トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*今日の一苦

2022-05-13 | 温故痴新
            水底を見て来たロボット無人潜

             水底を見て来た貌の小鴨哉   丈草

今日のトンボ「クロイトトンボの産卵」

2022-05-13 | 小父のお隣さん
 クロイトトンボも生息数を増やしてきた種である。昨季あたりから尾根突端部にある三日月池内での生息も確認出来るようになって写真は三日月池での交尾産卵を写したのだ。隣り沢からの送水管から出た水は上の池から順次流下して水系を形造っているのだが三日月池は雨水だけに頼っている池で袖群落が茂った斜面の上にあるからクロイトトンボの飛翔能力ではそうは容易く移動できないと思っていたけれど繁殖場所を増やしてきた。

 考えてみれば活動を始めた頃には水系なんてものは存在せず送水も止まったままの管路を復旧させつつ池を掘り広げてきたのだった。故に現在繁殖しているトンボのほとんどはそれ以降に飛来し定着した種であると言って良いだろう。ただ今後の環境維持の手間暇を考えると現在が確認できる種のピークであろうとも考えられるから記録として残しておく必要性を感じる。
 それはトンボだけでなく水系を頼りに繁殖した両生類や食物連鎖で維持できている爬虫類や鳥類などにも及ぶ結果だ。維持管理の手数が今以上に減少すればそれはすなわち「環境の統合失調症」に陥る事必死である。まあ、風景は存在していても後は野となれ山となれ「終末の日の景観」が目に浮かぶ。

        

キシュウスズメノヒエ抜去抜去

2022-05-13 | 水辺環境の保全
 晩秋にも除草は実施したものの、なにせ「水田雑草の悪玉」の一つに数えられる植物だから侵入してしまうと根絶は難しい。水域内を全草抜去したつもりでも短い根茎やランナーが残っていれば容易に勢力を復活する。この勢力を効能に使えば男性型倦怠期ではないあれ、何と言ったか単語が出てこないのだが精力回復に一薬かってくれるだろうか・・・違うな。それから三日ほど経過して思いだした「更年期」

 さて棚田部で抜去に有効だった貝掘り熊手の柄を長くした道具を家に忘れてきたから4本グワでユサユサ揺すりつつ抜去していたのだが刃の間隔が広いから取りこぼしが出てしまう。結局は大株だけ鍬で抜きそのまま陸の埋め立て部へ運ぶ。これを繰り返し残った部分は四つ這いで手取りとなった。まあ、何時もの手太楽であったわい。

 水域にのさばり始めていたキシュウスズメノヒエなのだが抜去してしまうと水面の環境が貧しくなった。そこで繁茂して邪魔になっている部分のミソハギをスコップで抜き取り中央部に移動させた。倒れたままではあるが、おっつけ根を張れば立ち上がってくれるだろうし産卵や羽化台にもなるはずである。
 この植生だけだとクロイトトンボには迷惑な環境だけれど連なった水域を同時に抜去するようなことは行わないから適宜移動しつつ適応してくれるだろうと我が身に好意的解釈で済ませた。

 ➡