トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

クロかカラスか、どっちも黒い・・・

2022-05-20 | 小父のお隣さん
 トンボ池横のノアザミにアゲハが吸蜜している。こんなことは珍しくもないけれど近寄っても逃げ出さず吸蜜を続けているから撮影した。「アゲハ」までは分かっても「クロアゲハ」なのか「カラスアゲハ」なのかの区別がつかない。小生にとって区別がつくかつかないかは大したことではなく「われと来て遊べや親の無いアゲハ」でよろしいのだ。

 何枚か撮影したカットを比べていたら翅裏の模様が赤でなくメタロックブルーに見える1枚があった。表翅の金属光沢は承知していたが裏側までも金属光沢を呈するとは知らなかった。視認している時点では気付かなかった一瞬の位置関係の賜物なのだろう。

  赤

**今日の蓮荷

2022-05-20 | 温故痴新
             管理者さん興味なさそな空の雲
                         海の浪すら放りただよふ
              白鳥はかなしからずや空の青海の青にも染まずただよふ   若山牧水


             無念ゆえ思い溢る知り人の
                         言問う姿面影秘そめ
              夕さればもの思い溢る見し人の言問う姿面影にして   笠女郎

泥水池5の漏水孔潰し

2022-05-20 | 水辺環境の保全
 水域の最終段が泥水池5なのだが、この池の役割は放流路との段差を小さくするクッションの役目があるから湛水されなくても良いのだが、それは流域を流下するに従い水量を減じていくという自然の摂理に委ねた位置づけなのであって、だから「漏水は許される」訳では無い。勝手気ままな漏水孔を温存していくと遂には地下に大きな空洞を作り上げ崩落、そこまで至らなくても漏水孔ネットワークを成長させてしまうのだ。

 そう言う訳で漏水孔潰しは「親の敵」とも思いながら鵜の目鷹の目老眼の目で水見回りを行い発見・補修を繰り返す水商売なのだ。この泥水池5の漏水部はオーバーフロー部の両脇に顕在化し続けて根治出来ていない。山側は道路法面下だし土手側は多発部なのである。今回も6尺ほどの間隔で2カ所の漏水孔が現れた。泥水池4からオーバーフローしてジョボジョボと流れ出ているのに泥水池5はオーバーフローもしていない。これだけで「漏水孔の存在」が確定する。

 今回は土手の背を掘り開いて漏水路を露わにした。漏水孔自体はテニスボールが入るほどの大きさで護岸木の下で通じている。漏水は池の底で発生するのは稀で、大概は護岸木の下からが多いのだ。昔、葦の地下茎が通っていた後、腐食して水が入るとサワガニやアカハライモリなどが入り込み大きくしまた連結してしまう様で根治は難しい。故に自転車操業となってしまう。

 今回は思い切って大きく掘り下げる決意で始めたのだが初期の護岸木が埋没していて、これに沿って漏水孔が続き下降していた。結局、2m以上もある丸太を排除してから漏孔を掘り下げて深い位置から胴突きで固めて潰したのだ。漏水トンネルを深く長く潰す事が再発までの時間を長くすることに繋がるのは「病巣の切除範囲」に通じるものがあるけれど掘り下げて胴突きで固めるのは楽ではないのだ。
 今回は埋もれ木に沿って漏水部がつづいていたからいつもより規模が大きくなってしまったが丸太を抜いた事で埋め戻す土の量が増え、結果として不足し泥でお茶を濁した、いいえ水を濁したのだ。

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