョラン2本とキジョランと間違ってしまう種子と葉姿のシタキリソウを比較のために定植をしたのだがこのキジョランは冬の間に枯れ死してシタキリソウは落葉させながらも先端芽だけはかろうじて「生きている」姿になってしまった。これらを総合すると「土地に合ってはいない」としか思えないのだがここまで「嫌地」される理由も判明しないままである。
 時折は立ち寄って確認していたけれど復調の兆しはなく既に2本の地上部が枯れるに至った5月「衰弱するだけを見ていても役立たず」とふんぎりをつけ丁半博打に近いものの「いったん掘り上げて自宅で鉢植えで養生」してみる事に決めた。

 定植地では衰退・衰弱の一方だったから鉢上げしたことで更に弱る可能性も大なのだが手をこまねいているよりは行動あるのみなのだ。ここは万が一でも可能性を求めたい。この緊急事態、対応するには「愛・see・you!」しか思いつかない。
 だからと言って丸く収まるのを約束されるわけでも無く、ここは相手との相関関係で「動的平衡」が内在する色即是空・空即是色の摂理道理に委ねるしかなくまあ、疑似恋愛状態にも思えるのであった。去り行くベクトルに扇を振ったところで戻るはずも無く、そうでなければ多少の良き影響は出るだろう。