トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**今日の蓮荷

2022-05-15 | 温故痴新
             心なき身にもあはれは知られけり
                         知床起つ浪船もろともの
              心なき身にもあはれは知られけり
                         鴫立つ沢の秋の夕暮れ   西行


             間もおかず浪の荒ぶる春の日に
                         危とも思わず船を出す闇
              ひさかたの光のどけき春の日に
                         しづ心なく花の散るらむ   紀友則

今日のトンボ「クロスジギンヤンマの産卵」

2022-05-15 | 小父のお隣さん
 クロスジギンヤンマの産卵は既に投稿済だけれどようやく会心のと言えないまでもそこそこの1枚を撮影できた。この頃、小生は人間と思われていないらしくトンボは足元に来て自然に産卵行動を行うしカルガモに至っては池の畔を巡っても顧みもせず採餌に夢中の手太楽だ。姥捨て山ではこうして草葉の陰に露と消えてゆく運命なのであろう。
 生きとし生きるものはすべてが来世へ輪廻転生アウフヘーベンするのである。小生は「千のトンボになって…」この場合はウスバキトンボなのであろうが若き日のみぎり、岩手山のお釜の中の黒雲はトンボの大群だった。恐山でなくて岩手山であることが何ともてなもんや三度笠。

 下山途中の麓道で道路わきにジープ数台を止めた自衛隊員が木の上や下でまっ昼中の大戦闘中で大騒ぎしていた。近くに行って理由が判明したのだが「カブトムシの大群」に戦闘行動していたのである。詰めれる容器にたんと詰めて去って行った後は小生の火事場泥棒の出番で、とにもかくにも虫の容器など無いのでコッフェルや袋物を総動員し捕獲、仙台駅近くのデパートで虫篭に入れ替えたのだった。
 そのあと岩木山とねぷた祭りを見るために弘前に向かったのだが、列車の中や弘前駅前で大奮発し手元から消えた。ところで件の自衛隊員、勤務時間内でのサボリ行為については深く反省したのだろうか。今となっては持効であるが…。