トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のエッ!品「そしてまあ、ついに喰ったん誕生日のご馳走⁉」

2022-05-02 | 感じるままの回り道
 フイールドでS先生が「コオロギの缶詰があるけど食べてみます?」と言ってきた。小生、子供の頃は「イナゴの佃煮」「シルクワーム炒り」、生ならアシナガバチの幼虫など普通に食べていたのである。父の世代はタガメも食べていたと聞いたが家の周りにいるカタツムリ、郷里では「ダイロウ」と呼んでいたと記憶するが囲炉裏で焙り塩か醤油で食べていた記憶もある。

 だから「コオロギの缶詰」なんてお茶の子さいさいなのである。街中のジーンズショップの入り口には食用昆虫の自動販売機があり、小生はヨーロッパイエコオロギとアーモンドを食べさせて香ばしく養殖したフタホシコオロギを購入し試食もしている。先日はスーパーの売り場に並んでいた「イナゴの佃煮」を買って食べきったばかりなのだ。
 S先生は「商品開発した試供品」とおっしゃっていたけれど昆虫の大家であっても腹に収める事は別物の様子であった。まあ、それ幸いとフイールドで缶詰を開けて試食してみた。S先生もSさんも一匹で十分だったので小生が残りを頂いた。その場で半分ほど食べあとの半分は夕食用に持ち帰った。

 「ブログの材料にするか…」とネットで価格帯を見て「イナゴの佃煮の写真も欲しい」ので夕食直前にスーパーまで走ったのだが既になかった。常時、在庫があるような商品ではなく時折は並べられる範疇だろうからしょうもない。ネット上の食用コオロギの乾燥品は15gで1000円ほどが相場で自販機で購入したのもそんな価格だったように思っている。
 この缶詰の価格が不明だけれど「クルミとコオロギの佃煮」で、その割合は半々程度だった。質量はクルミが大きいから缶詰の内容量40gでは実質コオロギは20g以下なのだろう。小生、「昆虫食」したいならこの調理法では購入しない。確かに味わいは悪くは無いしクルミの食感や油脂分のコッテリさがあるから同時に咀嚼すればまた別の美味しさが楽しめるとは思うけれどやはり「もろ」が良い。

 スーパーに行った折り、パン売り場に「フォカッチャ」があった。有名メーカー品だし「商品として販売されているのか!」と思いつつ、自作のフォカッチャ以外は口にした事は無かったから参考までに購入し夕食用に一切れ並べた。そのまま食べてみたけれどかなり控えめに評価しても「小生のフォカッチャの方が断然美味しい」としか言いようがない。
 これで天狗になり鼻も伸びようというものだが、適う事なら頭頂の頭髪が伸びて欲しい。まあ、客観的に思索すれば「毛根が失われているだろう現実」では、そういう事はもう来ん!わい。

 思い起こさなくても前の日が誕生日で既に何を食べたか記憶には無いが「特別のお献立」は無かったに違いない。そうすると一日遅れの「誕生日のご馳走」がフタホシコオロギでありました。人生って人生って、幸せというものは忘れた頃にやってくるのね二つ星のグルメ・・・号泣。

*今日の一苦

2022-05-02 | 温故痴新
               目に涙山は残雪初運航
               
                目には青葉山ほととぎすはつ松魚    素堂

今日のエッ!品「たっぷり紅茶葉のビスコッテイ」

2022-05-02 | 何よりの楽しみ
 これも「山菜試食会」用のキッズ御用達の一品なのだ。大人に食わせても先がないが子ども等に喰わせれば先々何かに繋がるのではと言う期待とか希望が持てる。その意味では先行投資でもある。
 最初はフキノトウにしようかと思ったけれど思いなおして「大人の甘味」を試食させる事にしたのだ。そこで小生が午後に小指を立てながら啜る、いいえたしなむ紅茶葉をたっぷり入れて試食させれば二度童としては二度目の餓鬼大将になれる事請け合いだろうと妄想した。まあ、妄想でも夢を持たない人間などは成長は止まるのだ。心掛けが良い小生なので成長はますます続き、頭部は光り輝いておる。
 将来は後光が射し蓮華座に御座します事は間違いないと思っているけれどゲヘナなのか虚無の虚空なのかとんと分かるはずも無いが「信じる事で救われる」。

 馬鹿はさておき、レシピは次の通り。ビスコッテイは簡単で美味しいしバリエーションも容易なのでお気に召している。

             卵         2
             卵黄        4
            キビ糖      120g
            薄力粉      200g
           ベーキングパウダー 小さじ1
            シナモン     小さじ2
            紅茶葉      大さじ2(微塵にする)

 細かい事や五月蝿い事は一切なし。卵黄と卵を十分に泡立てて残りの材料を入れ混ぜ合わせて生地は完成だ。予熱170℃12分が一次焼き、粗熱を取ってステック状に切り、切断面を上下にして更に150℃30分焼いて完成だあ。冷却してから口に入れればカリッとして香ばしい。甘味もほどほどに載っているから昨今のお子様には喜ばれるかも。試食して確認だけで冷蔵庫へアデユー。二度童として餓鬼大将になろうとするなら子分に喰わせねばならん。郷里の田中角栄はそうして罪を為した。今日日の田中は代掻きの真っ最中だろう・・・。小生、恥はかかないように気を付けようなあ。

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              餓鬼大将になったら
              餓鬼大将になったら
              子分百人出来るかな
              百人で食べたいな
              タンポポの上でビスコッテイ
              パックン パックン パックンと    「元歌 まど・みちお作詞/山本直純作曲」