トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

初めてのタナゴ釣り

2022-05-28 | 何よりの楽しみ
 一昨年はクチボソ釣りだった。腰痛でフイールド作業は控えたが自宅では膝元退屈お爺になってしまうのでカワセミの食材にとクチボソ釣りに出かけたのだ。しかし初めての遊水地ではポイントすら判らず、どこを眺めても一様にしか見えなかった。竿を出し続けたものの当たりすら無くて傷心の帰宅だったのだ。坊主頭をナデナデしつつのトボトボ歩きだったのだが早口言葉にある「坊主が坊主で坊主ナデナデトボトボなーに?」あいやー、謎々だったか・・・。哀号!悲しかった。ガラス越しだがイソヒヨドリの餌を運ぶ姿を見ていると少しだけ癒される。まあ、BBにナデナデされればもっと癒される…。BB弾なら御免だ!。

 それから2年、今度はタナゴ釣りに挑戦したのだ。仕掛けは「タナゴ用」の仕掛けを購入し餌は一昨年の残り物である。この日の空模様は晴れたり曇ったりと安定しない予報なので「魚釣りには丁度良い」と朝食後から出かけてみた。結果的に当たりすらあったのか無かったのか、とにもかくにも練り餌のバラけが早くて餌を付け続けていたような顛末だったのである。およそ二時間強、場所を変え替え3㎞ほど歩いたのはスマホの万歩計が表示してくれた。
 辿った遊歩道にはヒルガオなのか刈り払った部分に咲きそろっていた。「昼顔」で思い出すのはカトリーヌ・ドヌーブだけれど今は貫禄あるおばあちゃん役で頑張っておる。負けてたまるか!。

 昼食を食べつつ「ホンマ、悔しいですう!」では消化が悪いから購入してあった練り餌は破棄して小麦粉と粉乳、集魚剤を混ぜ合わせて練り餌を調合、これを携えて再度の挑戦なのだ。「ポイントです」と聞いていた池では当たりは全くなく切り上げ、午前の釣りで僅かだがウキが動いたような感じがしていた場所まで行って竿を出してみた。
 今度は当りらしきものがある。何回か餌を交換しつつウキを見ていたら何となく調子が判りかけて来た。ほぼ2時間で11匹、ギンブナのバラしが1回、タナゴのバレが数回だったからうまくいったと言えるだろう。

 自宅の池では産卵管が見えていないのだが釣り上げたタナゴには産卵管が見える個体もいる。庭の池での飼育年数は3年になるしその前の年齢を想定すれば繁殖年齢は過ぎているのかもしれない。釣ったのと交代させるか混群させようか少々迷うところではある。